ふたつの出来事

2006-08-03 23:51:31 | ・その他・暮らし・日常
仕事から帰ってきて、お洗濯ものを取り込もうと、バルコニーに出たら、
通りの道路でガシャン、ガリガリ~と大きな音がした。
見ると、黒いタクシーがゆるやかなカーブのところにある電柱をこすって、
歩道にまで乗り上げ、いったん停まったが、そのまま急発進で逃走した。
私はとっさにナンバーをみた。
派手に壊れたバンパーなどの部品が散乱している。
車は、直進の二つ向こうの信号で停まり、
マズイと思ったのかそのままバックで途中まで戻ってきた。
この事故、さいわい人は巻き込まれなかったからよいものの、
でも、そのまま逃げるのは許されないでしょう。
目撃者たる私は怒りをおぼえ気分を害した。
私が通報したわけではないが、
しばらくすると、パトカーが来て、警察官が実況検分をはじめた。
運転手はしきりに携帯電話でタクシー会社と(おそらく)連絡をとっていた。
本人にもケガはないようだが、見るかぎりお疲れのおじさん。
おまけに紺の制服の背広がジャストサイズじゃなくて・・・。
怒りはおぼえたものの、その後、気の毒というか憐憫の情を感じてしまった。

その状況を横目で見ながら、図書館に向かった。
カウンターの窓口に親子連れ、母と兄弟がいた。
保育園児くらいの弟が図書館の備品をいじって遊んでいた。
兄に「みてみてぇ~おもしろいよ」と大きな声を出してた。
見かねた司書が「触らないでね。」
「前に触ってて壊れたんですよ。」と、そう言いながら、
母親に視線を向けるが、その母は何も言わない。
そして、再び子どもは同じことを繰り返した。
母親はやはり叱るでもなく何も気にしていない様子。
なので、今度は私がお子さまに注意してさしあげた。
「これは触っちゃダメだよ。」
子どもにはやさしく言ったが、お母さんには多少キツク届けたつもり。
数年後、こんな子どもが学童に入ってくると、とても困るのです。

日本人のモラルが低下していると、『クローズアップ現代』で
取り上げられていたが、それでは世の中が乱れる一方、困るよね。
少なくとも、お母さんは自分の子どもにちゃんとよいこと、悪いこと、
教えてあげてください。必要なときはきちんと叱ってください。
それが、その子のためでしょう。

学校の授業参観で、落ちつかない子どもの、そのお母さん、
なんと教室の後ろでペチャクチャおしゃべりしていたんですって。
まるで子どもとおなじレベルです。先生も呆れちゃってます。
もうひとり、なかなか落ちつかない子どものお母さん、
予定していた個人面談を無断ですっぽかしたんですって、
先生はずっと待っていらしたのに・・さすがこの親にしてこの子あり。

人間社会 お互いちゃんとやりましょう。ちゃんと生きましょう。


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