アンニョン from ソウル~続き

「涙と笑いのソウル生活」のその後

アンニョン from ソウル

2007-07-01 | 韓国生活
いよいよ私のソウル生活も残すところ数日となりました。数日残ってはいるものの、ブログの更新が難しいと思われるので、7月のスタートともに私のブログも最後にすることにしました。

この1年3ヶ月の間、私のブログを読んでくださった方々本当にありがとうございました。いろいろあった私の留学生活ですが、今となっては良い事も悪い事もすべて良い思い出です。思い切って2度目の留学生活をスタートさせた時は、不安がなかったわけではありませんが、あの時に思い切って決心してよかったと今心の底から思っています。この経験がこの先の私の人生の宝であることは間違いありません。もうすぐ韓国は離れますが、今後も何らかの形で韓国と繋がって、この1年少しの間お世話になった韓国に少しでも恩返しができればいいなと思っています。

私のブログのタイトルにある「アンニョン」は、「こんにちは」の挨拶でもあると同時に「さようなら」の意味もあります。

韓国に対する感謝とともに、アンニョン、ソウル!


イビャン

2007-06-28 | 韓国生活
ついに帰国まで1週間となりました。もしかして帰りたくないと思うかなと密かに心配をしていたのですが、意外に大丈夫なようです。

タイトルにある「イビャン」も韓国ならではのシステムのような気がします。詳しくはどのようになっているのかわかりませんが、これは養子縁組のことです。

韓国では、家族の絆が強いだけに、未婚の母として子供を生むことが難しい、ハーフの子供を生むことに抵抗がある、または経済的な理由から子供を放棄するなど、さまざまな理由から赤ちゃんの時に施設に出された子供たちがたくさんいるようです。その子供たちが、世界中に養子に出されています。その子供たちが「イビャン」と呼ばれています。

アメリカにいた頃に、白人の夫婦が明らかにアジア人の子供を連れているを何度も見かけたことがあります。アメリカの場合、養子をもらって育てることが社会的にも認知されているようなところがあるので、親子の容姿がまったく違ってもあまり問題ないのかな。

私が通っていた語学堂にもイビャンが何人かいました。韓国へ来るまではイビャンの行き先はほとんどがアメリカだと思っていましたが、実はヨーロッパ諸国にもいることを知りました。私の友達の一人もイビャンですが、彼女の場合は3歳の時にアメリカに養女にだされ、5年ほど前に実の親を探したいと言う気持ちもあって韓国へやってきました。テレビ番組でも探してもらったようですが、残念ながら親は見つからなかったようです。実の親を探すために韓国に来ているイビャンはたくさんいるようで、イビャンの会があります。やはり自分のルーツを知りたいと思うのは当然のことで、いくら幸せな家庭に恵まれても本当の親に会いたいと思うんだろうなと思います。これも韓国社会の一面です。

「モッセンギン」ブーム

2007-06-26 | 韓国生活
ソウルは梅雨に入ったせいか、毎日蒸し暑い日が続いています。溶けそうな暑さです。たぶん日本もそうだと思いますが。

ついこの間まで、「コミナン(花美男)」、いわゆる男前ブームだったはずの韓国。最近、テレビでは何だかそれとは真反対の「モッセンギン(ぶ男)」な男性が登場しているのですが。そうは言ってもさすがに俳優ではなく、コメディアンです。

MBCで月曜の夜11時から放送でしている「ゲグ夜」。それに登場しているモッセンギントップ2。


赤いパンツの方です。人気のあまり、CMにまでピンで登場しています。出てきた瞬間凄い歓声を浴びている彼。人気の秘密は私には良くわかりません


左側が特に人気みたいです。どっちもモッセンギンなのですが、帽子の方が歓声が大きい。

コメディアンは男前である必要がないのはどこの国でも同じだと思いますが、それにしてもあえて「モッセンギン」であるところを売り物にしている彼ら。ある意味あっぱれです。どこまで続くか「モッセンギン」ブーム。

注意)本当に「モッセンギン」ブームなのかどうかは定かでないので悪しからず!


初ぼったくり

2007-06-25 | 韓国生活
ソウルを去る直前に、嫌な話題は避けたいところですが、これもこの国の一部だと思うので、あえて載せたいと思います。

先週、家族がソウルへやってきました。合計5人だと必然的にタクシーは2台。普段はほとんどタクシーに乗らない私も、移動の時間を短縮するために何度かタクシーに載りました。さてぼったくりに会ったのは、チャングムテーマパークへ向かうタクシー。ソウル市ではなく、ヨンジュ市と言う場所にあります。厳密には私の乗っていたタクシーは大丈夫だったのですが、韓国語のできない3人を乗せたタクシーがぼったくりに合いました。

本当はバスに乗っていく予定だったのですが、テーマパークに行くはずのバスが、番号は同じでも行かないのがあることが判明。バスの運転手さんが親切にも行き先を聞いてくれたのでわかったのですが。1時間に1本しかないバスを待つと時間のロスなので、タクシー2台に別れてチャングムテーマパークへ向かいました。まず、女性のドライバーのタクシーを止めて、3人が出発。次のタクシーに残り2人が乗車。私が乗っていた方も、「チャングムテーマパーク(韓国では「テジャングムテーマパーク」)」と言った瞬間に、おじさんが「How much?」ときました。ふざけたこと言うなと思って、すかさず「メーター」と言うと、いやいやながらメーターのスイッチを入れたので難は逃れたのですが。。。もう1台の方は、韓国語もできず、お金も良くわからない3人が乗っていたため、約8000ウォンで行くところを2万ウォンも取られたらしい。女性のドライバーだと思って油断した私がバカでした。まだソウルのタクシーの方が安全だった~。

言葉もわからない人からぼったくるその姿勢が私は許せないと思うのですね まあ言葉がわからないからぼったくられるって話ですが。

みなさん、韓国でタクシーに乗車する時は必ずメーターが動いていることを確認してください。メーターがゼロのままだったら、「メーター ソジュセヨ」と大きな声で言ってください!ぼったくり防止のためにも!

PCバン

2007-06-21 | 韓国生活
韓国は今日から梅雨入りです。珍しく予報が的中し、今日は朝から雨。釜山もかなり雨が降っているようなので、先週行っておいてよかった~

さて、今日は韓国ならではの文化とも言うべき「PCバン」を紹介してみたいと思います。街のあちこちで見かけるPCバンの看板。バンは韓国語で部屋のことです。PCバンは日本で言うインターネットカフェなのですが、日本と違うのが韓国のPCバンへやってくる人の目的のほとんどがオンラインゲームをすると言う点です。ここ1ヶ月ぐらい家でネットができないので、何かとお世話になっているPCバン。先日もいろいろやることがあって2時間ぐらいいたのですが、夕方になると子供たちの姿がちらほら。そして帰るころには、私のいた禁煙エリアは90%が子供。小学生ぐらいの小さい子供もいました。みんなオンラインゲームをやっています。なぜPCバンへやってきてするのかと言いますと、隣りに座って同じゲームをやるとオンライン上で戦うことができるみたいです。もちろん一人で来てやっている人もいます。少々薄暗いPCバンでゲームをやっている子供たち、若者たち。。。かなり不健康です。

日本のインターネットカフェが1時間いくらか知りませんが、ソウルは1時間1,200ウォンぐらい(150円ぐらいかな)。先日行ったところは会員でなければ、1時間1,500ウォンでしたが、それでも安いですよね。

寝食を忘れてオンラインゲームをしていた若者が亡くなったなんて話もある韓国。ゲームしている時間があるなら、もっとやることがあるだろうと思うのは、私がすでに若くないからかな!?




卒業のご報告

2007-06-13 | 韓国生活
昨日、無事卒業式を迎えました。

先週はテストが終わったとは言え、チマチョゴリを借りに行ったり、一足先にアメリカに戻る友達の送別会などなど、ばたばたと日が過ぎていき、あっという間に卒業式当日を迎えました。

チマチョゴリを着るので、髪の毛のセットと化粧をしてもらうため、なんと朝6時半に美容院へ。私は徒歩10分のところに住んでいるのでまだ良いとしても、離れたところに住んでいる友達は本当大変だったことでしょう。私は髪の毛が短いので、長いウィッグを使って見事チマチョゴリ風ヘアのできあがり。昔はチマチョゴリを着る時は、チャングムのようにすべての髪の毛をピシッとまとめているのが普通だったようですが、最近ではドレスを着るときにアップにするようなスタイルになってきているようです。

私が選んだチマチョゴリは、チョゴリ(上着)が黒地にピンクの花の刺繍入り、チマ(スカート)がピンク。もちろんシルクです。私が選んだこのチョゴリですが、お店の人がこれは買うと高いよと言っていました。この度はレンタルだったので、チマチョゴリ&靴で8万ウォン。卒業式では、このチマチョゴリかなり好評でした。先生からも「良いの選んだね~」とお褒めの言葉が。

今回卒業したのは49名。何名かは諸事情により卒業できなかったようですが、ほとんどが無事に卒業証書を手にしました。今まで見た卒業式の中で一番人数が少なかったです。一人づつ名前を呼ばれて前に行き、院長先生から卒業証書と記念品を受け取りました。別段緊張するようなところでもないのですが、順番が近づくとやっぱり緊張しました 卒業生代表は、今回はオランダ人と韓国人のハーフの女の子でした。なんと韓国に着てから、アメリカ人と知り合い、学校に通っている間に結婚したそうです。中にはこんな人もいます! そして式の中で祝辞をしてくれた人が、延世大学の持っている病院で勤務している医師で、アメリカ人でした。韓国で生まれた人なので、顔は西洋人でも韓国語は韓国人そのもの。でも生まれたのが標準語をしゃべっているソウルではなく、方言のある全羅道(チョルダドウ)だったので、標準語を勉強するために1979年に私の通っていた語学堂で勉強をされたそうです。祝辞の中で、「卒業は終わりではなく、スタートだ」と言う言葉がありましたが、まさにその通り。卒業してからがスタートだと思って、また引き続き韓国語を勉強したいと思います。語学は一生勉強ですから。

卒業式が終わった後は、みんなで集合写真撮影。友達との写真撮影。そして教室に戻って先生から成績表を受け取り終了。と思いきや、夜は卒業生が集まってさらにパーティー。私は2次会まで行って12時頃に帰りましたが、残りはたぶん朝までだったことでしょう。

私がブログを立ち上げたのが昨年の4月でした。あれから約1年3ヶ月。この間、ブログを読んでくださった方々、話題を提供してくださった方々、心より感謝しています。


第44回大鐘賞映画祭

2007-06-11 | 韓国生活
ソウルに住んでいると、いろんなイベント事に参加する機会がたくさんあります。いろんな情報を逃さないようにアンテナ張ってると本当いろいろあるんですよ。

先週の金曜日にあったのは「第44回大鐘賞映画祭」。ソウルで開催される映画祭の中では一番大きいと聞いていたので期待度大!場所もソウルの中心部にある「世宗文化会館」です。テストも終わって、勉強に追われる日々から解放されたので、心置きなくレッドカーペットを見に行ってきました。1時間前に着いたらすでに人の山。やっぱり便利にところにあるだけに、通りがかりのおじさんやおばさんもいました。通りがかったらしいおじさんに「何の撮影?」と聞かれました。

レッドカーペットがあると必ずいるのが日本からのお客様たちです。それも一番良い場所を陣取っているおば様方。本当ご苦労様と言いたいですね。

さてこの映画祭は昨年1年間に公開された映画を対象にしています。ただ韓国ではいろいろな映画祭があるので、半年前にノミネートされていた映画がまたノミネートされていたり、何だか気分的にはいまいち盛り上がりにかけたのですが。今回の目玉は、年末に公開されて大ヒットした「美女はつらい」でした。後は、「ケムル」、「タッチャ」、「家族の誕生」(この映画、公開されていたのも知らないのですが。。。)ぐらいかな。結果は、目玉の主演男優賞は「ラジオスター」のアンソンギ、主演女優賞は「美女はつらい」のキム・アジュンでした。

今回の目的のレッドカーペットですが、何と言っても光り輝いていたのが先日カンヌ映画祭で主演女優賞を受賞したチョン・ドヨンでした。


期待したほど大物が来なかった今回のレッドカーペットですが、男優で一番かっこよかったのはチョン・ジフン。誰!?歌手のピです。テレビで見ると決して男前ではないピなのですが、実物はかっこいい。前回も思ったけど、やっぱりかっこよかったですよ。


意外だったのが初めて見たキム・テヒ。20代、30代の男性の間では人気ナンバー1のキム・テヒなのですが。。。確かにきれいだけど、花がない美人とでも言いましょうか。チョン・ドヨンと比べると全く目立たない美人でした。きれいさから言うとキム・テヒの方がずっと美人なんだけど、チョン・ドヨンの存在感はすごいものがあります。自信の表れなのでしょうか。どっちかって言うとタレントで女優のヒョンヨンの方がずっと花がありました。まあヒョンヨンはかなり人工的に触っていると言う噂ですが。


韓国人のおばさんたちに圧倒されながら、負けじとしっかり楽しんで帰ってきました~

いよいよ明日は卒業式
 

Art Perfomance 源流

2007-06-08 | 韓国生活
6月6日はこちらでは戦没者慰霊の日。よって祝日でした。

この日に、日本人のアーティストがソウルに流れる人口の川「チョンゲチョン」でパフォーマンスをしました。松尾太一さんと言うアーティストで、花を使ったパフォーマンスをされる方です。このイベントは、私のブログにたびたび登場(勝手に登場させていますが)する副社長&写真家の小川さんと意気投合した松尾さんが、ソウルで花を使ったパフォーマンスをしたいと言うことになり実現したものです(確か。。。) 松尾さんがパフォーマンスをして、小川さんがその様子を写真におさめると言うコラボレーション。

チョンゲチョンは普段でもソウル市民の散歩コース、憩いの場になっているのですが、6日も祝日と言うことでたくさんの人が集まっていました。そこで、

こうして花のパフォーマンス。

最後は、

周りにいあわせた人たちと一緒に記念撮影。
パフォーマンス終了後は、花を持って行ってもいいですよ~となったので、たくさん持って帰っていましたよ。

和気藹々とパフォーマンスを行われていたと思ったら、後で松尾さんのアシスタントの女性が「実は通りがかりの人に小突かれ、けられた」と衝撃の告白を。同じおじさんだったようですが、そんなこともあったようです。みんながみんな日本に好意的な訳ではないとはわかっていても、実際にそんなことがあったと聞くとちょっと悲しかったです。でもその他の人たちは好意的な目で見てくれていたような気がしました。芸術には言葉が必要ないから良いものです。

裏話ですが、チョンゲチョンでパフォーマンスをして良いと許可が下りたのが、2日前の夜だったそうで、そんなあたりがさすが韓国

今日は、こんな日韓の芸術交流のお話でした~




映画「ファンジニ」

2007-06-07 | 韓国生活
テストも終わり、来週の卒業を待つばかりとなりました~ 今日はクラスメート達と一緒に卒業式で着るチマチョゴリを借りに行ってきました。どんなチマチョゴリを選んだかは、来週のお楽しみと言うことで。

さて、今週は月曜・火曜と期末テストがあったのですが、月曜に先生がいきなり「映画「ファン・ジニ」の無料チケットがあるけど行く人?」と。実はこれは国内公開を前に、観光客対象に舞台挨拶付きの上映会をすると言うイベントだったのです。期末テストが終わってないとは言え、残りは「イルキ(読解)」だけだったので、迷わず行ってきました。この余裕。。。



ファン・ジニは実在のキーセン(日本で言う芸者でしょうか)ですが、映画がどこまで実話に基づいているかは不明。たぶんほとんどフィクションだと思われます。この映画公開前からかなり話題になっていたのですが、なぜかと言うと北朝鮮の北剛山(クムガンサン)で初めて映画撮影が許可されたから。北剛山でも試写会としたと聞いています。

ファン・ジニは両班(韓国の貴族)の娘として育てられるのですが、実はお父さんが使用人に手を出してできた子供でした。ある事件からそれが明るみに出た瞬間から、ファン・ジニの新たな人生が始まります。キーセンとして生きる道を選び、美貌と才能でもって役人たちからもてはやされるキーセンになるものの、実は心にはたった一人の男性が。運命に翻弄されながら、強く生きていくファン・ジニ。。。

この映画の見所の1つが衣装。ファン・ジニの着ている韓服は本当にきれいですよ。


主演のソン・ヘギョは若いながら貫禄の演技で見せてます。実物はすごい細くてかわいかったです。実はドラマの「ファン・ジニ」も去年放送されたのですが、ドラマで「ファン・ジニ」を演じたハン・ジオン(チュオクの剣)とは格の差を感じるぐらいの演技ですよ。ファン・ジニが最後まで愛する男性役にはユ・ジテ。珍しく長髪で登場します。日本でも公開されると思うので、一度見てもいいかも。途中生生しい映像が登場しますが、それを除いては良くできた映画だと思います。やるせなさに泣けます

それでは~

最後の座談会

2007-05-28 | 韓国生活
ソウルはすっかり初夏の日差しで暑いです。これから梅雨が来ると思うと。。。考えるだけで憂鬱。

さて先週の金曜に、最後の座談会(ディベート)が終わりました。今回は、中階段教室と大階段教室の舞台に上がって、5級と6級の学生が見ている中行われました。それも今回6級のクラス数が奇数だっため、大階段の最後のチームは、何と5級何クラスかと6級の残り全員&先生が見ている中、舞台上でディベートをすると言う何とも厳しい状況に。そして私のチームは見事にそのお役目となりました。6級の中でも目立っている人が多かったので(もちろん私は入ってません!)、そうなるのではないかと言う大方の予想に反することなく。。。

他のチームは何時間も練習したと言う情報に、プレッシャーを感じつつ。。。だって私たち本当に練習してなくて、各自準備してね~と言った感じだったのです。さて、実際に舞台に上がると、どうだったかと言いますと、人生の中であんなに緊張したことないってぐらいの緊張感が襲ってきました。心臓が飛び出ているんじゃないかってぐらいの緊張感。下を見ると緊張するから、遠くと見ろとの先生のアドバイスに従い遠くを見たものの、そんなことあんまり関係なかったみたいです。時間の経過と共に、どうにか緊張もほぐれ、無事に終了しました。1時間もディベートできるのかなと心配したけれど、それも問題なくクリアし、本当によかったです。これも良いチームメイトに恵まれたおかげだと思っています

これまた最後の論文も書き終えて、後は新聞発表1回、期末テストを残すのみとなりました。卒業旅行が終わってからの怒涛のような日々は終わりを迎えようとしています。来週の期末テストが終わったら、思いっきり遊ぶぞ~ 最後までがんばります~

ムルスゴン

2007-05-22 | 韓国生活
先日お知らせした通り、自宅でネットが使用不可能となりました。知らない人が解約していたと思ったら、実はそれが大家さんであることが判明。でも実際は解約した訳ではなく、私が使っていたプロバイダーが他の大手プロバイダーに合併されたため、再度契約が必要になったようです。なぜそこで大家さんが間に入っていたかは不明。もしかすると以前契約した人が名義を借りていたのか。。。でもインターネット契約は1年が基本。よって私は日本帰国までネットなしの生活を強いられることに。。。 まあ韓国には、あちこちにPCバン(日本で言うネットカフェ)があるので、困ることはないと言えばない。はてさてどうなることか。

さて本題です。今日のタイトルにある「ムルスゴン」は、日本で言うお手拭です。昨日、西大門にある古い洋館をレストランにした、見た目は結構おしゃれなイタリアンレストランに行きました。ピザを食べ終わった後で、手を拭きたかったので、店の人に「ムルスゴンありますか?」と尋ねたところ、「ムルスゴンはないから、ナプキンを濡らして持ってきます」との答え。そしてやって来たのは、雫が落ちるほど水に濡らされた普通の紙ナプキン 日本ではもちろんありえません。そして韓国でも初めて見ました。でも普通はないものはないと言われるだけの韓国で、お客のリクエストに答えようとしたウェートレスさんには拍手を送りたいと思います

ソウル生活も1年過ぎましたが、ありえないことが頻繁に起こる韓国。いろんな意味で笑いには事欠かない国です

それでは~

安東-河回村

2007-05-21 | 韓国生活
ネットがなければなかったで生活できるものですね。反って無駄に時間を過ごさなくていいかもと思い始めたりして。

さて、以前から行こう、行こうと思っていながら、まだ行っていなかった場所。。。なんて言いつつ、そんな場所は五万とある訳ですが、その中でも必ず行きたいと思っていた「安東(アンドン)」へ行ってきました。ソウルからバスで3時間。快適なシートのバスだったので、長時間でもOKでした。快晴の中、安東へ到着。まずは定番、観光案内所へ足を運んだところ、目的地の「河回村(ファフェマウル)」行きのバスが1時間半後でないとないとのこと。それならばと言うことで、まずはご当地名物「チムタク」で腹ごしらえ。


これなんと1羽分です。半分はないのかと聞いたら、どこも1羽でしか作ってくれないよとのこと。これを2人でほぼ完食。これじゃあ痩せる要素ゼロです。「チムタク」は見た目より辛いですが、とってもおいしかったです!

腹ごしらえの後、さらにバスに1時間近く乗って向かった「河回村」。河が村をぐるりと囲んでいるところからこの名前が着いたとか。ここがなぜ有名かと言いますと、安東の由緒正しい柳(リュウ)家が集まっている場所なのです。有名な儒教の先生や書家の家が残っていて、今でも柳家の人たちが実際に住んでいる場所です。エリザベス女王が訪問したことでさらに有名になったみたいですよ。ここには、俳優のリュウ・シウォンの実家があるのですが、ガイドと一緒に行っていない私たちにはどこにあるのやらさっぱり。だって全部リュウさんの家だから。。。


昔ながらの韓屋が並んでいます。


さらにここで有名なのが、このタルチュムと呼ばれる仮面踊り。もともと庶民が両班(昔の位の高い人たちです)、僧などを風刺したものなので、内容もちょっと卑猥だったり、残酷だったりします。本当はおもしろいはずなんですが、あまり笑えないのが正直なところです。

何しろ日帰りなので、足早に村を周り、また安東市内へ戻ってきた私たちを待っていたのは。。。何と1時間半後に出発する便までソウル行きのバスチケットがすべて売り切れ。1時間に3本ぐらい走っているので、4本見送ったことになります。安東は意外に韓国人もたくさん訪れる場所のようです。村の中で会った日本人はすべてガイド付きの観光客でした。と言うことでバスでソウルへ帰る人が思ったより多かったのですね。

中途半間な時間しか残っていないのでふらふら散策していると珍しいものに遭遇しました。


これ何と「移動式ATM」です。こんなのソウルでも見たことない!

今回行った「安東」はソウルから約240キロ南東で、キョンサンドウと言う地域にあるため、ソウルの標準語に慣れている私には方言をしゃべっている人たちがとても珍しかったです。私がしゃべっている韓国語はもちろんおかしいですが、常日頃アクセントのあんまりない韓国語に慣れていると、かなりアップダウンのあるキョンサンドウなまりはおもしろい!

そうそう、帰りは渋滞に巻き込まれ4時間半もかかってソウルにたどり着きました。

初夏のソウルより

いきなり

2007-05-17 | 韓国生活
今週に入ってブログの更新がないとお思いですか?忙しいその原因が「インターネット」。私が家で使っているプロバイダーは、数年前に住んでいた人が契約したものです。私の前に住んでいた人も継続して使っていたので、私も引越した時からずっと使っていたのですが、火曜になっていきなり接続できなくなりました。それも一番ネットが必要な時に。。。論文作成、座談会の資料集めと、インターネットなくしてはやっていられない時期にいきなりです。

プロバイダー会社に電話しても説明できないので、韓国人の友達にお願いして電話してもらったところ。誰かが勝手に4月末で解約している。。。誰!?名前は韓国人になっているので、誰が解約したかも今のところ不明です。理解できないこの事実。まあ過去1年の経験から、この国では何が起こってもおかしくないので、日本ではありえないけど仕方ないなと思っています。

学校ではワイヤレスLANでネットが使えるので、今日の午後さっそく申請してきました。と言うことで、今こうしてネットが使えるようになったと言う訳です。

それにしてもネットがないと生活できない。。。なんて世の中になったのでしょうか。

それでは~

卒業旅行

2007-05-14 | 韓国生活
先週は学校の「卒業旅行」でした。なぜこの時期に卒業旅行かと言いますと、これから卒業式までは発表、座談会パート2、論文とやることが山積みなのです スケジュールを確認していたクラスメートは「死ぬ~」と言っておりました(おおげさな。。。)。


先生たち

さて、その卒業旅行ですが、天候にも恵まれ楽しく過ごすことができました。クラスメート12名中1名は足をくじいて不参加でしたが、後は全員参加。行き先はと言いますと、江原道(カンウォンドウ)。ソウルから東へ約3時間半の山と海のある場所。一応、学校の旅行なので、有名な観光地を3箇所ぐらい周って、宿泊先のカンルンへ。カンルンは海に面しているリゾート地だとばかり思っていたのですが、私が思っていたような(想像していたような!?)リゾート地とはちょっと違っていました。海と言えば「魚」。と言うことで、夜は刺身に、魚の鍋~ 魚は新鮮でおいしかったですよ。


刺身~ もっとでかい魚たちも登場したのですが、それは写真がありません~


買出しをして帰るクラスメートたち


卒業旅行と言えば、夜通し飲んで寝れないとは聞いていましたが、うちのクラスメートが酔っ払ってつぶれたので、そのチャンスに私は12時ごろ撤退。12時につぶれるってどれだけ飲んだのかって感じですね。それでもそれから話で盛り上がったので、2時半頃寝て、朝は5時前に起きて日の出を見に行ってきました~ 日の出を待つこと1時間弱。雲がかかっていたため時間がかかったみたいです。寒くて風邪を引くかと思いました。こうして寝不足のまま2日目突入。

そして2日目は、いよいよ山へ。ソラクサンの上まで登ると思いきや、山ではなく山の下のハイキングコースを約1時間歩いて「飛仙大」と言う、天女が降りてきて木浴をしたと言われる場所まで行きました。先生曰く昔はもっと水が多かったようですが、今は水もそんなに多くなく、どこで木浴!?と思うぐらいです。途中アイスクリーム食べたり、パジョン(チジミです)食べながら、楽しんで歩いて来ましたよ。アイスクリームもパジョンも先生が買ってくれました~(うちのクラスだけ!) 山で食べるとなんであんなにおいしいんでしょうね。

当然の如く、みんな帰りのバスは爆睡でした~

一緒に旅行に行くと、クラスメートたちのいろんな面が見えて、それもまた楽しかったです どのクラスも1人ぐらい酔っ払ってつぶれた人がいたようです。その人たちは、みんな直接は知らなくても、あの人あの時。。。と有名になったのは言うまでもありません。

これから本格的にラストスパートです。最後までばたばたして終わりそうな今学期です。

それでは~

ちょっと良い話

2007-05-12 | 韓国生活
木・金と学校の「卒業旅行」で疲れの残ったままの週末です。寝不足がたたって。。。旅行の報告はまた日を改めて。

今日は、先日心が暖かくなるようなシーンを目撃したので、その話です。珍しく雨の降った夜、横断歩道で信号を待っていると、向かいのファミリーマート(そう、あの日本のファミリーマートですよ)の入り口に置いてあったプラスチックの箱数個が強風に飛ばされて。。。車の通りも多く、バスも通る道なので、道路に飛んでいってしまう前に早く拾いに行かないと危ないなと思って見ていたら、ファミリーマートの前にいた高校生と思われるグループ6、7人がすぐに拾いに行ったのです。その行動は何のためらいもなく、本当に素早かったです。すべてが終わった後で、店の人が急いで出てきました(遅い。。。)。自分がその場にいたらあんなに素早く行動できていたかなと思うと、私なら周りに他にも人がいたので、誰かがやってくれるだろうとためらったような気がしました。

ソウルへ来てから、地下鉄で車椅子の人の乗車を助ける若者、酔っ払いを車外に引っ張り出す駅員さんに手を貸す若者、バスや地下鉄でさっと席を譲る若者。日本でも同じようなシーンを見かけることがあるとは思いますが、当然のようにためらいもなく人に手を貸す若者の姿は、日本人とは少し違うような気がするのは私だけでしょうか。韓国では何でだ~と思うこともたくさんありますが、自然に人を助ける人の姿を見ると韓国を嫌いになれない私です。

しかし、しかしです。最近、韓国では性暴力の低年齢化が進んでいるようです。アメリカや日本で減少しているのに比べると、年々増加しているだけではなく、犯罪者の年齢が下がっていると言う恐ろしい結果が。国が豊かになればなるほど、社会に歪が生じるのは仕方のないことなのでしょうか。何が幸せなのかわからなくなりますね。

それでは~ 良い週末を。