アンニョン from ソウル~続き

「涙と笑いのソウル生活」のその後

ライオン・キング

2006-12-02 | 舞台
またもや一気に気温が下がり、木枯らしの吹くソウルです。

その中を「ライオン・キング」を見に行ってきました これは劇団四季がこちらでオーディションをして、韓国のミュージカル俳優たちを使って公演をしているものです。聞いたところによると、主役級に在日韓国人の四季団員も入っていたようです。日本の劇団四季が韓国に進出すると言うことで、韓国ミュージカル協会が当初は反対していたようです。でも結局は、この公演により観客が動員できて、長い目で見れば韓国のミュージカル界にもプラスになるという結論に至ったそうです。でも即効でミュージカル俳優養成に力を入れる案を政府に提出しているところが、韓国らしい。

場所は、ロッテワールドの真向かいに出来た新しい「Charlotte Theater(シャルロッテ劇場)」です。地下鉄の駅からも近く便利な場所にあります。名前の通り「LOTTE(ロッテ)」が作った劇場です。



私達は午後2時からの公演を見に行きましたが、劇場内ほぼ一杯。昼間と言うこともあって家族連れが3分の1ぐらいだったでしょうか。私は今年の3月に韓国のミュージカル「ジギルとハイド」を見て、韓国のミュージカルのレベルの高さに衝撃を受けたので、今回も期待大



私は日本の劇団四季の「ライオンキング」もブロードウェイも見ていないので、他の「ライオンキング」と比較できないのですが、演技はもとより、舞台装飾、衣装、照明効果。。。すべてが素晴らしかったです。そして何より、あの声。韓国人の発声方法は、日本人とは違うのかな。マイクを使っているとは言え、すごい声量です。歌も上手い!

そうそう途中でハイエナが出てくるのですが、シーンとなった瞬間に客席から子供の声で、「무서워~(怖いよ~)」。確かに子供が見たら怖いよね。

期待を裏切られることなく、本当に素晴らしい公演でした。最初はチケットが高かったので躊躇したのですが、9万ウォン(11,000円)払った価値がありました!

この公演は、ただいまオープンランなので、お客が入れば期間はどんどん延長される予定になっているようです。どこまで続くかも楽しみです。では~