自由学園明日館

2021-06-29 14:31:00 | 日記
少し前のことですが、
池袋駅近くにある、
「自由学園明日館」
というところにいとこと遊びに行きました。

盛れた。


これが公式サイト↓

何かでたまたまここのことを知って、
行ってみたいなとずっと思っていたのです。
ざっくりいうと自由学園というのは学校で、
歴史あるこの明日館は誰でも入れて、
結婚式なんかも出来ます、
そんな程度の理解でいたのですが、、

当日は、見学料とお茶菓子つきの800円を支払い(見学だけなら500円です)、
14時からの館内説明を聞いてから、
中を自由見学しました。






私はネットで写真だけ見ていたので、勝手に、
それはそれは広大な庭and建物を想像していたら、
あまりにコンパクトなのでびっくり。

ですが、一室で説明を聞き、その後いとことおしゃべりしたり館内を見てまわり、売店もある!
なんてやっていたらあっという間に喫茶が終わりそうで、慌てて行き、




もう誰もいない…。

お茶飲んでまたのんびりしてたら、最終的に建物ひとつ見そびれてしまいました。

つまりコンパクトだけど見どころ満載だし、いくらでもゆっくりしていられる時が止まっちゃったみたいな場所なのです。







ある夫婦が自分の娘のために建てた学校なのだそうですが、
この場所で授業をしていたのは13年間だけで、
手狭になったので学校は移転し、
あとは卒業生が利用していたとのこと。
設計は、旧帝国ホテルを作ったフランク・ロイド・ライトで、
少ない予算内でいかによいものを作るか、にこだわった建物だそう。
(帝国ホテルのときはどんどん予算オーバーするので、とうとうクビになったんだとか)

ただ、日本の湿度が計算外だったようで、
地面の上にいきなり床板が置かれる構造は、
乾燥してる土地なら大丈夫でも、
日本では致命的。
そのため老朽化が激しく、
取り壊すか、修理するかでずっとまとまらなかったものを、
価値が認められ「重要文化財」として修理保存されたのだそうです。

で、一般公開されるようになったのが2001年。
今年は建築されてから100年。

だいぶ長い間ぼろぼろ期間があったようですが、
残されてよかったな…。
古ければいいというものではないけれど、
妙に居心地がよかったです。

自主性を重んじる教育方針だそうで、
当時の生徒の写真を見てもみんな利発そうな感じ。
自分だったら通えないな…とそこだけは微妙な気持ちになって帰って来ました。
でも見学だけなら食事当番とか生徒会とかないから大丈夫!オススメ!