振り向けるかどうかは別として

2017-05-08 17:04:53 | 日記
気温が上がって来た。

奴らの動きを先制しようと母は、

洗面所にホイホイを仕掛けた。

ある日の夜、

何も考えずドアを開けぱちっと電気をつけると、

今まさにホイホイに入らんと足をかけたGが。



Gが。



一瞬振り向いて(本人 談)固まったのち、

「やべっ!」

とばかりに逃げ去ってしまったそうです…。



「足かけてたのよ!足!」



残念無念あと一歩でねばねば…。

闘いは続く。

BugLug 武道館 2017.5.7

2017-05-08 00:21:26 | 音楽
以下、BugLug素人のつぶやきです。


一年前にボーカルの一聖さんが階段から落ち頭を打ち、
命も危ぶまれる大怪我をしたニュースは私でも知っていました。

その時はそういうバンドがあるのは知ってる、程度。
そのうち復活したらしいということと、武道館やるらしいということをなんとなく知りました。

たぶんミドリくんのTwitterで。

どうしてミドリくんが呟くのか最初は分からなかったけれど、メンバーに同郷の人がいるとわかって納得。
一聖さんの回復の様子を撮ったドキュメンタリーが放送されるというので、見てみました。

退院した頃の一聖さんは、
もうホント「気のいいお兄ちゃん」て感じで毒気が全く無く、
歌詞を「覚えてもすぐ忘れちゃんだよねー」とはにかむ様子がとても印象的だった。
元々の一聖さんを知らないけれど絶対こんな人じゃないだろな、と。

そして彼に接するメンバーさんがなんともあったかい。
気を遣わない訳はないと思うのですよ、でもそれがとても自然な柔らかい空気で、
なんだろうこれは、と思いました。

回復して行くに従って一聖さんの表情は変わって行き、
目の輝きが増してキラキラして来ました。
仲間のライブを観に行った時はもう、精悍な顔立ちだった。
「人間てこんなにも変わるのか」と、
改めて驚いた記憶があります。

武道館、見たいな。
命の不思議、も見たい。

5月に怪我、入院
7月退院
翌年1月一曲のみステージに復帰
怪我から一年後の今日5/7の武道館発表
ボーカル不在の間はライブを、他のメンバーが歌うことで続けた。
活動を休まなかった。

私が知っているのはこれだけです。


なんだかんだ言いつつチケット買ったのは2日前。
公式見てたら出たばっかりのベストアルバムに「謎のカードC」ってのが入っててそれを持って武道館に来い、と書いてあります。

知ってる曲が「TIME MACHINE」一曲(テレビでやったから)というのも、
ある意味楽しいのだけどここはアルバム買って行こうと、

川崎のタワレコに行ったらアルバム売り切れてて、
取り置きお願いして昨日のライブの前に新宿店で買いました。
深夜に帰宅してから速攻iPodに入れて聴きながら寝た。
色んな曲調があったのが意外、初めてでも馴染みのいい歌が多くて嬉しい。
いいなと思ったのは「猿」と「THE DEA DMAN'S WALKING」





ライブの感想は、


とにかく一聖さんのパワーがすごい。
すごい人って孤独なことが多い、わかってもらえないこととか多そうで。
一聖さんも今そうなんじゃないかと少し思った。

モニターで見る表情が、怪我の話をしている時とそれ以外の時とで全然違う。

真剣に語っているとき2回も強烈なハウリングが起こったのはエネルギーがありすぎるからじゃないかと思ってしまった。

ノリのいい曲が多くてあんまり知らなくても楽しめました。

これまでにないくらいバンドマンらしき人達を客席に見ました。
なんなら私の後ろもそうでした。


アンコールで初めて一聖さん以外の声。
上手ギターの一樹さん。
「怪我以降少し性格も変わったのかな。
よく言えばより真面目になった、悪く言えば頑固。
そんな一聖も好きだけどね」

ドラム将海さんはなんだろう、スポーツ少年のイメージ。
ドキュメンタリーの時から感じてたけど、そのままだった。

ベース燕さんは明るく帰ってきた喜びを叫んで、この感じ好き。

下手のギター優さんは渋めの声で「ファンの財布のひもが固くなった(物販のスマホケースが500も売れ残っている)と笑わせる。
優さんの低い声としゃべり方にすっかり魅了されました私。



生きていて何か起こった時、
出来事自体に意味はないと、私は思うんです。
例えば今事故が起きて巻き込まれ、
私は死んだ、あなたは生き残った、という場合でも、
そこにはその事実があるだけで。

じゃあなんなんだろうなと思っていたらこないだ読んだ本に、
「一般的な人生の意味はない」
「意味をつけるのはその人自身」
と書いてあってそうなのか、と思いました。
ある人はそれをただ嘆き、ある人は出来事の温かい面をものにするかもしれない。

一聖さんも他のメンバーさんも、
この一年間に「大切な意味」を与えたんじゃないかな。
そんな気がします。
それをみた人たちにもそれが伝わっていっての今日だった。


アンコール後、最後にひとりステージに残った一聖さんが話していたこととても印象に残りました。
5月に入院して7月に退院するまで、たった一回だけ夢を見た、
「次のライブ武道館だから」という夢。
他なにも覚えていないくらいの状況だったのに、
その夢だけ強烈に記憶に残っていて、
その後会う人ごとに「俺、次のライブ武道館だから」と言っていたそうです。

医者が驚いたという今回の回復ぶりもだけど、
人間て、生き物って、本当にすごい。
たぶん、全然わかっていない力がまだまだ隠されているんだと思うのです。
「こうなったら無理」というようにリミッターをかけているのは自分の方なんだろうな。


謎のCカードは、引き換えにスマホ?でくじを引かせてくれて、
ぴっとやったら「おめでとうございます!1等です!」って、
チェキ帳もらいました。


お花、

AUTO-MODってあのAUTO-MODか!?


九段下までにフライヤー配ってる人がいっぱいいて、
歌聴いて感涙したジグラットの人がいた、
声かければよかったかなとちょっと後悔。
背が高かったな。