アンニョン from ソウル~続き

「涙と笑いのソウル生活」のその後

韓国小学校事情

2006-12-11 | おもしろ韓国人
12月に入り、街はクリスマスのライトアップが始まっています。今週金曜からは韓国版ルミナリエが始まります~ でも外は寒いからあんまり歩きたくない!

さて、最近私のバイト先に在韓約10年の日本人女性がやって来ました。27歳にして3児の母。この年にして独身の私とは大違い。。。 まあ人生それぞれってことで。さて、彼女の一番上の息子はただいま小学1年生。韓国の小学校の話を聞いていると驚くことばかりで。あまりに驚いたので、ちょっとご紹介します。

まず、小学校低学年は小さくて掃除できないから、子供達のオンマ(お母さん)が毎日掃除に行きます!考えられないけど、本当です。働いているお母さんは免除される学校もあるそうですが、中には免除されない学校もあるとか。小さくても掃除できますから~

小学校には「名誉先生」と言う人たちがいます。この人たちなんと生徒のオンマです。「名誉」って使い方間違っていると思いますが。この「名誉先生」たち、課外授業があると一緒に付いて行ったり、授業中もアシスタントのような形で手伝っているようです。もちろんボランティアです。「名誉先生」たちは、遠足の時も生徒と同じバスで行きます。他のお母さんが参加したい場合は、実費で参加します。って言うか、小学校の遠足になぜにお母さんが参加するの~

図書館にもオンマがいます。図書館って普通図書館司書の資格がないと働けないのでは!?これも言うに及ばすボランティアです。

小学校入学第1日目。彼女の息子は学校のカーテンを持って帰ってきたそうです。何で???洗濯して持って来いってことだったようです。信じがたいですが、本当です。

そして小学校1年生でも自分のブログ持っています!学校にコンピュータの時間があって、一人一人が学校からIDをもらうそうです。ポイントを集めることもできて、集めたポイントで自分のブログを飾る装飾品を購入することができます。ポイントは、宿題をしたり、日常生活の中でやったことでポイントが与えられるそうです。そしてベストブログを選ぶコンテストもあるそうで、その時には全然知らない高学年の生徒から掲示板に書き込みがあって「私に投票して~」と言われるそうです。コンピュータを使って礼儀のない行動をするような小学生のことを「초딩(チョディン)」なんて呼ぶ言葉も出来ているようです。最初はただ単に「小学生」と言う意味だったのに、いつの間にかコンピュータを使って問題を起こす子供達のことを指すようになったとか。

話を聞いているとこの国で子育てするのは大変かも~ だから出生率がどんどん下がってるのかな。今や韓国は日本より出生率低いですよ。何の対策もなされていないところに先行き不安なものが。

現在の韓国のほんの一面でした~