未来への扉

人それぞれに生きた証・生き様があり、それは自己・他者へのメッセージとなります。

坂東三十三観音巡礼(1)

2017-10-26 23:55:55 | コメント
 かつて十年以上前になりますが、四国八十八ヶ所霊場を巡礼したことがあります。
 歩き遍路の経験は、後の自分にとっても大きな影響を与えていると思います。
 当時のように徒歩で巡礼をするのは体力的に厳しいと思いますが、先日車で坂東三十三観音霊場の巡礼を始めました。

 浅草寺(13番札所)(東京都台東区)で納経帳(御朱印帳)を購入し、北から巡礼することにしました。
 巡礼を始めてすぐに気持ちが高揚したのですが、その理由は立て続けに御本尊を拝む機会に恵まれたからです。
 中禅寺(18番札所)(栃木県日光市)大谷寺(おおやじ)(19番札所)(栃木県宇都宮市)と素晴らしい時間を過ごしました。
 美術品としても素晴らしい仏像だと思いますが、技術的なことよりもむしろ、彫られた方の祈りに対して深い感銘を受けたような気がします。

 (写真は、中禅寺から臨む(日光)男体山(2486m)(日本百名山)) 


 霊場と定められているお寺は人里離れた場所にあることが多く、修行の場としては恵まれた環境にあることでしょう。
 歩いて巡るのは大変だと思いますが、車という文明の利器を活用して参拝しました。



 限られた休日の中で出来るだけ多くの札所を巡りたいという気持ちがあったのですが、予想以上に素晴らしいお寺が多く、結果的に一つ一つの札所で長居滞在時間が増え、なかなかスケジュール通りに巡ることが出来ませんでした。
 普段の仕事においては、スケジュール通りにいかないと無理をしてしまうことが多いのですが、今回は予定通りにいかなくても「ま、いいか」と思うことにより、非常にリラックスした時間を過ごしていることに気づきました。
 本当は自分の心が決めているだけで、「しなければならない」ことなど何もないのかもしれません。
 


 まだ半分以上の札所が残っていますが、休日を活用しながら時間をかけて巡りたいと思います。