未来への扉

人それぞれに生きた証・生き様があり、それは自己・他者へのメッセージとなります。

『一万年の旅路』より(その11)

2012-10-18 23:20:40 | イロコイ族
 『一万年の旅路-ネイティヴ・アメリカンの口承史-』((ポーラ・アンダーウッド(著)、星川淳(訳)、翔泳社刊))より。



 【人間とは何か】

 (P192)

 知恵は学ぶことの中にのみある。そして大きな学びの中には、かならず大きな生存の可能性が含まれている。



 【培(つちか)う女】

 (P242)

 かくして<屈む女>(病気の為に背中の曲がった老女)はその知恵で理解した。これほど大きな発想の転換は、説明するより問いにまかせたほうがいいことを。なぜなら問う者は、つねにではないにせよ、たいてい答えを求めているのであって、すでに何か新しい理解が生まれるゆとりを用意しているからだ。



※一つひとつの【エピソード】の中で語られる【教訓(知恵)】を一部ご紹介していますが、エピソードについては割愛させて頂きます。
 エピソードと教訓のセットで一つひとつの物語が成り立っていますので、なぜ教訓が得られたのかを説明するエピソードが無いと片落ち状態です。
 興味のある方は、是非この書籍をご購入して読んで頂きたいと思っています。

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