日々つれづれ

~心思うままに/一日一笑~

バイオネーズ

2007-05-10 | 日記
やっと、連休ボケもなくなってきましたよ。
って、もう明日は金曜日なんですが・・・
夫さんのノートPCももうすぐ修理を終えて戻ってくるようです。
何が原因か分かるのかな?

「マヨネーズ」の値段が上がるってニュースでしてましたが。
ウチは夫さんがマヨネーズ嫌いなのでほとんど買わない。
たまに私が食べたくなったときに、小さいサイズのを買ったりするくらいだ。

で、マヨネーズが値上がりすると家庭の台所事情が大変なことになるとテレビで煽ってたけど、本当にそうなのかな?
値段が上がって困る人は、手作りすればいいことじゃないのかな。
その方が何が入ってるか確実に分かるし、自分の好みの味が作れるし。。。

でもその前に考えなきゃいけないことは。
マヨネーズの値が上がる=材料の食用油の値が上がる=食用油の原料の値が上がるって事。
食用油の原料っていうと、トウモロコシや菜種や紅花など。

このトウモロコシって、バイオエタノール(以下BEと略)の原料だ。
このBEって普通のガソリンにほんの僅かしか混ぜないで「CO2が出ない環境に優しいエネルギー」って言ってるが、最初意味が分からなかった。
だって、油を燃やしてCO2が出ないってどういう意味??
お役所の人たちが言うには、「植物を燃やすとCO2が出るが、育てるときにCO2を吸収するから、±0って事」なんだとか。
物事はそんな単純じゃないんだよ。。。
BE100%で機械を動かすのなら何となくそうかなぁ~って思ったりするけど、植物を育てたり刈り取ったり運んだりするためには、普通に石油や石炭を使うんだったら意味ないじゃん。

で、このトウモロコシ(≠スイートコーン)は日本では食べる人はそんなにいないと思うけど、貧しい発展途上国では大事な大事な食糧だ。
その国の人たちが、細々と一生懸命作って1年分の食糧として保存したり売買したりしているのに、何も考えない先進国がその食糧の値段を上げて買い占めて発展途上国の人々を苦しめていいのだろうか?

否。

確かに、先進国が買い上げることで沢山のお金が発展途上国に流れるだろう。
でもそのために、発展途上国の人はたくさんの森林を焼き払い、農地にすべくそこに住む貴重な動物たちを殺したり追い出したりして土地の砂漠化に拍車をかけ、干ばつが続けば今よりももっと飢えに苦しむ人が出るだろう。

そんなことが、ド素人の私にでも簡単に想像がつくのに。
アメリカ人は京都議定書に参加しないで、でも、異常気象が地球温暖化によるものだと少しは認知したようで、石油も残り少ないからと新たなエネルギーの開発を始めた。
それがBE。
そして、これは儲かると思ったのか、世界中に「これからはBEだ!」なんて言い始めてしまった。

食糧を新たなエネルギーとして考えるなんて、どうかしてるよ。
世界中に人々ことを考えると、もっと、食べられない植物を使うとか、太陽光・風・海流などを駆使してエネルギーを作り出すことに力を注げばいいのに。。。と思う。