南の島で幼稚園の先生になろう!

帰国しました。日本で元気に職場復帰しています。

夏休み最後の日

2006年08月13日 | ミクロネシアの生活
今日は最後の夏休み。明日から幼稚園も学校も始まります。
幼稚園の先生ですが、校長先生が「もう一人の日本人の仲間と一緒に8年生の体操も教えてくれよ」だって。授業本当にあるのでしょうか?

今日は教会が始まる直前にカメラを取りに行きました。
私の教会には司祭が一人、助祭が二人います。今日は司祭もいないし、もう一人の助祭さんはアメリカに出張なので、僕のお祖父さんが教会を全て取り仕切ります。
それに気づいてこの瞬間をカメラに納めなければとダッシュで30秒、駆け足1分の家まで取りに行きました。

お祖父さんは足がちょっと悪いので心配しましたが途中座りながら1時間のミサを終えられました。
僕がたくさん写真を撮っていると隣の小学校の校長先生が僕ににこっと笑い「OK」のサイン。僕が何故写真をたくさん撮っているか彼は分かってくれています。

家に帰り、昨日仲間と約束していた仲間の担当の小学校の草刈りに行こうと草を刈る道具は、何かないかと聞きました。するとお祖父さんのお嫁さんが「なぜあなたが違う小学校の草刈りをするの?今日は日曜日だし。向こう学校のファミリー(先生集団のこと)はどうなっているんだ」と少し怒っていました。仲間が体育の教科を担当するので、草が生えていては困ること、他の先生は草が生えていてもあまり教科などに影響がないことなども伝えました。結局仲間の都合で今日は手伝えなかったのですが、お嫁さんのいうことはもっともだと思います。「僕がちゃんとしておかないと、日本人同士なんだし、日本人で力を合わせればいい」と考えていたのだと思います。日本人が頑張る場面をたくさんあるし、同じ村の3人はこれからも力を合わせて、いろいろなことをしていきたいと思いますが、それが現地の人にとってどのように映るかは、きっちりと見極めたり意見を聞く必要があったりします。

予定が変わって、お祖父さんの家の横の道を山まで歩くことにしました。コロニアから家までもほとんど海沿いで、家も海の前にあるので、沿岸以外は普段の生活では歩かないので。やはり途中から急でしたが、15分から20分くらいで行き止まりまでいけました。
途中でお祖父さんのお婿さんが車の中から「どうしてこんな所にいるの」と心配をして声をかけてくれました。
あと、雨の後で増水している川で子ども達がパンツ一枚になって石にしがみつきながら、泳いで?いました。やっぱりこっちの子どもはたくましい。
これが最後の夏休みの姿なんだと。(私の家族の子はここまでしないかもしれないけど)

やはり今日も寄り道が大切だなと。目的に一直線に進むのもいいけど、なんとなくぶらっと歩くと今まで知らなかったことに出会います。
あと、予定外の楽しさ。今日は草刈り張り切っていたので、朝から早起きして洗濯して準備万端だったけど、その予定が変わっても自分の中でそのことを楽しんで行かなくてはいけないなあと思います。

夕方、一人暮らしの先輩から誘いを受けて、コロニアに。
おいしいラザニアを頂きました。
帰りにタクシーを呼ぶと、運転手の人なんだか見たことのある人。
そうです。僕の幼稚園の運転手。
たまにアルバイトでしているそうです。

明日からとうとう幼稚園。
正直いつもの新年度より「なんとなくどうなるのかな?」と気持ちは多いかも。
とりあえず、子ども23名の名前は覚えたので、顔と一致させられるように頑張ります。
ABSALEM・AJ・ARKANGLEなどなど今まで覚えたことのない名前ですが、中には「KIYOKO」っていう日本人の名前の子もいます。楽しみです。
コメント (4)
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