「弱い自分を認める」
強くなることはないです。
弱い自分に苦しむことが大事なことです。
人間はもともと弱い生き物なんです。
それなのに、心の苦しみから逃れたくて強くなろうとする。
誰か自分より強いものにすがろうとする。
言葉を真似し、ファッションを真似する。
自分をなくすんです。
強くなるということは鈍くなるということです。
痛みに鈍感になるということです。
自分の痛みに鈍感になると人の痛みにも鈍感になる。
所詮は錯覚なんですが・・・。
強くなったと錯覚した人間は他人を攻撃する。
痛みに鈍感になり優しさや思いやりを失う。
いいんですよ。弱いままで。
自分の弱さと向き合い、それを大事になさい。
人間は弱いままでいいんです。いつまでも・・・。
弱いものが手を取り合い、生きて行く社会こそが素晴らしい.
☆『 聖者の行進 』 野島伸司 ☆