マダムホーリーの毎日のご飯とぼやき日記

毎日作る料理をご紹介し、日々思うことをぼやいています。

目玉焼きの思い出

2020-07-06 07:26:12 | 朝食

土曜日の朝食です。

アールグレーとセイロンを1対2でブレンドした紅茶で飲みました。

何十年経っても思い出すのは、十九歳で東京に出た頃のことです。まだ友達も多くなくて心細く暮らしていました。

大学に入学して、勧誘を受けて入部したのが、体育会一般スキー部でした。競技スキーと違って、スキーの指導者を養成するために基本の技術を磨きます。競技は団体戦とかもありました。シーズンオフは、もっぱら基礎体力作りをしておりました。所属している部はかなりレベルが高く、関東の大学では3位以内に入るほどでした。(私は選手ではないです)

女子は5名ほとんどは男子です。なんとか大学で友達ができました。群馬出身の子が私と同じで、アパート暮らしをしていたので女子全員で泊まりに行きました。彼女のご実家は裕福で、部屋には当時憧れていた新品のカラーテレビが備えてありました。あの頃白黒テレビの中古が秋葉原で2万円の時代です。

彼女は小さなキッチンで、朝ごはんを作ってくれました。一人に卵2個ずつ入れたハムエッグを、一皿ずつ作ってくれました。卵を2個の目玉焼きは、レストランにはありましたが、一般家庭は上の画像のように一人に一個で作ります。でもこの時の朝ごはんは目玉のように2個でした。私はすごく感動して、美味しく食べました。

40年経過して、今年のお正月、その頃の友人が手紙をくれて、ラインでの交流が始まりました。当時の話や、近況の話題で盛り上がっています。

私は、1年後、高校時代にスキー大会で傷めた膝が悪くなり、ハードな運動は難しくなり退部しました。辞めた後も交流はありましたが、卒業後は徐々に疎遠になって行きました。

当時の仲間とこうやって何十年ぶりに旧交を温めることができたことを毎日感謝しています。

特に朝食に、目玉焼きとトーストを作る時は、あの時作ってもらったゴージャスなハムエッグを思い出します。

作ってくれた本人は、

多分ね、お腹が空いていたから美味しく感じたのよ。

と謙遜してくれましたが、いいえ、本当に美味しい味でした。

 

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