Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

ボ・ラプ 蘇るフィルムコンサート

2018-12-17 04:14:29 | 映画
胸アツ応援上映から、アゲアゲ応援へ…。

ピカデリー系列のボヘミアンラプソディーの爆音上映が、瞬時に売り切れてしまい、朝1番でも良いから行きたかったのに!と、悔しがっていたら、HMVのメールに映画がお得に観られるクーポンが付いているのが来た。

ふーん…と、読んでみると、ボヘミアンラプソディーがあるではないか。一度は諦めたものの、3回目だから出来れば爆音か、極音か、それとも例の前面左右全てスクリーンになるというお台場の映画館なんぞなら見てみたいなぁとスマホをタップし続けると、なんと席がまだある。
日曜の夜に少々遠出だが、行ってみる?割安で観れるし…ってんで、行ってみた!


裏から見たフジテレビ

昔、フジテレビは全盛のタケちゃんマンの時代は、ワタシの家のすぐ近くにあった。
こんな遠くに来やがって。ふん。
それにしても、ダイバーシティだか、アクアシティだか紛らわしいねぇ。ホントに来るんだか来ないんだか不安だった無料巡回バスというのもちゃんと来た。でも、歩いても10分くらいなんだね。不案内な場所なので、経路検索の指示にしたがうことにする。
アクアシティお台場はいわゆるどこにでもありがちなショッピングモール。ちょっとみなとみらいに似てるけど、規模は小さいかな。ユナイテッドシネマのスクリーンXは地下だ。なんとかかんとかたどり着き、着席。

トイレが近いおばさんはつい端っこの席を選んでしまったのだけどこれは失敗、と直ぐに気づく。でも、流石に後ろの方の席は売り切れていたしなぁ…ここは、まず後方の中心部の席が良席なんだねー。観覧車もあって、遊園地みたいなお台場であるだけに小学生を連れた親子連れで観に来ているパパも居る。"今やファミリーで観る映画⁈"となったのだ。

ゲイ同士の絡みのシーンや、フレディの悪趣味なパーティシーンなんかも、ある程度抑えられた演出になってて(フレディの自伝的トリビュートインタビューのDVDなんかでみるとホントにすっごい猥雑なパーティなんだよね)自然な流れで観ることが出来るだろう。大人になって、きっと観に連れて行ってもらえたことをパパに感謝するに違いない。

いよいよ映画が始まると、流石に大ヒットしてリピーターが増えたとあって、応援上映も乗りが良くなって来た!拍手も手拍子もノリノリで、コンサートに来たのに近い感じ⁈
この感じ。なんか思い出す。
そう、子供の頃…高校生くらいだけど、よく観に行った"フィルムコンサート"なんだ!
私たちが子供頃は、DVDなんか無かったし、ロックの雑誌で写真を見るだけで、動く映像なんか滅多に観られなかった。コンサートをテレビで放映するのは唯一NHKの「ヤング ミュージック ショウ」で、土曜日の半ドン(懐かしー)の授業が終わると、走ってコレをみるために帰ったもんだ。ストーンズを初めて観たのもこの番組だ。今でもはっきり覚えている。
海外旅行はまだ高嶺の華で、来日したって、今みたいな巨大スクリーンなぞ無くて、豆粒みたいなアーチストをオペラグラスで覗いたんだ。席から立ち上がっちゃいけなかったし、通路に警備員がズラッと立ってて騒ぐと制止される。座って大人しく観た武道館でのデビッド ボウイを思い出すよ…。

あの頃、まだタウン誌みたいに薄っぺらかった雑誌「ぴあ」。あれを繰っていつも好みのバンドのフィルムコンサートが何処かでやってないか探したもんだ。よく行ったなー「九段会館」。大貫憲章とか伊藤政則とかが企画してたんだろうと思う。懐かしー。
話し違うけど、「ぴあ」のページの端っこに"はみ出しぴあ"っていうつぶやきが載ってるんだけど、今のツイートみたいなもんだねー。面白かった。授業中コッソリ読んでた。あの頃の「ぴあ」って私達にとって必須アイテムだった。
「ロッキー ホラー ショウ」もよく観に行った。あれこそ応援上映の元祖なんだろうけど、当時まだシャイな日本人の私ら高校生は静かに(ま、それでもキャピキャピうるさかったろうが)観たもんだ。
懐かしい懐かしい。

ボヘミアンラプソディーをリピーターとなって観てしまう50代は、フィルムコンサートを観るしか動くアーチストを観れなかった世代なんだ。


もうあり得ない、二度とけして蘇ることのないステージ…そこに、あたかも行ったかのような臨場感を味わえる!
今回のスクリーンXってやつ⁈ ウェンブリーの只中に私も入り込んだ…そんな感じを味わわせてもらったよ!
フィルムコンサート現代版。
ストーンズもやって欲しいです^_^


お台場の夜