人間は本当につらいとき、
明るいだけの励ましには
心は動かされない。
(日経エンターテイメント、香川照之)
【shuさんのコメント】
お笑いだけでは、
癒されない心もある、
っていうことに思えます。
やっぱり、
ごまかされない心って、
どこかにあると思うんです。
落ち込んだときには、
お笑いでも見れば元気になるよ、
みたいに思っていたり、
勧められたりしても、
ふっと自分に帰ってみて、
なんか違うなぁとか思ったりする。
もちろん、
お笑いで癒される心もあるから、
「明るさ」っていうのも
否定はできない。
香川さんが続ける言葉。
「今、どん底にいる人には、
『落ちるところまで落ちれば、
あとは這い上がるしかない」
っていう言葉のほうが響きます。」
というのも事実だと思う。
そう言われて、
さらに落ち込む人も
いるかもしれないけど、
それはそれ。
まだ、どん底じゃなかったということ。
それに、人はどん底に落ちるまで、
意外と自分を変えようとしない。
ダメな方法かもしれない、
と分かりつつ、
それまで通りのことを
続けようとしたりする。
つまり、まだまだ、
どん底だと思っていないから、
そういう甘い考えになる。
落ち込みと、どん底は違う。
そして、そこから這い上がるために
自分に必要なことも、また違う。