備忘録②飛行機を止めた事件＠Orange County, California

学校へ通っていたものの、片言身振り手振りEnglishの私。免許も取ったばかりで運転も不慣れ。そんな時、夫ちゃんがBostonへ長期出張。これから一人でOrangeCountyで暮らすの大丈夫かしらん、事故ったらどうしよう･･･不安いっぱいの中、LongBeach空港へ無事に🚘で送った後の帰路、スーパーへ寄って、はたと気づく～家の鍵が無い夫ちゃんが鍵を持っている　スマホが無い当時今から30年程前。血の気が引きながらも、駐車場で通りすがりの方に今何時か訊ね、飛行機が飛び立つ時刻と飛行場へ戻るまでにかかる時間を計算したり、家へ帰って窓ガラスを割って中へ入るのかと思いを巡らせたりしながら、まずは必死に🚘運転し飛行場へ。

飛行場parkingから、ｶｳﾝﾀｰへ～事情を片言の英語で説明。私の必死さに同情してくれた御様子。一緒に搭乗口へ走って入って行ったけど、窓へ目をやると、滑走路へ向かって既に動き始めていた飛行機。(↑ﾈｯﾄ上から拾った画像・こんな感じ)　”万事休す～あぁもうダメだ”

それでも飛行機のCAや操縦士さんと📞してくれるUAのｸﾞﾗﾝﾄﾞｽﾀｯﾌのおねぇ様。飛行機がゆるゆる停止し、コックピットの窓が開き、手がひょいと出てきて、ポトリ黒い何かが落とされ、それを拾ってくれたｵﾚﾝｼﾞ色の作業の車。もう大丈夫よと優しく微笑んでくれ、間もなく鍵は私の手元に

今でも思い出される、コックピットから出て来た手から鍵がポトリと落とされた映像一コマ　時間に厳しい＆セキュリティに厳しい、現在2022年ではあり得ないかな。動いている飛行機を止めるって。たかが、一乗客の忘れ物のために。

30年前～あぁ、のどかな時代。