アンニョン from ソウル~続き

「涙と笑いのソウル生活」のその後

人生最大の失敗

2006-12-08 | 韓国生活
今日とてつもないことをしでかしました。私は普段からあんまり物を失くしたりしないのですが、今日なんとアイスクリーム屋のトイレにかばんを忘れました(実際トイレに忘れたのかどうかも不明なのですが。。。) 忘れたと言うか、トイレから出る時に中に置いたまま出て来て、そのままアイスクリームを食べて、おしゃべりしていた!?

学校の先生と今月日本に帰国する友達2人と一緒に食事をした後、近くのアイスクリーム屋に行ったのですが、2時間ほどしてさあ帰ろうとすると私のかばんがない。中には、お金・クレジットカード・銀行カード2枚・外国人登録証・学生証の入った財布、携帯電話、iPod、家の鍵が入っていました。当然、顔面蒼白 店の人に聞いても届いてないと言われるし、トイレを見てもないし。とりあえずクレジットカードだけはストップしないとだめ!?でも先に警察に!?すでに時間は夜の9時半。家に入るのに大家さんに鍵をもらわないといけないから、とりあえず家に向かいました。大家さんから鍵を受け取って、家にたどり着くと一緒にいた友達の携帯に電話が!なんと延世大学の学生がかばんを拾って、学校の友達に渡してくれていたのです。親切な学生は、着信記録の最後にあった私がその時一緒にいた友達に何度も電話してくれていたのに、友達はマナーモードになっていた携帯に気付かず、結局次に着信記録のあった別の友達に連絡して、私のかばんをその友達に渡してくれたのです。最初は日本人の学生が拾ったと思っていたら、よくよく話を聞くと延世大学文学部1年生の韓国人男子学生だったそうです。トイレに忘れたかばんが、アイスクリーム屋の机の上にずっと置いてあった。。。良くわからないのですが、私もまったく記憶がないので、何がどうなっているのか。でもこうして私のかばんは無事に手元に戻りました。

金目の物を失くしたら戻ってこないと思えと言われていた韓国で遭遇した忘れ物事件。でも忘れたから体験した人の親切。私はこうしていろんな人に迷惑をかけながら毎日を過ごしています。受けた親切をどこかでお返しする日が来ますように。

かばんを受け取った友達が、たまたまその時延世大学の教授と一緒にいたので、教授が学生の名前を控えてくださったようです。近日中には、拾ってくれた学生が誰なのか判明するはずです。とりあえず、ありがとう~

アンニョン from ソウル番外編

2006-12-08 | 韓国生活
私のソウルでの日本人コミュニティ人脈は、この人からスタートしたと言っても過言ではない李茂栄(リ・ムヨン)さんからブログに写真を載せてほしいと言う依頼が。お世話になった李さんのお願いを私が聞かないはずはありません 李さんは、大韓貿易投資振興公社の大阪事務所で働いている方です。一緒に働いていた人の話によると誰にでも本当にやさしい人だそうです。私も初めてお会いしたのは今年の2月か3月だったのですが、昔からの友達のような感じがするほどすぐに親しくなれる雰囲気を持った男性です。

では、李さんです!


前に 担当していた ウンジン食品社(お米ジュ-ス(アチムへッサル)で有名な)さんの 担当者(シンさん)を表敬訪問(ウンジン食品本社)したときの写真。


毎年1回 開催される 韓国最大の食品展示会です。今年の3月にバイヤ-さんたちの 引率者で行ったときの写真。


前に担当していたサンアインターナショナルが運営している三金チェーン(サムギョプサルで有名な)の明洞店前での写真。

李さん、ただいまお嫁さん募集中です 私のメールアドレスにご連絡いただけば、ご紹介いたします(オンライン・ソゲッティング!)。誰がここまで宣伝しろって言ったと言う声が聞こえてきそうな気もしますが、気のせいってことで 

番外編でした~

※ソゲッティングは、韓国語の「소개(ソゲ(紹介))」と「미팅(ミーティング(英語のmeeting)」がくっ付いたもの。ようするに彼、彼女のいない男女を紹介しあうってことです。友達の間でよく行われるようです。



映画「サイボーグでもいい」

2006-12-07 | 映画


年末映画第3弾。この前にもう1作見に行く予定が、都合によりまだ見てません。毎週毎週週末にかけて何作かが公開されています。今日は、歌手のピが本名チョン・ジフンで主演している「サイボーグでもいい(싸이보그지만 괜찮아)」。彼の映画初主演と言うことで、公開前から話題になってた作品です。



映画の前に舞台挨拶があり、パク・チャヌク監督、チョン・ジフン、イム・スジョンの3人が出てきました。チョン・ジフン、緊張のためか笑顔なし。ピは、本当に背が高くて、意外にかっこいいですよ。

さて映画ですが、自分がサイボーグだと信じてご飯を食べない女の子と、彼女がサイボーグでも愛してると言う男の子が精神病院で繰り広げるコメディなのですが、意味わかりません!舞台が精神病院なので、みんな訳わからないことをしゃべっているので余計にせりふがわからないのです。笑えるところはあったものの、何が言いたいのかさっぱりわからな~い 最後エンドロールが流れた瞬間、思わず「エーーーーー」と声が出てしまったぐらい最後も意味不明。なかなか良い映画に出会わないものです 

来週のコメディ映画に期待!?それともハリウッド映画に期待!?


全州

2006-12-06 | 旅行
今日から冬休み。さっそく友達と日帰り旅行へと出かけました。行き先は、ビビンバ発祥の地と言われる「全州(チョンジュ)」。全州のある全羅道(チョルラドウ)は、食べ物がおいしいことで有名。全州出身の女性をお嫁にもらうと、料理が上手で良いなんていわれるようですよ。

朝9時半にバスでソウルを出発。全州までは約3時間です。交通費の安い韓国は、これだけの距離をバスに乗っても料金10,500ウォン(約1300円)です。たまたまバスの中で隣りに座ったお兄さんが全州出身で、話しているうちに全州に知り合いがいないならちょっと案内してあげるよと言う話に。このお兄さん別段変な人ではなく、海外から来た人たちが韓国人は親切だったと良い印象を持って帰ってほしいからと言う純粋な理由からそう言ってくれたのです。日本では考えられないけど、韓国ではありえる話なのです。

全州に到着して、まず向かった場所はもちろんビビンバの店。友達の友達お勧めの“カジョクフェガン”。いつも食べているビビンバより具沢山で、コチュジャンは自家製。正直言うと違いが良くわからない。。。それでも市販のコチュジャンとは確かに味が違いました。とにかく今回の旅の目的を達成できて大満足

全州は朝鮮時代の始祖「李成桂(イ・ソンケ)氏」縁の土地です。韓国の中で李さんはたくさんいますが、この李成桂氏につながる人たちは「全州李氏」と呼ばれ、先祖を辿ればみんなこの人に繋がっていると考えられています。お兄さんも李さんなのですが、慶基殿(キョンギジョン)にある李成桂氏の絵を見て「僕のおじいさん」と言ってました。もちろん本当のおじいさんと言っている訳ではなく、自分の先祖の何十代か前は李成桂氏だからだそうです。これも韓国的な考え方ですね。ひとしきりお兄さんに歴史の講義を受けた後、伝統家屋のある場所を散策、ここで自宅へ戻るお兄さんとお別れ。お兄さん、本当にお世話になりました~

それから私たちは、韓紙を使った工芸品を作りました。友達2人は鏡、私はトレイを作成。同じ時間に来ていた小学生20人ぐらいの隣りでやっていると、先に終わった小学生たちが覗きに。人懐っこい男の子が「何してるの~」と聞いてきました。子供の目には、私たちが韓国人に見えるようで、何の抵抗もなく話しかけてきます。子供っておもしろい!寝不足がたたって最後はもうろうとしながら作っていたので、良く見ると模様がおかしい私の作品です。



少し街を散策してから、バスターミナルへ向かうためにタクシーを拾おうとすると、デモのため(FTA反対のデモ!)道が混んでいる模様。交通整理をしていた警察官に聞くと道の向こうでタクシーを拾えば良いとのこと、でも寒空の中しばらく待ってもタクシーがなかなか来ない。ここでなんと警察官が自分の携帯で電話をしてタクシーを呼んでくれました~ 考えられないですが、これまた韓国的と言うべきか。警察官のおじさん、ありがとうございました~

こうして全州への日帰り旅行では、いろんな人にお世話になりながら楽しんで帰ってきました。

2006年秋学期 卒業式

2006-12-05 | 韓国生活
今日は秋学期最終日でした。そして6級の学生は卒業式です。



今回の卒業生はなんと78名。他の大学の語学堂に比べると、格段に数が多いです。私が勉強していた4級は、1~12班まであったので、単純に計算しても150名ぐらいの学生がいます。それが6級までいくと半分ぐらいになるってことでしょうか。

今回の卒業生の中には、1級から6級まで1日も休まずに出席した日本人の男性学生がいて、その努力を称えて記念品が授与されました。1年半の間、1日も休まずに出席するのは本当に大変なことです。私から見ると、卒業しただけでもすごいことなんですけどね~ 今の自分の実力から考えると卒業するのは並大抵のことではないのです。語学学校と言えども、延世は上の級に進級するだけの実力がないと判断されると、どんどん落とされます。卒業生は本当にすごい!

今期の卒業生代表はアメリカ人の女子学生。



お母さんが韓国人で、韓国へ来るまでは韓国語はほとんどしゃべれなかったそうです。でも卒業を迎えた今は、流暢な韓国語であいさつをしていました。司会をしていた先生が、「本当に韓国語が上手ですね。どこの語学堂で勉強したんでしょうね。」と冗談を言って笑わせていたましたが、本当にすばらしいスピーチでした。漢字を知らない西洋人が、70%が漢字から来ている単語を使っている韓国語を勉強するのは大変なことです。中国人、日本人は、漢字を知っているだけでやはりアドバンテージがあります。だからなおさら英語圏から来た人が流暢な韓国語をしゃべっているのを見ると、かなり努力したんだだろうなと思うのです。天晴れ~ 拍手です

私も半年後には、無事卒業式を迎えられるようにがんばらないと。

それでは~

韓国版年賀状

2006-12-04 | 韓国生活
今年も残すところ1ヶ月を切りましたね。時の経つのは本当に早いものです。そして12月に入りクリスマスカードを送る時期がやってきました。毎年海外の友達にクリスマスカードを送っているのですが、今年は韓国から出すので、韓国っぽいカードが良いな~と思っていたところ、こんなものを見つけました 韓国版年賀状とでも言いますか、郵便局が出している年始の挨拶カード。



全部で10種類以上あって、600ウォンから1500ウォンぐらいの値段です。おまけに250ウォン分の切手付きです。封筒の右上に赤く見えているのが切手なのですが、新年に福を一杯もたらすように「豚(韓国語で福が「ポク」なので!)」です!

このカード値段の割にはとても豪華に作られています。模様の部分が立体的になるように、このように金色の縁取りをして、めでたい模様(右から亀、鹿、鶴)が描かれた紙が貼ってあります。



そして中には、透かし模様のの入った紙まで付いています。

デザイン的には、クリスマスと言うよりは新年なのですが、かなり韓国ぽいデザインで私は気に入っています。でもきっと海外の友達は、何が日本で、何か韓国なのかはわからないと思いますけどね。

実は買ったのは先週なのに、期末テストがあり、テストが終わってからは、毎日遊んでいたので。。。一通も書いてない。早く書いて出さないとクリスマスに間に合わない!急げ~

それでは~


映画「夏物語」

2006-12-03 | 映画


年末映画第二弾。イ・ビョンホンとスエ主演の「夏物語(原題“그해여름(あの年の夏))”」。1969年を舞台にした映画で、田舎に行った大学生がそこで出会った女性と恋に落ちると言うストーリーです。お互い好きなのにもかかわらず、時代の流れに逆らうことができず。。。美しくも悲しい恋物語 この映画は絶対日本でも公開されると思うので、まあ見ても良いかも。ちなみに私はかなり泣かされました ただもう一回見たいかと聞かれると、そうでもないかもと言うのが私の正直な感想です。イ・ビョンホン氏、聞き取れないからもうすこしはっきりしゃべってくださいとお願いしたかった~ お願い聞いてもらえるはずもないですけど。

さて今回も舞台挨拶がありました。ソウル市内でもかなりの数の映画館で公開しているので、舞台挨拶もあちこちでしているようです。俳優さんたちも映画館のはしごで大変です。



でも同じぐらい大変なのが、このために訪韓している日本人ファンかも!? 普段は学生しかない新村に、日本人観光客が一杯。映画館で日本語があちこちで聞こえると言う、とても不思議な現象が。ここは日本!?と錯覚せんばかりの状態です。私が見に行った時間も前方は日本人で(年齢層高いです)埋まっています。それもその前の回も舞台挨拶があったので、引き続きいるようで。。。舞台挨拶が終わったら、映画も見ないで出て行った人たち約20名。もしかしてもっとだったかもしれないです。韓国人からは「映画も見ないで行っちゃうよ~」と言う声とざわめきが。イ・ビョンホンに花&プレゼントを渡そうと駆け寄るファンもいましたが、大物だけにガードは固かったようです。

映画の印象より、ファンのインパクトの方が強かったかも。。。

ライオン・キング

2006-12-02 | 舞台
またもや一気に気温が下がり、木枯らしの吹くソウルです。

その中を「ライオン・キング」を見に行ってきました これは劇団四季がこちらでオーディションをして、韓国のミュージカル俳優たちを使って公演をしているものです。聞いたところによると、主役級に在日韓国人の四季団員も入っていたようです。日本の劇団四季が韓国に進出すると言うことで、韓国ミュージカル協会が当初は反対していたようです。でも結局は、この公演により観客が動員できて、長い目で見れば韓国のミュージカル界にもプラスになるという結論に至ったそうです。でも即効でミュージカル俳優養成に力を入れる案を政府に提出しているところが、韓国らしい。

場所は、ロッテワールドの真向かいに出来た新しい「Charlotte Theater(シャルロッテ劇場)」です。地下鉄の駅からも近く便利な場所にあります。名前の通り「LOTTE(ロッテ)」が作った劇場です。



私達は午後2時からの公演を見に行きましたが、劇場内ほぼ一杯。昼間と言うこともあって家族連れが3分の1ぐらいだったでしょうか。私は今年の3月に韓国のミュージカル「ジギルとハイド」を見て、韓国のミュージカルのレベルの高さに衝撃を受けたので、今回も期待大



私は日本の劇団四季の「ライオンキング」もブロードウェイも見ていないので、他の「ライオンキング」と比較できないのですが、演技はもとより、舞台装飾、衣装、照明効果。。。すべてが素晴らしかったです。そして何より、あの声。韓国人の発声方法は、日本人とは違うのかな。マイクを使っているとは言え、すごい声量です。歌も上手い!

そうそう途中でハイエナが出てくるのですが、シーンとなった瞬間に客席から子供の声で、「무서워~(怖いよ~)」。確かに子供が見たら怖いよね。

期待を裏切られることなく、本当に素晴らしい公演でした。最初はチケットが高かったので躊躇したのですが、9万ウォン(11,000円)払った価値がありました!

この公演は、ただいまオープンランなので、お客が入れば期間はどんどん延長される予定になっているようです。どこまで続くかも楽しみです。では~



ソウル歌謡大賞

2006-12-01 | K-POP
私、すごいものに当たりました。毎年年末に開催される日本で言うレコード大賞、「ソウル歌謡大賞」のチケットゲット!これは携帯電話で申し込みをして抽選でもらえるチケットなので、ただと言えばただですが、私はサイトで「応募」を1回クリックしただけで当たったので、とてもラッキー



「ソウル歌謡大賞」なのに、なぜか場所はソウル中心部から約1時間離れた一山(イルサン)市。そこにある国際展示場(KINTEX)で開催されました。1年の締めくくりと言うこともあって、普段は見ることのない演歌部門なんてのもありました。会場には、日本からツアーで来たと思われる方々もチラホラ。きっと高いお金出して来たんだろうな。チケットタダなのね。しかし日本人何でもツアー組んで来ますね~

さて私が一番嬉しかったのは、SG Wanna Beが生で“사랑한다는 말(愛の言葉)"を熱唱してくれたこと。本当歌上手いです。今年、日本でもコンサートをしたようですが、チケットは完売だったとどっかに書いてあったような。俳優だけでなく、K-POPスターも続々日本進出してますね。こっちでも中には顔が良いだけで下手な歌手もいますが、全般的に韓国の歌手は歌が上手いような気がします。SG Wanna Beはとても良いので、ぜひ機会があったら聞いてみてください。お薦めします。



今回も、大賞は予想通り「東方神起(トンバンシンギ)」。これまた予想通り、来ているのは90%が女子高生。特に東方神起とスーパージュニアは本当すごい人気です。しかし、あの高校生の叫び声は何度聞いてもすごい。叫んだ後で、「頭が痛い~」って言ってたので、東方神起のコンサートなんかに行こうものなら、叫び過ぎて死ぬんじゃないかと思うのですが。。。まあコンサート会場で死者が出たなんて話は聞かないので大丈夫か。



こうして3時間半の歌謡大賞を楽しんできました~