アンニョン from ソウル~続き

「涙と笑いのソウル生活」のその後

久しぶりのアメリカ&ブログつながり

2010-03-14 | 旅行
あっと言う間に3月になり、キャンパスの木蓮は満開です。2月26日から3月7日まで6年ぶりにアメリカに行ってきました。第二の故郷アメリカは、いつも私の暖かく迎えてくれます。と言うか友だちたちが暖かく迎えてくれるというべきでしょうか。またそれについてはアップしたいと思うのですが、今日は別のトピックで。

2006年7月23日“かわいいお隣さん”と言うブログを書いたのですが、実は今年の2月ブログに登場した小学生のお母さんが私のブログに書き込みをしてくださいました。とても嬉しかったの同時に、ブログを通して全く知らない方と繋がる不思議を体験しました。そしてあの時のかわいかった小学生を懐かしく思い出しました。その後、その小学生、岡本眞東君も書き込みをしてくれました。もう6年生になっていて、来月は中学生だそうです。またいつか会ってみたいです。ちなみに“かわいいお隣さん”はhttp://blog.goo.ne.jp/miffy_march/e/e7284c2b65a03c044382417ae9ea1596で見られます。

今年は、年明けから懐かしい人たちとのつながりがスタートし、その後にこのブログの書き込みがあったので、今年はそんな年なのかもしれないです。これからどんな人たちとの再会、出会いがあるのか楽しみです


HULL

2009-08-08 | 旅行
HULLと書いて「ハル」と呼びます。おそらく旅行で日本人が行くことはない場所になぜ私が行ったか。それは教え子が結婚し、住んでいるからです。彼女は体の一部と言語に障害があります。でもいつも明るく努力を怠らない女性で、何とイギリスで博士号を取得し、卒業論文を出版しました。



ロンドンを出発し、こんな景色のところを3時間ほど走るとEast York州にたどりつきます。アジア人を見かけることがほとんどない街で彼女は一生懸命がんばっています。そんな彼女から私もパワーをもらい、またしばしの別れを告げました。世界のあちこちでがんばっている友人、知人がいることを幸せに思います。

私のつかの間の休暇は、こうして終わりを迎えました。次の日から普通に仕事に復帰し、時差ボケもなくフルに働いて、そしてお盆休み~ しかし暑い。。。涼しかったイギリスに戻りたいな~

Stratford-Upon-Avon

2009-07-27 | 旅行
今回の旅でどうしても行きたいと思っていた場所の一つStratford-Upon-Avon。ご存知のようにシェイクスピアの生まれた場所です。大学時代にシェイクスピアを勉強した私としては、どうしても行きたかった場所でした。知人の家から電車で1時間40分。ロンドンからだと恐らく2時間ちょっとかな。2時間に1本しか走ってないので、少々不便ですが。。。1時間40分ならまったく問題なしの距離です。



これはシェイクスピアの生家。皮手袋の職人の息子として生まれたシェイクスピアはこの家で育ちました。今も、家の中は昔の時代のものを再現した家具がおいてあります。家のあちこちには説明するスタッフもいて、シェイクスピアの生きた時代を垣間見ることができます。



外に出るとこんな感じで、シェイクピア劇のワンシーンを演じている俳優さんたちが。ここはRSC(Royal Shakespeare Company)の本拠地なので、おそらくそこの俳優さんたちと思われます。前回ロンドンに行った時に、RSCのロミオとジュリエットを見ました。その時はあまり感動はなかったのですが、機会があれば今度はロンドンの“グローブ座”で見てみたいな。“グローブ座”はシェイクスピア劇が最初に上演された劇場を再現したものです。雨が降るとみんな傘をさしながら見るそうですよ。



夏のイギリスはどこにいっても庭が美しい~

そして街の名前にもなっているAvon川。



白鳥や雁が一杯泳いでいます。日本では見られない光景ですね。

そして私はシェイクスピアが眠るトリニティ教会にも行き、シェイクスピアに挨拶をしてから戻りました。またシェイクスピアを読んで見ようかなと思った旅でした。

余談ですが、大学時代にシェイクスピアを教えてくれたのは、シュレイダー神父でした。とてもステキな神父様で、厳しいながら非常にお茶目なところを持ったアメリカ人でした。その当時すでにかなりのお年だったのですが、「みどりが結婚するときには日本に行くから」と言われたにもかかわらず、私がいつまでも結婚しないものだからその機会もないまま亡くなりました。今回、授業中にシェイクスピアを読んでくれた声を思い出し、また彼のことを思い出しながらの旅でもありました。

またまた余談ですが、私もヒアリングに間違いなければ、シェイクスピアは出来ちゃった結婚だった。。。その時代の男女の間でそれが珍しいことなのかどうか不明ですが、映画 "Shakespeare in Love"のシェイクスピアを彷彿とさせるエピソードでした。

シェイクスピアに興味があるなら、一度は行って見るべし。Stratford-Upon-Avon!

イギリス旅行

2009-07-26 | 旅行
先日、1週間の休暇を取ってイギリスへ行ってきました。2度目のイギリス旅行のテーマは「田舎」。知人夫婦がロンドン郊外からバッキンガムシャーのHigh Wycombeに引越しをしたので、今回はそこを拠点にいろいろと周りました。まず田舎の1シーンを紹介しますと、知人宅の2階の窓からの見えたものは。。。



この芝生に、周りの緑。町全体がこんな感じですよ。

これはイギリスでは「ボーリング」と呼ばれる、日本で言うゲートボールのようなもの。朝早くからご老人たちが集まって、ボーリングをされていました。ルールは良くわかりませんが、ボールを転がして点数をかせぐゲームのようです。公式の試合もあるようで、その時は全員が上下真っ白なユニフォームに身を包んでプレイするそうです。これはご覧のように上は白で、下はグレーなので、練習中だそうです。

次回は、私の田舎旅行をご紹介。


釜山 食べ物編

2007-06-20 | 旅行
ソウルは相変わらず暑い日々が続いています。友達に会っても、第一声は「暑い!」です。

さて今回の旅行はあまり名物を食べなかったのですが、その中でも記憶に残る食べ物を紹介したいと思います。

まず、釜山の海雲台で食べた「ソコギクッパ」。私は自分の食べ物に対する感を信じていないので、まずは入る前に店に人が入っているかどうかが決めてです。釜山でもお昼時に人が入ってない店はまずパス。と言うことで、他の店に比べて明らかに人の多いクッパの店に入ったところ、大当たりでした。



クッパなので、中にご飯が入っています。これでいくらだと思いますか?何と2500ウォン(300円位)。人が入っているだけあって、テレビでも取り上げられた店のようでした。この店はこのソコギクッパに並んで、良く食べられていたのが血の塊の入った「ヘジャング」。釜山では別な名前で呼ばれていたのですが、ソウルだとヘジャングです。見た目はとても気持ち悪いのですが、隣りに座ったおば様たちはみんなこれを注文していました!

帰りのKTXの中で売っていたお弁当。これなかなか見ることができないと思うので紹介します。味がおしいと言うより、日本で言う駅弁はおろか、ホカ弁のような店がほとんどない韓国では珍しいので載せて見ました。



おかずの方はまだおいしかったのですが、ご飯がビニールの味がする。。。ビニールかけたまま暖めているいるせいか、包装してあるビニールの味がしてました。まあこれも旅のおもしろさですかね。

もっといろんなものを食べたかったのですが、毎日朝寝坊をしていたので、食に関してはあまり充実していない旅だったかな~

それでは~


釜山 パート2

2007-06-18 | 旅行
釜山2日目。焦って観光することもなく、本当のんびりを旅行を楽しむって良い~ この日向かったのは、崖に上に作られたお寺「龍宮寺」。韓国ではお寺は普通は山の中にあるのですが、このお寺は海に面したところにあります。



初めて快晴になったこの日。空も海も真っ青。でもかなりの強風に吹き飛ばされそうでした。この「龍宮寺」、昔皇帝に仕えていた僧が干ばつに苦しむ庶民を助けたいと思っていたところ、ある日夢を見て山と海のあるところにお寺を建てて、観音様を奉れば国が栄えると言われたそうです。本当にその後国が栄えたかは定かではないですが、その後1500年代半ばに日本が朝鮮半島に攻め込んだ時に焼失し、1970年代に再建されたようです。日本が攻め込んだ時に焼失した建造物が多いのには本当に驚きます。その度に申し訳ない気持ちになるんですね。

この「龍宮寺」にあった不思議なもの。



その名も「得男仏」。これ何だと思いますか?結婚した人が男の子を出産できるように祈る仏様です。何とも韓国らしいと思いませんか?

この後、海雲台から出ている遊覧船に乗りに行ったのですが、海がしけているためいつも行くルートでは周れないと言われました。本当にかなりゆれてましたよ~ 遊覧船で写真を撮っていると、係りのおじさんが私たちのところに来て、今がベストスポットだからと写真を撮ってくれました。帰りのルートでもおじさんがわざわざ来てくれて、後ろのデッキで撮った方が良いと、そこまで連れて行ってくれて、波に揺れる遊覧船(まっすぐ歩けないぐらい!)のデッキで写真を撮ってくれました。写真には風で髪の乱れた二人が。。。

海雲台(ヘウンデ)は韓国でも古いリゾート地で、夏になると海岸に人が溢れるそうです。オーシャンビューの高級ホテルも何軒が建っていました。きれいな砂浜なので、夏に行くには良いかも。




釜山 パート1

2007-06-17 | 旅行
韓国第二の都市「釜山(부산)」。実は初めて行きました。

ムジュからバスでテジョンまで行き、さらに乗り換えて釜山へ。テジョンから釜山は約3時間です。

釜山に到着して、まず思ったのは、みんなかなり訛っている。そして実はこの地域のイントネーションは日本語に似ていると言われています。そう考えると、ちゃんと標準語をしゃべれるようにちゃんと練習しようと思った私です。だってイントネーションが笑える。常日頃ソウルで生活し、標準語に慣れているととてもおかしく聞こえるんですよ。日本で言う大阪弁のようなものでしょうか。地域性があっておもしろいとも言えますね!

釜山に着いてから、観光案内所を探しても見つからず。釜山駅にいたおばさんに聞いても埒が明かず。。。そこへ登場したおじいさん。日本語が少しできるようで、おじさんが私たちに発した言葉は「こっちへ来い」。別に喧嘩している訳ではなく、親切に国鉄駅の中にある観光案内所へ連れて行ってくれたんですよ。たぶん日本語の「来なさい」と言う言葉がわからなかったのでしょう。ちょっと一瞬怖かった。

観光案内所で説明を受け、私たちが向かったのは「大宗公園」。お天気が良いと対馬まで見える場所なのですが、残念ながらかなり天気が悪く、海もしけてました。



次に向かったのは、釜山では最大の魚介市場。そしてそこで食べたあなごのおいしかったこと。日本と違い、あなごの素焼きやたれ焼きではなく、コチジャンの入ったからいソースにからまって出てきます。これで10,000ウォン(1200円)です。本当おいしかった~ この市場を歩いていると不思議な物を目撃(写真撮り忘れました!)。店のおばさんに聞いたら、「鯨」でした。



釜山はソウルに比べると人が親切、フレンドリー。これでしゃべってる言葉が標準語だったら、私は釜山に住みたい!本当にそう思うほどでした。ソウルほど日本語がしゃべれる人はいなさそうで、人は素朴です。しかしソウルよりイケメン度はさらに下がる感あり。。。と言うか、おじさん率高しです 市場のおじさんに冗談で一緒にナイトクラブ(日本で言うクラブのことです!)に行こうと誘われた私たち。もちろん行くはずないよ、おじさん!この冗談加減がまた関西ぽい!何だか関西を思い出して懐かしくなる釜山でした。



茂朱

2007-06-16 | 旅行
卒業式をくぎりにこのブログを終了しようかなとも思ったのですが、まだ少しソウルに滞在するので、日本帰国までは更新することにしました。

さて卒業式が終わって、心置きなくどこでも行けるので、さっそく国内旅行へ行って来ました。

最初の目的地は「茂朱(무주 ムジュ)」。ソウルからバスで2時間半。何があるかと言いますと、ドラマ「夏の香り」の撮影地です。別段撮影地巡りがしてくて行った訳ではなく、ドラマの中に出てきたムジュがあまりにもきれいだったので、一度行って見たいと思っていたのです。ムジュに行くなら冬か夏なので、私たちはちょっと季節外れの旅行となりました。ドラマに出てきた美しいシーンが撮影されたのは、ムジュの街からさらにバスで30分ぐらい行ったところにある「ムジュリゾート」と言うところです。



リゾートの中は撮影場所で一杯。しかしシーズンオフと言うこともあって、人がほとんどいない。夜になろうものなら、かなり静かで。。。ちょうどASEM(Asia Europe Economy Meeting)を開催していたので、外国人らしき人の姿もちらほら見たものの、やはり寂しいリゾートでした。もう少しすると蛍が飛ぶようなので、やっぱり季節を選んで訪れるべき場所だったかも。ちょうどムジュでは「蛍祭り」をやっていたのですが、蛍はまだ登場していなかったです。

このリゾート、国立公園内にあるので、かなり山深い場所にあります。そのせいか、肌寒いを通り越して、かなり寒かった。。。 お天気も良くなかったので、ケーブルカーに乗ることもなく、ムジュを後にしました。



全州

2006-12-06 | 旅行
今日から冬休み。さっそく友達と日帰り旅行へと出かけました。行き先は、ビビンバ発祥の地と言われる「全州(チョンジュ)」。全州のある全羅道(チョルラドウ)は、食べ物がおいしいことで有名。全州出身の女性をお嫁にもらうと、料理が上手で良いなんていわれるようですよ。

朝9時半にバスでソウルを出発。全州までは約3時間です。交通費の安い韓国は、これだけの距離をバスに乗っても料金10,500ウォン(約1300円)です。たまたまバスの中で隣りに座ったお兄さんが全州出身で、話しているうちに全州に知り合いがいないならちょっと案内してあげるよと言う話に。このお兄さん別段変な人ではなく、海外から来た人たちが韓国人は親切だったと良い印象を持って帰ってほしいからと言う純粋な理由からそう言ってくれたのです。日本では考えられないけど、韓国ではありえる話なのです。

全州に到着して、まず向かった場所はもちろんビビンバの店。友達の友達お勧めの“カジョクフェガン”。いつも食べているビビンバより具沢山で、コチュジャンは自家製。正直言うと違いが良くわからない。。。それでも市販のコチュジャンとは確かに味が違いました。とにかく今回の旅の目的を達成できて大満足

全州は朝鮮時代の始祖「李成桂(イ・ソンケ)氏」縁の土地です。韓国の中で李さんはたくさんいますが、この李成桂氏につながる人たちは「全州李氏」と呼ばれ、先祖を辿ればみんなこの人に繋がっていると考えられています。お兄さんも李さんなのですが、慶基殿(キョンギジョン)にある李成桂氏の絵を見て「僕のおじいさん」と言ってました。もちろん本当のおじいさんと言っている訳ではなく、自分の先祖の何十代か前は李成桂氏だからだそうです。これも韓国的な考え方ですね。ひとしきりお兄さんに歴史の講義を受けた後、伝統家屋のある場所を散策、ここで自宅へ戻るお兄さんとお別れ。お兄さん、本当にお世話になりました~

それから私たちは、韓紙を使った工芸品を作りました。友達2人は鏡、私はトレイを作成。同じ時間に来ていた小学生20人ぐらいの隣りでやっていると、先に終わった小学生たちが覗きに。人懐っこい男の子が「何してるの~」と聞いてきました。子供の目には、私たちが韓国人に見えるようで、何の抵抗もなく話しかけてきます。子供っておもしろい!寝不足がたたって最後はもうろうとしながら作っていたので、良く見ると模様がおかしい私の作品です。



少し街を散策してから、バスターミナルへ向かうためにタクシーを拾おうとすると、デモのため(FTA反対のデモ!)道が混んでいる模様。交通整理をしていた警察官に聞くと道の向こうでタクシーを拾えば良いとのこと、でも寒空の中しばらく待ってもタクシーがなかなか来ない。ここでなんと警察官が自分の携帯で電話をしてタクシーを呼んでくれました~ 考えられないですが、これまた韓国的と言うべきか。警察官のおじさん、ありがとうございました~

こうして全州への日帰り旅行では、いろんな人にお世話になりながら楽しんで帰ってきました。

水原(スウォン)

2006-11-13 | 旅行
銀杏はどんどん緑から、黄緑、そして黄色へと色を変えています。そしてソウルは晩秋です。

日曜日、ソウルから地下鉄(途中で国鉄に変わるみたいです)で1時間のところにある「水原(수원)」へ日帰り旅行へ行ってきました。何があるかと言いますと、世界遺産です!1974年、朝鮮の第22代正祖大王が自分の父親の霊を弔うために遷都を計画して作られたのが、「水原華城(수원화성 スウォンファソン)」。正祖大王はここで晩年を過ごしたようです。今は見事な城壁が残っています。お天気にも恵まれたので、約3分の2を歩いてきました~



ソウルの南大門より大きい長安門。


日本人もちらほら見かけましたが、意外に韓国人の家族連れ、ツアー客が多かったです。そしてファソンの中にある「華城行宮」では、ドラマ“チャングムの誓い”や映画“王の男”が撮影されたそうです。



ここは、幼いチャングムが叱られて立たされた場所。ソウル近郊にはチャングムテーマパークがあって、ほとんどはそっちで撮影していると思いますが、ここも少し撮影に使われたようです。奥に立っているのは、チェゴサングン2人です。

実はこの「華城行宮」は日本統治時代に破壊され、1996年から2002年にかけてそのほとんどが修復された場所です。韓国ではあちこちで日本統治時代に日本が壊した場所に遭遇します。なんともいたたまれない気持ちになりますが、そんな場所に足を運ぶことができるのは今が平和だからですね。今の時代に生きててよかったと思うことがあります。

そして水原で忘れてはならないのが、「水原カルビ」。今回の旅のもう1つの目的です。あくまで世界遺産の「華城」を見るのがメインですからね!タレに漬け込んだヤンニョムカルビが有名ですが、お昼時のせいかカルビを食べていたのは私達と日本人らしい3人連れだけ。後はほとんどが「カルビチム(カルビのスープ)」を食べていました。カルビは韓国でも決して安くはありません。水原カルビは1人前28000ウォン(3400円ぐらい)なので、普段食べている食事からするとかなり高い!でも名物は食べておかないとと言うことで、お腹がはちきれそうなぐらい食べてきました。確かにやわらかくておいしかったですよ。そして何と言っても、テーブル一杯にお代わり自由のパンチャン(小皿料理)が並びます。それがまたおいしいんです。ソウルで食べるよりお肉の量も多い気がしました~



交通費往復2600ウォン(320円ぐらい)で行けるお手軽日帰り旅行でした~ 楽しかった~

雪嶽山へ登る

2006-10-22 | 旅行
ソウルも寒暖の差が激しくなってきて、日一日と紅葉が進んでいますが、ソウルの北東にある「江原道(カンウォンド)」は紅葉が先にきています。そこにある「雪嶽山(설악산)(ソラクサン)」は秋になったら絶対に行きたかった場所。紅葉で有名な山です。

天気予報はあいにくの雨。でもそんなことは気にすることもなくソウルを出発。バスで4時間で束草(ソクチョ)へ到着します。雪嶽山はそこから市内バスに乗り換えてさらに30分行ったところにあります。交通費の安い韓国は、4時間乗ってもバス代14900ウォン(約1800円)です。雪嶽山は韓国で3番目に高く1708メートルです。でもここは山が1つある訳でなく雪嶽山国立公園になっていて、山がいくつもあります。ちなみに一番高いのは、済州島にある漢拏山(ハルラサン)1950メートル(「私の名前はキム・サムスン」でサムスンが一人で登りに行った山がそうです)、2番目が慶尚南道(キョンサンナムド)にある智異山(チリサン)1915メートルです。

国立公園には入場料を払ってから入ります。年齢に関係なく学割なるものがあり、ちゃんと学生証を持っていた友達が、3400ウォンの入場料を1300ウォンで購入してくれていざ国立公園内へ。3人のうち2人は学生証携帯してなかったんだけど、同じ学校に行ってます~と主張したら3人とも学割にしてくれました。おじさんありがとう



お天気はいまいちだったので、頂上はこんな感じで霧がかかっていました。山登りと言うより、低いところでトレッキングをしようと言うことで滝へ向かいました。そこはまさに私が求めていた紅葉が~



滝までは2.4キロまでだったはずなのに、行っても行っても終わらない道を約1時間歩いてやっと滝へ。途中はずーーーと紅葉の木々が、そしてたまにシマリスがちょろちょろと走っていました。滝へ行く道の入り口におばさんが露天を出してて、「疲労が解消されるよ~」と言いながら飴を売っていました。何でもとりあえず食べてみるのが信条の私は500ウォンでこの飴を買って食べて見ました。どろっとした飴で意外に味もおいしかった 紅葉を満喫してから、ケーブルカーに乗って山の上へ。そこから上へ行くと権氏と金氏が敵の攻撃を避けるために一夜で城を建てたと言われる場所があります。残念ながら霧で周りの山は霞んでいましたが、地上850メートルからの絶景はなかなかのものでしたよ。



こうして念願の紅葉の雪嶽山へ行き、満足して最終ケーブルで下におりました~ 雪嶽山に登ったって言うより、ケーブルカーに乗って上がったって言う方が正しいかも

ソウルの紅葉はこれからで~す。

それでは~今週も良い1週間になりますように


慶州~ソウルへ

2006-10-01 | 旅行
さて最後です。
慶州からソウルへ帰るのに、帰りは韓国の最新高速列車、フランスのTGV(でした?)の車両を導入したKTXに乗ろう!でも慶州からKTXには乗れないのです。よって慶州から東大邱(テグ)までバスに乗りました。

ガソリンスタンドさえ瓦屋根の建物になっている慶州ですが、高速道路の料金所もこの通り



どこまでも徹底しています。
そして慶州へ別れを告げ、次の街大邱まで1時間バスに揺られ。ほとんど寝てたので外全然見てなかった。。。あっと言う間に到着。そして駅はどこ?道端で物を売っていたおじさんに聞くと、バスターミナルの裏にありましたよ、立派な駅が!意外に大きくて、人も多い。作りが仁川国際空港に似てるのは気のせいでしょうか。仁川国際空港に似てるってことは、関西国際空港に似てるってことかな。

今回の旅では絶対乗ろうと決めていたKTXですが、座席の間隔が狭くて、背が高い人が多い韓国人には不評だそうです。でも何しろ早くてソウルと釜山の間を3時間で走るので便利。東大邱からソウルまでも1時間半ぐらいで着きます。



東大邱に到着した列車からは、こんなお姉さんが出て来てご丁寧にあいさつまでしてくれます。あまり必要ない!?



土曜日の夕方なのに、KTXは一杯。途中は大田(テジョン)にしか止りませんが、大田でもたくさん人が降り、さらに乗ってきてと、かなり座席は埋まっていました。ちなみに東大邱からソウルまでの料金は、約4000円なので、交通費の安い韓国ではやはり高いですね。



こうしてすでに外が暗くなりつつあるソウルへ到着。2泊3日の慶州旅行は終わりました。地方へ行くと日本と同様、その土地のなまりがあります。慶州も女性の韓国語はまだしも、タクシーのおじさんの韓国語は半分もわからない。。。 それでもまだ会話できるようになっただけでも、かなり進歩したと思いたい 

そう旅の途中でとてもおもしろいことがありました。着いた初日に古墳群のところで、写真撮影をお願いしたお父さんと息子の韓国人旅行者に、次の日仏国寺に向かうバスで偶然乗り合わせました。それも二人は途中の慶州駅で乗ってきたんです。そんなに頻繁に走ってもないバスですよ。仏国寺でもあちこちで見かけ、そしてお昼を食べ終わって歩いてるとまた遭遇。さらには、仏国寺の中を歩いていると、サランチェに泊まっていた韓国人家族にばったり。慶州って狭いってことなんでしょうかね。この先会うことはないにしても、こんな風に旅先で言葉を交わした人たち多数。この人たちにとっては、私たちが日本人のイメージを作らないとも言えないので、どんな時も自分の言動には気をつけたいと思った旅でもありました。

それでは~ 次回からはまたソウルの話題です!

慶州パート6

2006-09-30 | 旅行
ここ1週間ほど、まるで夏が戻ってきたかのような日差し。この秋晴れ、子供の頃の運動会を思い出すようなお天気です。こっちもこの季節は運動会をするようで、近所の小学校では「運動会」の垂れ幕がかかっています。

さて、慶州旅行の報告も大詰めです。
最後に行ったのは、韓国最大の朝鮮王朝時代の両班(ヤンバン-日本で言う貴族でしょうか)の村。「良洞民俗村(ヤンドンミンソックチョン)」。村全体が文化財として指定されていて、民俗村と言っても、人工的に作った村ではなく、今もちゃんと人が住んでいます。月城孫氏と驪江李氏一族によって形成されていた両班の村で、今でも両家の本家はここに残っています。村の中には、もちろん孫さんと李さんと言う名字しか存在しません。1993年には英国のチャールズ皇太子も訪れたそうですよ。

孫氏の本家


李氏の本家


こんな具合に韓国の時代劇ドラマなんかに出てくる家の作りそのままの家屋がそのまま残っています。



萱葺の家屋もちらほら。日本の萱葺とはちょっと違って、丸みを帯びた屋根で、日本ほど厚みがないです。オンドルがあるから、そんなに厚くしなくても寒さをしのげるんでしょうか。

この村へは慶州市内からバスで40分ぐらいなんですが、さすがに私たちのようにバスで行く人はいないようで、韓国人は観光バスもしくは自家用車で来るようですよ。バス停から歩かないといけなくて、人っ子一人いない道路を秋の日差しを浴びつつ10分ほど歩くとやっと村の入り口到着。ここはなんと日本語の説明書もあった上に、案内所の女性は日本語もしゃべれましたよ。

村の印象ですが、確かに伝統家屋が残っていて良く保存されているとは言え、鄙びた感じは否めないです。近くに小学校があったので、子供もいるとは思いますが、伝統と一族のプライドを守りつつ暮らすのは大変なことだと思います。

村を一回りして、帰りは途中にあった駅に人が待っていたので、これはもしかして汽車が来るかもと思い、待っていたおじさんに聞くと5分ぐらいで来るとのこと。駅とは行っても



こんな感じですよ。

そして無事慶州駅へたどり着きました。次回はいよいよソウルへ向かいます!

慶州パート5

2006-09-29 | 旅行
新学期も始まったと言うのに、未だに慶州の話題です。あまりにも見所一杯で、伝えきれないことの方が多い!

さて、今日は、慶州でも最大の古墳群「大陵苑(デヌンウォン)にある「天馬塚(チョンマチョン)」です。ここは数ある古墳の中でも唯一中が公開されています。



その名にもあるように、天を翔る馬が描かれた泥除けが発掘されました。ここも他の同様に説明書が一切なく、中をふらふらと歩いていたら、ちょうど英語の通訳をしているガイドさんが。。。展示品を見ているふりをして後ろで説明を聞かせてもらいました。実はこの泥除けも最初は古墳の中の遺体にかぶせてあったものだとばかり思っていたのですが、実は乗馬に使う泥除けだったことがガイドさんの説明でわかり納得~ やっぱりガイドさんと周るのが一番だよ~と思った次第です。古墳の中も石を積んで中が空洞になるような作りになっているようなのですが、発掘の時に一気にいくと石が下に落ちて空洞が埋まってしまうので、慎重に少しつづ取り除いて空洞の中に埋められていた棺を発掘したそうです。棺の中には、黄金の装飾品を身に着けた男性が見つかっています(ここまでガイドさんの受け売り~)。この男性がつけていた王冠は、これまで発掘された中では最大だそうです。本物は慶州博物館に展示してあります。

この日も暑かったのですが、古墳の日陰の方で横になっている熟年カップル。子供用のガイドさんと周る小学生。アイスクリームを食べる家族連れ。といろいろな人が秋晴れを楽しんでいました。さすがに日本人は少なく、私たち以外は、2人組みのおばさましか見かけませんでした。

そうそう、この大陵苑は夜10時まで空いているのですが、なぜか閉園時間を過ぎても音楽が流れている・・・私たちが宿泊したサランチェがここのすぐ横だったので、星を見に夜中に散歩に出かけたら、なぜか大陵苑から音楽と説明が流れている。ちょっと不気味でした。ただの消し忘れ!?

実は慶州まだ続きます

慶州パート4

2006-09-28 | 旅行
いよいよ慶州へ来たら必ず見ておくべき名所「仏国寺(プルグックサ)」と「石窟庵(ソックラム)」。両方とも1995年に世界文化遺産に登録されています。

慶州市内からバスで30分ぐらい田舎道を走ると「仏国寺」へ到着します。751年に金大城が両親のために建てたと言われています。新羅の建設技術と仏教思想を垣間見ることができ、お寺全体が仏国浄土を表現しているそうです。建物の色彩は、ソウルにある宮殿に似通ってはいるものの、お寺だけあってそこに仏教画が描かれているのが珍しかったです。



ほとんどの建物は再建されたもので、境内にあるこの釈迦塔と多宝塔が建立当時のものだそうです。



慶州はこれだけ観光地になっているにもかかわらず、各観光地に説明のパンフレットがまったくありません。ガイドと一緒に行かなかった私たちはどうも見逃したところが多かったようようです。ここは秋は紅葉、春は桜の名所でもあるので、その季節に合わせて行くとさらに良いかもしれません。

次は、「石窟庵」。仏国寺からさらにバスで10分ほど山道を登ると到着します。ここにはガイドブックを見ると必ず出てくる有名な石の仏像があります。写真で見るととても大きく見えるのですが、実際は奈良の大仏なんかよりは2回りぐらい小さいです。でも花崗岩で作られた仏像の顔はとてもおだやかで、素晴らしい仏像です。ここも金大城が両親のために30年かけて作った寺院です。元々は自然の石を切り取ってドーム型にし土をかぶせ、その中に仏像が設置されていたのですが、植民地時代に日本人が解体し元に戻さなかったために通気が悪くなってしまったそうです。今は保存のために、ガラスが前にはめられ、中にも入れなくなっていますし、写真も撮れません。こんな話を聞くと本当に悲しいですね。

ちなみにこの注意書きなぜか韓国語と英語のみ。一緒に行った友達は中国に住んだ経験があるので、中国語で書くべきだとポツリと言ってました。



「石窟庵」から眺める景色は、海まで見渡せます。私たちが行った日は、快晴だったので、ラッキーにも海まで見えました。山の向こうに見えているのは海です!



この時期、どこへ行っても小学生に遭遇します。ここも観光客より、小学生が多かったですね。

では~