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雨の夜と下弦の月

毎日を静かに、穏やかに生きていきたいと思う日々。
そのわりにはジタバタと暮らすワタクシの毎日を綴っております。

純文学か大衆文学か。

2012-02-26 15:04:43 | books&magazine
今日の東京はお天気自体はそれほどよくないのですが、そのわりには気温が上がって過ごしやすい1日になりました。

ワタクシは今日は何の予定もなかったので、掃除と洗濯を済ませるとボーっと本を読み始めました。
橋本治の小説って真面目に読んだことがなかったので、先週、本屋さんで目についた「巡礼」という本を買ってきました。
「窯変源氏物語」も一応オリジナルの小説ということになるようですが、あれはやっぱり橋本訳の源氏物語だろうと思います。
その他の橋本センセイの本はなぜか評論ばかり読んでいて、小説を読んだ記憶がなかったのです。

「巡礼」はまだ途中までしか読んでいませんが、ゴミ屋敷に住む男の物語です。
なぜ、主人公はゴミ屋敷に住むことになってしまったのかが、橋本センセイ独特の文体で語られていきます。
途中までしか読んでいないので、読了したら感想を書こうと思っております。
文庫本の帯に「橋本治、初めての純文学」と書かれていたのが、ちょっと意外な気がしました。
ワタクシには、何が純文学で何が大衆文学なのか、その境界線がよく分かりません。
芥川賞=純文学、直木賞=大衆文学ぐらいの認識しかないので、橋本センセイがどちらに属するのかよく分かっていない。

小説は面白ければそれでいいと思っているので、純文学だろうが大衆文学だろうがどちらでもいいというか。
今さら気にする人もあまりいないだろうとは思うのですが、芥川賞を取りたいと思う方はやっぱり純文学志向なんでしょうか。
本自体を読む人が激減したと言われる昨今、そんなことを気にしている場合でもなかろうにと思うのです。