
アロマのお仕事の修行中の私にとって、このことに関わっていると、毎日がまるでお祭りのように興奮に満ちたものなのです。いろいろな人に出会います。これまで関わりのあった人との関わり方も、今までとは、まったく違った視点で眺めるようになりました。いろいろなところへ出かけます。これまでの生活の延長では、考えられないような場所にも出かけていきます。それは、今までには出会ったことのない価値観や文化との出会いであり、私の命を根底から揺さぶる‘事件’の連続です。極めつけは、この仕事において、私の指導者となってくれている中国の漢方医(女医さん)との出会いでした。これまでの私の人生において、彼女ほど、本気で、私の背中を押してくれた人はいませんでした。ほどほどの付き合い。傷つけ合わない大人げ。それが、私たちの人間関係のあり方の定石です。それはそれで、とても大切な智恵なのですが、この女医さんとの出会いは、私の日常を、一気に、より現実的な超スーパー日常へと変容させていったのです。私は、これまで、自分の身内や仲の友人同士を引き合わせた…というような経験は皆無でした。それなのに、この女医さんには、母を会わせ、友人を会わせ、あっという間に、これまでの私には、あり得なかった行動パターンを平気でとってしまっているのです。この人は何ものなのだ!私はこのヒトを頼っています。けれども、依存する気持ちは、一切、持っていません。それは、知り合ってまもなくの頃に、頼ってもいいけれど、決して恨み言を聞く耳を持ってはくれないということを、痛切に感じる体験をしたからです。この人は、今までの私に欠けていた心の強さを身をもって教えてくれるのです。「強くなければ生きてはいけない。優しくなければ生きている資格がない。」という言葉を思い出させてくれる、恐~い人なのです。