美味しおすえ

2017-09-25 20:44:00 | 食べ物
今、家に、
名も知らぬところの和菓子詰め合わせがあるんです。

味は…普通。

割と甘めかなぁ。

で私はその中の信玄餅に似た、きな粉にまみれたお菓子を食べながらぼーっと考えてました。

本当に、特別美味しいわけでもないしまずい訳では決してないし。

でもこれ、
誰かに、
「京都の有名な和菓子屋さんのお土産なんだよ」
と耳元で囁かれたら、
途端になんか数割おいしく感じちゃうんだろな!

と。

まずね、
「京都の」
がもう反則でしょ。
「和菓子」に
「京都の」
つけたらもう最強ですもん。

そういう言葉ってあるなぁ…。


乳製品のアタマについた
「北海道の」ね。

北海道のチーズ北海道のバター北海道ミルク。

意味もなく濃厚そう。
これ、「神奈川のチーズ」じゃ無理。
「石川のチーズ」に至ってはもはや、別物に思える。


「日本海の」海の幸。

「南太平洋の海の幸」のなんか脂がのってない感よ…。


「神戸の」パン。

に、対する
「奈良の」パン。
歴史はありそうだけどね、バター入ってなさそう。



ううう偏見に満ちている!!!
でもそんな感じがしてしまう!


本当に美味しかったら、
目をつぶって食べてどこのものとか聞かないで、
それでも「これは??!!」
と思うんでしょうね。

私昔、岩手の栗のお菓子をもらって、
そんないいものと知らないから包みあけて一口で食べちゃったんですよね。
それこそ、台所で立ち食い、つまみ食い、くらいの感じで、ぱくっ!と。

そしたら口じゅうなんかとってもおいしくて、
「あれっ!?これ、ひとくちで行っちゃいけないモノだった…?!」
と気づき、
口から出してやり直したかった(キタナイ)けどもう遅かった、

ということがありました。


だから美味しいものは美味しいのだ。
けれど人は情報にも惑わされるのだ。