
イギリスの文化や風土やイギリス人の暮らし方など…とにかく、イギリス全般のことに詳しい井形慶子さんという方は月刊情報誌「ミスターパートナー」の編集長でもあります。ご自身も、中学生の頃から、強烈な結婚願望を抱いていたということもあって、恋愛や結婚についての見識や見聞には、余人の考えも及ばない洞察力をお持ちのようです。最近、電車の広告で彼女の著作のことを知り、図書館にリクエストを出していますが、まだ本命の本は届いていません。が、類似したテーマで、他の読みやすい本を通勤電車の中で読んでいて、「なるほどなぁ!と感心させられたフレーズがいくつか飛び込んできたのでご紹介したいと思います。①【恋愛や結婚はロマンスではなくシビアな人間関係力が最後の決め手である。】←ただ、「好き」だとか「惚れたはれた」だけでは、人間関係は続かない。「俺について来い!」の時代は過去の遺物になったとし、20~30代のこれから何者かにならんとしている男性に、あれもこれも望んでも、望むこと自体が土台無理な要求であることを説明しています。男性にも女性にも、相手を惹きつけるためには押したり、引いたり、相談したり、提案したりというバランスがないと、すぐに飽きられてしまうと説いています。でも本当にそうなのでしょうか?恋に恵まれたことのない私など、町を歩いていると、カップルだらけなので、私以外の人々は、有り余るほどの恋を抱えているのだろうなぁと思え、とても楽しそうに、自分たちの‘恋’を謳歌しているように見えてしまいます。けれど、実態は、2度目のデートに漕ぎ着けられるカップルは極少なのだそうです。②【恋の成就のことはさておき、勇気を出して、相手に近づいてみましょうそれは、一つには自分の恋を成長させるためと、好意を寄せている相手のことをもっと深く知るためにです。】←このことは恋のことに限りませんね。どんな人間関係においても、自分からも相手に歩み寄る気持ちがなければ、関係は少しも発展していきません。結果は、自分の努力だけでどうにかなるものではありませんが、何事もプロセスが大事であることを思えば、傷つきが怖い…とビクビクしているだけでは何も始まらないでしょう…ネ。③【男の人の愚痴を聞いてあげよう】←ほとんどの男の人は、落込んでいたり、うなだれたりしている女性には相談に乗ってあげたり、手を貸してあげるのに、女性側は、男の人の弱音や愚痴に対しては、意外に寛容でないことが多いそうです。これも、生きることがとても難しくなっているこの時代に、男女で心の仕組みに決定的に大きな差や違いがあるはずもないので、お互いに助け合い、いたわり合えたらいいのではないかと、私も同感です。④【ステキな男性の特徴(共通項)はバランスとバラエティである】←人との距離の取り方、仕事と私生活の時間の使い方、これらはすべてその人の中に潜む「バランス」感覚とのこと。そして、このバランス感覚にすぐれた男性をよくよく観察すると、10~20代の頃、猛烈にアルバイトや仕事をした人が多いそうです。そしてもう一つ。そんな彼らの中にはどんなジャンルの話しをしても相通じる豊富な「バラエティ」があるのだそうです。平たく言えば、実に多趣味で興味の対象が広いということなのだそうです。最後に、⑤【自分が分かることだけを認めていったのでは先に進みません。相手を上手にカバーするコツは、何よりもあなたが相手と積極的に関わる姿勢です。】←関わらないでいる、という状態も、ある時は、それが積極的な関わりの姿勢であることもあります。でも、気持ちは常に、「あなたを忘れてはいませんよ。私はとても積極的にあなたに関わっているんですよ!」という姿勢を持つことが大事だと、再確認させられました。理屈はともかく、元気を貰えたこと、人に対して積極的になってもいいんだって、もう一度、思えたことで、幸せな気持ちになれました。
★mr partner
面白く、示唆にあふれてましたね~
同じ女性として、うなずいてしまう。
井形さんの論理って、いいとこついてて
新刊『イギリス式時給900円から始める暮らし』で
ドカ~んでした。逃げない恋愛・・・ぜひ読んでみてください。私すっかりはまってます、この人。
井形さんの新刊文庫「イギリス東京私の24時間」に今は夢中です。ココに井形さんの人間関係、恋の断片が見えてグッドです。お正月、明日までに読み上げます。ああ、私も旅に出たくなり、イギリス行きを決めました。とてもお勧めに1冊です。
新年ですね。