未来への扉

人それぞれに生きた証・生き様があり、それは自己・他者へのメッセージとなります。

選択の結果

2017-06-29 22:58:40 | コメント
 6月1日に、丹生川上神社下社(奈良県吉野郡下市町)を参拝しました。



 年に一度の例祭の時だけ、木製75段の【階(きざはし)】を登段することが出来ると昨年伺い、是非この機会に参拝したいと思っていました。

※神社拝殿の奥に続く、屋根付きの75段の階段の先に本殿があります。

 参拝して知ったことですが、明治の時代に建て替えられた【階】の老朽化が進んだ為、修復作業が今年より始まるらしく、現在の【階】は解体されお役目を終えられるそうです(今回貴重な機会となりました)。

※修復前の特別期間として6月~9月まで【階】を登り、参拝することが出来るそうです(詳細はこちら)。



 今までの人生の中で、過去の選択を悔やみ、違う道を選んでいたらと思うことが何度もありました。
 しかし、この日登拝して「今までの人生いろいろあったが、選択の結果、自分はこの地に来れたのだ。自分の選んだ道に間違いはなかった」と強く感じました。
 過去を後悔することに使っていたエネルギーを前向きな方向へと向けることが出来るようになったような気がします。



 日本最古の祭祀が行われた丹生川上の地は、幕末の時代、天皇制への回帰を求める人々の心の拠り所となりました(それ故に焼き討ちにあったそうです)。

 この地を流れる清々しい風と共に、先人たちの時を超えた思いを僅かながら感じることが出来たような気がしました。



※丹生川上神社下社の紹介HPはこちら

※丹生川上神社下社の紹介動画はこちら



 (おまけ)

 昨年初めて丹生川上神社下社を参拝した際、近所の気さくなおじさんと思えた方が話しかけてこられました(実はこの方が宮司(皆見元久様)でした)。

 「日本に八百万の神が存在するのはなぜか、我々の祖先は万物に感謝し、その感謝の対象が神様となったから」というような貴重なお話をいろいろと伺いました。