アンニョン from ソウル~続き

「涙と笑いのソウル生活」のその後

慶州パート6

2006-09-30 | 旅行
ここ1週間ほど、まるで夏が戻ってきたかのような日差し。この秋晴れ、子供の頃の運動会を思い出すようなお天気です。こっちもこの季節は運動会をするようで、近所の小学校では「運動会」の垂れ幕がかかっています。

さて、慶州旅行の報告も大詰めです。
最後に行ったのは、韓国最大の朝鮮王朝時代の両班(ヤンバン-日本で言う貴族でしょうか)の村。「良洞民俗村(ヤンドンミンソックチョン)」。村全体が文化財として指定されていて、民俗村と言っても、人工的に作った村ではなく、今もちゃんと人が住んでいます。月城孫氏と驪江李氏一族によって形成されていた両班の村で、今でも両家の本家はここに残っています。村の中には、もちろん孫さんと李さんと言う名字しか存在しません。1993年には英国のチャールズ皇太子も訪れたそうですよ。

孫氏の本家


李氏の本家


こんな具合に韓国の時代劇ドラマなんかに出てくる家の作りそのままの家屋がそのまま残っています。



萱葺の家屋もちらほら。日本の萱葺とはちょっと違って、丸みを帯びた屋根で、日本ほど厚みがないです。オンドルがあるから、そんなに厚くしなくても寒さをしのげるんでしょうか。

この村へは慶州市内からバスで40分ぐらいなんですが、さすがに私たちのようにバスで行く人はいないようで、韓国人は観光バスもしくは自家用車で来るようですよ。バス停から歩かないといけなくて、人っ子一人いない道路を秋の日差しを浴びつつ10分ほど歩くとやっと村の入り口到着。ここはなんと日本語の説明書もあった上に、案内所の女性は日本語もしゃべれましたよ。

村の印象ですが、確かに伝統家屋が残っていて良く保存されているとは言え、鄙びた感じは否めないです。近くに小学校があったので、子供もいるとは思いますが、伝統と一族のプライドを守りつつ暮らすのは大変なことだと思います。

村を一回りして、帰りは途中にあった駅に人が待っていたので、これはもしかして汽車が来るかもと思い、待っていたおじさんに聞くと5分ぐらいで来るとのこと。駅とは行っても



こんな感じですよ。

そして無事慶州駅へたどり着きました。次回はいよいよソウルへ向かいます!

慶州パート5

2006-09-29 | 旅行
新学期も始まったと言うのに、未だに慶州の話題です。あまりにも見所一杯で、伝えきれないことの方が多い!

さて、今日は、慶州でも最大の古墳群「大陵苑(デヌンウォン)にある「天馬塚(チョンマチョン)」です。ここは数ある古墳の中でも唯一中が公開されています。



その名にもあるように、天を翔る馬が描かれた泥除けが発掘されました。ここも他の同様に説明書が一切なく、中をふらふらと歩いていたら、ちょうど英語の通訳をしているガイドさんが。。。展示品を見ているふりをして後ろで説明を聞かせてもらいました。実はこの泥除けも最初は古墳の中の遺体にかぶせてあったものだとばかり思っていたのですが、実は乗馬に使う泥除けだったことがガイドさんの説明でわかり納得~ やっぱりガイドさんと周るのが一番だよ~と思った次第です。古墳の中も石を積んで中が空洞になるような作りになっているようなのですが、発掘の時に一気にいくと石が下に落ちて空洞が埋まってしまうので、慎重に少しつづ取り除いて空洞の中に埋められていた棺を発掘したそうです。棺の中には、黄金の装飾品を身に着けた男性が見つかっています(ここまでガイドさんの受け売り~)。この男性がつけていた王冠は、これまで発掘された中では最大だそうです。本物は慶州博物館に展示してあります。

この日も暑かったのですが、古墳の日陰の方で横になっている熟年カップル。子供用のガイドさんと周る小学生。アイスクリームを食べる家族連れ。といろいろな人が秋晴れを楽しんでいました。さすがに日本人は少なく、私たち以外は、2人組みのおばさましか見かけませんでした。

そうそう、この大陵苑は夜10時まで空いているのですが、なぜか閉園時間を過ぎても音楽が流れている・・・私たちが宿泊したサランチェがここのすぐ横だったので、星を見に夜中に散歩に出かけたら、なぜか大陵苑から音楽と説明が流れている。ちょっと不気味でした。ただの消し忘れ!?

実は慶州まだ続きます

慶州パート4

2006-09-28 | 旅行
いよいよ慶州へ来たら必ず見ておくべき名所「仏国寺(プルグックサ)」と「石窟庵(ソックラム)」。両方とも1995年に世界文化遺産に登録されています。

慶州市内からバスで30分ぐらい田舎道を走ると「仏国寺」へ到着します。751年に金大城が両親のために建てたと言われています。新羅の建設技術と仏教思想を垣間見ることができ、お寺全体が仏国浄土を表現しているそうです。建物の色彩は、ソウルにある宮殿に似通ってはいるものの、お寺だけあってそこに仏教画が描かれているのが珍しかったです。



ほとんどの建物は再建されたもので、境内にあるこの釈迦塔と多宝塔が建立当時のものだそうです。



慶州はこれだけ観光地になっているにもかかわらず、各観光地に説明のパンフレットがまったくありません。ガイドと一緒に行かなかった私たちはどうも見逃したところが多かったようようです。ここは秋は紅葉、春は桜の名所でもあるので、その季節に合わせて行くとさらに良いかもしれません。

次は、「石窟庵」。仏国寺からさらにバスで10分ほど山道を登ると到着します。ここにはガイドブックを見ると必ず出てくる有名な石の仏像があります。写真で見るととても大きく見えるのですが、実際は奈良の大仏なんかよりは2回りぐらい小さいです。でも花崗岩で作られた仏像の顔はとてもおだやかで、素晴らしい仏像です。ここも金大城が両親のために30年かけて作った寺院です。元々は自然の石を切り取ってドーム型にし土をかぶせ、その中に仏像が設置されていたのですが、植民地時代に日本人が解体し元に戻さなかったために通気が悪くなってしまったそうです。今は保存のために、ガラスが前にはめられ、中にも入れなくなっていますし、写真も撮れません。こんな話を聞くと本当に悲しいですね。

ちなみにこの注意書きなぜか韓国語と英語のみ。一緒に行った友達は中国に住んだ経験があるので、中国語で書くべきだとポツリと言ってました。



「石窟庵」から眺める景色は、海まで見渡せます。私たちが行った日は、快晴だったので、ラッキーにも海まで見えました。山の向こうに見えているのは海です!



この時期、どこへ行っても小学生に遭遇します。ここも観光客より、小学生が多かったですね。

では~


慶州 デザート編

2006-09-27 | 旅行
ソウルには、ソウルにしかないお菓子はないですが、慶州にはあるんですね~ ここでしか食べられないお菓子!

まず一つ目がその名も「慶州パン(キョンジュパン)」。市内を歩くとあちこちにキョンジュパンのお店がありますが、一番有名なのは3代続く「皇南(ファンナム)パン」と言う名前のお店。パンと言う名前は付いていますが、日本で言うとおまんじゅうに近いものです。薄い皮にこしあんが一杯入っています。熱々の出来たてもおいしかったですが、冷めてもおいしい!あんこは日本のより、中国の胡麻団子に使われている餡に似てます。皇南の本店へ行くと、20人ぐらいの職人さんたちが手際よく作っています。これは慶州でしか買えないと思っていたのですが、1時間ぐらい離れた東テグ駅でも売ってました~ まあ、でもたぶんここぐらいまでしか進出していないと思われます。



次は、糯麦パン。糯麦(もちむぎ)は聞いたことがなかったのですが、弾力があるところを見るともち米の麦版!?韓国語では、찰보리빵(チャルポリパン)と言います。辞書で引くともち米のことのようなのですが・・・ この糯麦100%で作った生地にあんこが挟まっている、どら焼きのようなお菓子です。二口サイズのどら焼きって感じです。これに入っているあんこもキョンジュパンの餡に似ています。糯麦パンも市内あちこちにお店があります。



なぜかどれも箱入りは、20個からだったりするのですが、言えば一個売りしてくれます。キョンジュパンは一個500ウォン(60円)、糯麦パンは1個400ウォン(48円)。糯米パンの方は、2つくださいって言ったらおじさんが3個の方が安いからと1000ウォンで3つくれました。

慶州は梨も有名らしく、日本の幸水に似た梨が道端で売られていました。くだもの屋で売っていたぶどうも、ソウルで見るより匂いも良く、見た感じも新鮮でおいしそうでした。地方ならではなんでしょうかね。

次はいよいよ慶州の一番の有名どころ紹介です

慶州 食べ物編

2006-09-26 | 旅行
旅行に行ったら、その土地の名物を食べるのが何よりの楽しみ。と言うことで、旅行中に食べたもろもろを紹介します。

まずは、おそらく一番有名な「サムパブ」。これは野菜にご飯と海産物やお肉を挟んで食べるもの。何がすごいって出てくるお皿の数です。



これで2人分。焼き魚が一匹しかいないのは、食べたからではなくなぜか一匹しか出てこなかったのです。本当は二匹のはずだったのに。「サンバプ」のお店は数あれど一番の有名所は「瑤石宮(コソックン)」。値段が高いので、私たちは普通の店に入ったのですが、正直期待はずれ これで一人分8000ウォン(1000円弱)とは言え、やっぱり同じ食べるならお金出してもおしいのが良い!今後の教訓ですね~ 次回行くことがあれば有名店で食べてみたい!

しかしです。慶州で出会いました。安くておいしいもの!それは「純豆腐(スンドゥブ)」。2日目に行った仏国寺(プルグックサ)の近くで入った食堂で、慶州名物純豆腐を食べたら、これが本当おいしかったのです。ソウルで食べる純豆腐と違って、おぼろ豆腐のような豆腐。辛さも控えめで何ともおいしい!そしてお値段5000ウォン(600円)。一緒に食べたカルビタンも絶品でした。本当は他の店に入りかけてたら、その店はなぜか閉まっていて、通りがかりのお姉さんが連れて行ってくれたのがこの店。実はお姉さんはこの店の人だったんですけどね。



3日目のお昼に行ったのは山奥の本当きたない食堂。



しかし手打ちのうどん登場。私が食べたのは日本のそうめんに似たものだったので、普通でしたけど。手打ちうどんはおいしかったです!店が汚くてもまあ許しましょう。料理が出てくるのを待ってると、店のおばあちゃんがおもむろに自家製で出来たての「薬果(ヤッカ)」を持ってきてくれました。「薬果」は小麦粉に蜂蜜や砂糖を入れて油で揚げたお菓子です。揚げたてでおいしかったです。ちなみにうどんは3000ウォン(360円)!安くてもおいしいものは一杯ありますね~

まだ慶州続きますよ~ それでは~







慶州パート3

2006-09-25 | 旅行
今日から秋学期が始まりました。12月までのスケジュールが出たので、この秋をどう楽しむか早く計画立てねばと遊ぶことばかり考えています。でも短い紅葉の時期に、名所は見ておかないとね~

新学期は始まったものの、私の初めての地方旅行の報告はまだまだ続きます!

さて地図で見ると広そうに見える慶州ですが、実は市内は十分に歩ける距離に遺跡があります。

サランチェのアジュンマのアドバイスに従って、夜に行った「臨海殿(イムヘジョン)跡」。なぜ“跡”かと言いますと、674年に建てられた統一新羅時代の離宮だった「臨海殿」は、その後朝鮮時代に廃墟となって、今建っているのは1975年の発掘調査で確認された形を復元したものなのです。



ライトアップされた建物が池に映って、本当に神秘的な雰囲気をかもし出していました。そして周りは田んぼしかないので、聞こえるのは秋の虫の声と池にいる蛙の声のみ。ソウルでは考えられない~

「雁鴨池(アンアップジ)」と呼ばれるこの池は、池の周りに遊歩道があり、風歩道沿いにライトが設置されていて1周ぐるりと歩けるようになっています。残念ながら私が一緒にいたのは女友達だったので、お互い素敵な男性じゃなくてごめんね~と言いながら、暗い池の周りを散歩しました。そう言いたくなるぐらいロマンチックな雰囲気なのです。私たちが言った夜は、カップルも少なかったですが、全体的に人もまばら。カメラ小僧ならぬおやじ達が夜景の写真を一生懸命撮っていました。

ここで満天の星空だったら、さらによかったのですが、雲がかかっていたのか星はまったく見えず。ソウルでは見えない星も、慶州だったら見えるかと思ったのに~ 残念!

次は慶州名物かな~





慶州パート2

2006-09-24 | 旅行
新羅の時代、千年もの間都として栄えた慶州。今は市内に世界文化遺産が点在する歴史の街です。

おじさんたちが農作業をする横には、当たり前のように古墳群があります。この辺りは「慶州歴史遺跡地区」として世界文化遺産に登録されています。

まずは街の散策を兼ねて、遺跡巡りへと出発。
(1)国立慶州博物館
黄金の国と呼ばれた新羅だけあって、金細工が数多く残っています。これもその1つ。黄金の王冠です。この時期、課外授業で博物館で勉強をするのか、小学生と思われる子供が一杯でした。博物館の中、走りまわって。。。もう少し静かに見たかった。。。


(2)現存する東洋最古の天文台「膽星台(チャムソンデ)」
陰暦で1年を意味する362個の石で出来ています。新羅時代の科学的水準の高さを物語る建造物でもあるようです。


(3)この旅の目的の1つだった「鶏林(ケリム)」。ソウル市民大学の講義で、新羅と京都の関係の話の中で出てきたんです。ここは、現在まで続く慶州金(キム)氏の始祖が生まれたと言う伝説の残る場所です。

どんな伝説が残っているかと言うと、「西暦65(脱解王9)年のことです。瓠公(ホゴン)という人が半月城(パヌォルソン)のそばを歩いていると、始林というところがキラキラと光っているのを見つけました。その場所には天から紫色の雲が伸びており、見ると木に金色の櫃がかかっているではありませんか。その木の下では鶏が何かを知らせるかのように声高く鳴いています。これはただ事ではないと驚いた瓠公は、時の王である脱解(タルヘ)王に報告をしました。すぐさま王が始林まで駆けつけ金の櫃を開けてみると、なんと中から美しい男の子が出てきました。大いに喜んだ脱解王はこの男の子を閼智(アルチ)と名付け、また金の櫃から生まれたとして「金」の苗字を与えました。このとき与えられた金の苗字が現在まで脈々と続く慶州金氏の始まりです。」
この金閼智(キムアルチ)が、新羅の王家の王子となったので、この場所は王家のルーツに縁のある場所でもあるんです。新羅初期の時代からある林も残っているので、2000年の歳月を感じさせる場所。私たちが行った時は、人っ子一人いなかったので、鳥のさえずりだけ聞こえる林でしばし歴史を感じながら散策。実は、ここは通常お金を払って入らないといけないのですが、誰もいないのでそのまま中へ。でも誰もいなかったおかげで、この建物の中にあるはずだった、1809年に建てられた伝説を刻んだ碑も見れなかった

今日は、ここまでで~ まだまだ続きます



慶州パート1

2006-09-23 | 旅行
秋も深まりつつある韓国。今回初めて地方へと足を延ばしました。行き先は、歴史の宝庫、屋根のない博物館と呼ばれる「慶州[경주](キョンジュ)」です。コンビニを見かけるより、古墳に遭遇する回数の方がはるかに多い。そんな所です。天気にも恵まれ、旅行を満喫して帰って来ました!

慶州はソウルからバスで4時間半。半分ぐらい寝てたので、あっと言う間に到着しました

いろいろ紹介したいことはあるのですが、まずは宿泊先。今回は、一度は体験したかった伝統家屋へ宿泊する「民泊」にしました。慶州は町全体に高層の建物もなく、伝統家屋が数多く残っています。要するにかなりの田舎です。山に囲まれ、この季節青々とした田んぼが広がっています。私たちが泊まった「사랑채(サランチェ)(http://www.kpstay.com)」は、その街の中心部の住宅街の中にありました。

サランチェはちゃきちゃきしたアジュンマが切り盛りしているようで、アジョッシはアジュンマの言う通りに掃除をし、買い物に行き・・・ そして観光のことは聞けばすべてアジュンマのアドバイスしてくれます。私たちもアドバイスのもと2泊3日の慶州旅行の詳細を決めました。それは追々報告するとして、私たちが宿泊したのは、2段ベットのあるダブルルームで、部屋にトイレとシャワーが付いて1泊30000ウォン(約3600円)。これは一部屋3万ウォンなので、2泊しても一人3万ウォンと言うことです。他にトイレ&シャワーの付いていない部屋もあったので、外に共同のトイレとシャワーもありました。1日目の夜に友達が夜中にシャワーを浴びていて、途中でお湯が出なくなったアクシデントはありましたが、掃除は行き届いているので快適です。お湯がでなくなったのは、たぶんガスの元栓が締められたから!?そして朝ごはんは、トースト、卵、コーヒーがセルフサービス。それにしても本当安い!

伝統家屋の宿泊施設なので、外国人ばかりが泊まっていると思いきや、韓国人の家族もちらほら。でも圧倒的に欧米人の宿泊客が多かったです。朝しか会わないので、あまり話もできなかったのですが、私が話をした男性はデンマークからアジア旅行に来ていました。仕事を辞めたばっかりなので何と半年の休暇だそうです。韓国、中国、香港、台湾と周る予定だそうで、本当うらやましい。

快適なホテルでの宿泊も良いですが、もっとアットホームな雰囲気を楽しみたいなら「民泊」が良いですよ~ 次回は桜の時期に慶州に行きたいな~

今週のブログはたぶん慶州特集です!



おもしろソウルパート8

2006-09-17 | おもしろソウル
街に出ると日本人が多いな~と思っていたのですが、日本は3連休でしたね。その休みに併せて近場のソウルへ来ている日本人多数のようです。

南門市場を歩くと、そんな日本人観光客に怪しい日本語で「本物の偽物あるよ~」と呼び込みのお兄さんの声が。中国と並んで偽物大国の韓国では、偽物中の偽物“A級コピー”と言われるものがあって、これは専門家が見ても違いがわからないとか(学校の先生情報!) そんなすごい韓国で、偽物とは言いがたいけど、これって合法ですか?と言いたくなるものがあります。それは靴のオーダーメード。

もちろん貧乏な私が靴のオーダーメードができるはずはないので、日本から来た友達を連れて行きました。○子ちゃん、またネタ使わせてもらいます!場所は梨泰院(イテウォン)です。写真の靴は出来上がって日本に送られたものですが、元のデザインはPRADAです。もちろん色は違うし、ヒールの高さも違いますが、デザインはそっくりそのまま~ 友達の足は、店のお兄さん曰く、長さは23センチだけど、足の甲の高さが23.5センチの靴の高さだそうです。それを聞いた友達は、これまで靴選びが大変だった訳がわかって納得だったようです。

手順は、雑誌の切り抜きなどから好きなデザインを選択 → ヒールの高さを決定 → 皮を選択 → 足の採寸 終わりです。作るのに1週間ぐらいかかるので、大抵は郵送のようですが、郵送料も1500円ぐらいと安いです。ちなみに○子ちゃんが作った靴は、お値段120,000ウォン(14,500円ぐらい)です。採寸をしてくれたお兄さんの手際の良いこと。お兄さんの手際の良さに惚れました。

お店紹介
甲富洋靴店(カップヤンファジョン)
梨泰院駅①番出口出てまっすぐ行くとKAB JA WONとでかく看板が出ているので、その中を入ると奥が靴屋です。お兄さんはパク・シニャンを普通の人にしたような感じ(意味不明!?)。

日本では到底無理な靴のオーダーメードも(私だけかも。。。)韓国ではこんなに簡単に出来ますよ~
一足いかがですか?

それでは~

緑茶ブーム

2006-09-15 | 韓国の食べ物
韓国では(ソウルでは!?)空前の「Well-being」ブーム。何じゃそれって感じですか?健康な生活を送ろうってことでしょうか。体に良いもの食べようってことでしょうか。たぶんそのブームの流れだと思うのですが、緑茶もブームです。

中でもこの緑茶を売りにしているカフェが「O'SULLOC」。韓国語でも緑茶は、「녹차(ノクチャ)」。漢字のハングル読みです。韓国ではカフェの飲み物が普通の食事代ぐらいするので、ちょっとカフェでお茶でもとはならなかったりします。このカフェがあったのはもちろん知ってましたが、高そうな雰囲気をかもし出していたので、これまた行きそびれ早5ヶ月。

ケーキも、パンもいまいちな韓国。さて緑茶アイス、緑茶ケーキ、緑茶パフェのお味は!?ここ本当おいしいです。私が飲んだのは「グリーンカラメルコンパナ」。たいそうな名前ですが、抹茶オーレに生クリームとカラメルが乗ってるものです。抹茶の苦さが何ともおいしい。日本のおいしいお菓子から遠ざかっているから舌がおかしくなっている訳ではなく、本当おいしいです。聞くところによると済州島の「緑茶博物館」のカフェが元々の始まりだったそうです。そして私は知らなかったのですが、済州島はお茶の産地でもあるようです。お茶畑の写真がお店の中に飾ってありましたが、韓国で一番高い「ハルラサン」をバックに、見事は茶畑が広がっています。あれを見ると済州島にお茶摘みに行きたくなります(な訳ないけど・・・)。

韓国のケーキは見掛け倒しで味がいまいちなので、次回はこの「O'SULLOC」の抹茶ケーキを食べてみたい。でもお茶とケーキでランチ2食分ぐらいの食費が飛ぶので、覚悟を決めてから行きたいと思います~ 

それでは~

明洞餃子

2006-09-12 | 韓国の食べ物
ここ何日かは秋晴れ、快晴!山登りでも行きたい気分です。

前々から気になっていたお店「ミョンドンギョウザ」に行って来ました。友達に聞くと対したことないよ~と言うコメントだったので、行きそびれていたのですが、日本から友達が遊びに来たので、話のネタに行って見ました。ここはメニューが至ってシンプル、お薦めは「ワンタンの入ったカルグクス(日本の細うどんです)」とこっちでは「マンドゥ」と呼ばれる蒸し物。友達が辛いのも食べてみたいと言ったので、私は「ビビングクス(コチジャンの辛いソースを絡めて食べる細うどん)」を食べました。感想は意外においしかった! ガイドブックに載っている人気店は期待はずれのものが多いのですが(あくまで私の感想!)、さすが地元の人が列を作って並ぶだけあっておいしかったです。マンドゥ好きの私も大満足。聞くところによると麺は無料でおかわりできるみたいです。でも量が多いからおかわりするのは相当の大食いだけ!?

このお店、お昼時は並ぶのがきらいな韓国人も長蛇の列を作っているのですが、私が行った日は日曜日の午後2時前。とっくにお昼の時間は過ぎているのに、日曜だったせいか外だけじゃなくて、中に入ったらさらに列が。それも周りすべて韓国人。でもみんな長居しないのか、15分ぐらいで食事にありつけました。

気になるお値段ですが、ククスもマンドゥも6000ウォンでした。それからここのキムチは激辛なので気をつけてください!辛いもの好きの私も無理でした

それでは~


ホットック

2006-09-11 | 韓国の食べ物
朝晩冷え込みが厳しくなり、これから紅葉が進むのでしょうか。それにしても夜は寒い!バス停から走って帰ろうかと思うぐらい寒い!

今日は、そんな寒い夜に歩きながら食べたいデザート「ホットック(호떡)」。この発音ですが、厳密には最後の「ク」を発音しないで口の形だけ「ク」にするので、本当は「ホット」と書くべきかも!?でもまあ一応音がかすかにあると言うことで、あえて「ホットック」と表記します。

この「ホットック」ですが、いくらお腹一杯でも前を通ると買いたくなるんですよね。それも夜遅くなってから、夕食の帰りに前を通るとフラフラ~と寄ってしまう屋台です。バリバリに焼いた「ホットック」もあるようですが、私はちょっと厚めに焼いた「ホットック」が好きです。小麦粉(たぶん強力粉だと思います)の生地の中に砂糖を挟んで鉄板で焼いただけのお菓子なんですが、何とも懐かしい素朴な味なんです。ソウルの繁華街明洞(ミョンドン)の近くの屋台のおばちゃんは、夜遅くまでこのようにホットックを焼いています。毎日出てるかは不明ですが、あまり通らない私が通る時にいつも屋台が出てるので、ほぼ毎日と思われます。夏でも同じ場所で屋台が出てました。そして私が韓国語で「1つください」と言う度に、「韓国語上手ね~どこで勉強したの~」とほめてくれます。これまで2回とも同じ会話が繰り広げられました!「上手ね~」と言われているうちはまだまだ駄目だと言われるので、早く「上手ね~」とほめらないようになりたい! そうそう、この「ホットック」ですが、紙コップを2枚重ねにした中に、半分に折って入れてくれます。これが手も汚れないし、意外に食べやすいのです。最初に考えた人はすごい!

話はそれますが、街中でおばちゃんとちょっとした会話を楽しむのも海外生活の楽しみです。特にソウルでは、元気で陽気なおばちゃんが一杯いますからね。たまにパワーがあり過ぎて怖いですけど。今日は、ロッテ百貨店のデパチカのおばちゃんと単語を教えあいました~ 今日の単語は、「질기다(かたい)」と「부드럽다(やわらかい)」。さてどんな店での会話だったでしょうか??

それでは~

おもしろ韓国人8:はさみ

2006-09-08 | おもしろ韓国人
ソウルはなぜかとても肌寒い日々が続いています。いきなり何でこんなに気温が下がるの~ 風邪引きそうです。

今日はハサミの話です。日本では、ハサミは決して食べ物を切るためにあるものではありませんが、韓国ではハサミは食べ物を切るためにあるの!?と思うぐらい頻繁に食卓に登場します。例えば、良く知られているのが、カルビが焼けたら、お店の人がハサミでちょきちょき切りに来てくれますね。それは良いとして、日本では包丁で切る高菜のような葉物の漬物。それを器に盛ってからハサミでちょきちょき。昨日食べに行った中華料理店では、おもむろにハサミ登場。何のためかと言うと切らずに出てきたキムチを切って食べろってことだったようです。なのでキムチをハサミでちょきちょき。写真は、鳥が丸ごと入っている「タッカンマリ」ですが、これもこのようにハサミでちょきちょき。こちらでの生活が長い日本人の女性が、ハサミを使い始めると便利でなんでもハサミで切ってしまうと言っていましたが、私はまだこのハサミの登場に驚くことがあります。

日本は器にいかに美しく盛り付けるかも料理の一環ですが、それに比べると韓国料理は豪快なのかな。先日も、「キムチカルビチム(キムチとカルビを煮て、そこにお豆腐とネギを入れたような料理)」が鍋に入ったまま出てきました。ラーメンも鍋のまま出てきたりします。その一方で、韓定食は日本の懐石に近いものがあったりするのですが、それでも日本の懐石の繊細さはないですね。どこか大雑把。これも国民性の違い、おもてなしの感覚の違いかなと思います。

それでは~

おもしろ韓国人7:食卓の上

2006-09-06 | おもしろ韓国人
ソウルは、今週に入ってぐっと気温が下がり、朝晩寒いくらいなんですが・・・夏は足早に去り、短い秋がやってきました。寒い冬が来る前に遊ばねば!ソウルの冬は本当寒いらしいですから~ が降る前にいろいろ行きます!

今日は食卓の上にあるもののお話。韓国では日本と違って、ご飯を食べるときはお箸(젓가락チョッカラ)とスプーン(숟가락スッカラ)が必ず出てきます。日本はスプーンは出てこないので、そこが大きく違うのですが、さらに置く方向が日本とは違います。写真のように、右側に縦に置くんです。ソウルへ行ったばかりの時は、無意識のうちに日本式で手前に横向きに置いていたのですが、今ではすっかり韓国式に慣れてしまいました。

スプーンはいつ使うのか?スープを飲みときもですが、うどんを食べるときも、ラーメン食べるときも、日本のレンゲみたいに使います。そしてスープ飲んだ後に、そのままスプーンでご飯を食べたりもします。たぶんお椀、お皿を手で持ち上げないので、スプーンがないと何かと不便だからではないかと思われます。

韓国の箸は金属製なのですが、それは昔、王様の食べ物に毒が入っているのがすぐわかるように「銀」製を使っていた名残りのようです。今はもちろん本物の銀製箸は出てきませんよ。いつも思うのですが、麺類を食べる時は、やっぱり木製の箸が良いな~と思います すべって食べ難い!

それから蛇足ですが、ソウルへ来たばっかりの頃、たまにチョッカラとスッカラのどっちが箸で、どっちがスプーンなのかわからなくなることがありました。そこで私が考えだした絶対に間違えない方法。スッカラはスプーンなので、どちらも「ス」で始まる。と言うことで、それからは間違えなくなりました~

それでは~

今日から大学生!?

2006-09-04 | 韓国生活
今日からソウル市民大学で「韓日関係史」の授業を受講し始めました。大学とは名前が付いているのですが、実際は日本のカルチャーセンターのようなものでしょうか。でも「韓日関係史」を教えているのは、歴史のスペシャリスト、ソウル市民大学教授の鄭在貞(チョン・ゼチョン)先生です。

先生の講義はこれまでも何度かあったようですが、今回のテーマは「古都京都を通して見た様々な韓日関係」と言うことで、歴史に興味のある人、京都に興味のある人、鄭先生のファンの人(イケメンだからと言うことではなく、講義がおもしろいからですよ~)などなど、下は高校生から上は韓国人のハラボジ(おじいさん)まで、いろんな年齢の好奇心旺盛な人たちが集まっています。日本人のための韓日関係史なので、日本語で講義されるため、基本は日本人対象なんですが、中には4人韓国人が混じっていました。

鄭先生は、韓日の関係が政府レベルではいろんな問題があって、いつもどこかぎくしゃくしているけれど、そんな時だからこそ民間レベルでの交流を活発にして、相互理解を進めていくべきだとの考えから、こうして日本人のための韓日関係史を講義してくださっています。今日はほんのさわりだけだったのですが、知らないところに朝鮮半島からの渡来人と日本とのかかわりがたくさんあって、これからの授業がとても楽しみです。何度も京都に行ったことがあっても、明治天皇のお墓が京都にあったなんて、松尾大社が渡来人の秦氏によって建てられたとは、などなど知らないことだらけ。

この授業の後に、京都を散策するとまた違った楽しみができると思うと、それもこれからの楽しみの1つです

このソウル市民大学の講義ですが、16回(1回2時間)で何と60000ウォン(約7200円)です。払ったお金の何倍もの価値がある講義になることは間違いありません!!ソウルに語学勉強に来ている日本人も、もっとたくさん聞きにきたら良いのにと思いました。でも興味がなければ仕方ないか~ 

それでは、肌寒いソウルより