この私こそ世界の中心

2014-12-22 20:02:18 | 日記
今年買った本で、
繰り返し読んだのがこの
『嫌われる勇気』


割と有名と言うか売れた本らしく、
ちょこちょこ、目にしました。

私は珍しく見た新聞の書評で気になって購入。(普段新聞なんて読まないくせに)

心理学者のアドラーさんが提唱する考え方を、
わかりやすく解説した本なのですが、
「なあ~るほどそう考えればいいのか」
と思うことがいっぱいありました。

その中でも印象的だったのが、
「世界はあなた中心に回っているわけではない」ということ。

自分の人生の主役は自分だが、
世界の中心に自分がいるわけではない。

自分にしか関心のない人は、
自分がこの世の中心のように思ってしまう。
そういう人と言うのは、他者とは「自分に何かしてくれる存在」だと思っている。

でも他者はあなたの期待を満たすために生きているのではない。

すると、ひとたび「してくれない」と思うとその相手は
期待を満たしてくれなかった→ もう仲間ではない→
自分にとって「敵」になってしまう。

「遠からず仲間を失う結果になるでしょう」

本にはそんな言葉が書かれていました。


自分は他人を生きられないから、自分の視点でしかものを見られない。
結果、中心は自分、そうなりがちだなぁと。
というより、そうなっているな、とつくづく。
身につまされる話です。

生きていれば大体が思い通りにいかない。
それをまた大体はまわりのせいにしてしまう。
あいつがわからんちんだから、とかね。

でも「他人は私の期待を満たすために生きているわけではない」と考えると、
「そりゃ思い通りになんか行かないわ」
となんとなく納得。

子育てってそんな感じでもあるのかな?とも思いました。


でもまーね、
いいことが書いてあってもすぐ忘れるんで、
またちょいちょい読むようにしないとね。
付箋いっぱいついてるけど、
開いて読むと「おおっ!こんなこと書いてあったっけ!!」と
毎回新鮮で、ある意味お得ではある。




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