昔は女性の働ける職業なども少なく、私の祖母(明治生まれ)くらいの年代の人は年金などもなかったから、老後は子供の世話になる人が一般的だった。子供が無かったらどうしていたのだろう…。そう考えると昔の人がなん人も子供を産んだ事情もわかる。
私が子供の頃一緒に住んでいた祖母は、父方だったが、その父が若くして急死したあともずっと家で暮らした。
母は、未亡人となり、私たち3人の子供はまだ幼かった。生計を立てるため働かなくてはならない母には、家の事をしてくれる祖母が必要だった。嫁姑の関係ではあったけど、必要に迫られて2人は協力し、祖母は私たちがすっかりティーンエイジになった頃まで元気で立ち働き、亡くなった。
この祖母のおかげで、私は寂しい思いもせず、質素でも美味しい家庭料理で育てられ、母は、家の事など一切せず、男のように働けた。
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この春、私の友人が、「小一の壁」問題で
娘夫婦と同居することになった。共働きの娘夫婦は、子供の登校時間より早く出勤しなければならないのだそうだ。娘の友人の中にはこの問題で退職する人も少なくないらしい。
小学校に上がると、季節休みもあるし、下校も時間が早い。保育園の頃のような訳にはいかない。
もちろん、娘の勤め先にも、様々な子育て応援制度があるらしいが、それらを使って仕事をしているとまず、出世は望めないのだそうだ(オー!マイガッ!って言ったら「そんなの常識」と友人達に笑われた。ワタシ会社勤めは腰かけ程度だったから世間知らずなんだわ)。
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友人は「とにかく、娘に協力したい。なんの気後れもなく安心して働いてもらいたい」との一心で、自分の今の仕事も捨て、高齢の母がまだ元気なうちだから…と同居に踏み切った。
まだ保育園の下の子もいるし、彼女の協力は、何よりも心強い支えとなることだろう。
少子化問題は深刻だ。政府は、様々な子育て支援策を打ち出し、お金もだすだろうが、子育て世代がそれで本当に子供を産もうという気持ちになれるだろうか。なんせ子育ては産んだら終わりってもんじゃなく、その先がながーい。そしてこどもは生き物だ。毎日毎日の世話が必要。
おじいちゃん、おばあちゃんの協力って、目に見えにくいけど、1番有効だと思う。
その辺に政府はお金出す気になったらどうだろう。
それにしても、会社の子育て支援制度を使ってたら出世出来ないって…これこそが改革出来なきゃだよね。
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とはいえ
ワタシは孫どころか、息子3人は結婚の気配すらないから、「明日は飲み会」、「今日は観劇」と…コロナが下火になるやいなやお気楽なデザート世代を満喫中。
そんな私の仲間の中では、年上の先輩に意見を聞くと、「孫の面倒なんて見てられないわよ、後何年生きるか、明日死ぬかもしれないのに」と。
そしてこんな意見も「これまでの歴史の中で、地球上で様々な文明が発達しては滅亡してきた。だからね、これからもそうやって繰り返してゆくのよ」だって。
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でも、私はおばあちゃんに育てられてすっかりおばあちゃん子に育った。母よりもずっとおばあちゃんが好きだった。おばあちゃんが死んだ時はガックリして立ち上がれなかった。
いろんなことを教えてくれたのはおばあちゃんたったんだな。