Ring-A-Ding 日々ロック,R&B,そしてゴスペル〜💋

おばちゃんがココロに浮かぶ由無し事を、気ままにつぶやく。ロックな時間。

夢の坂道

2018-11-13 20:35:34 | その他
毎日の労働の中で、午前中、ほんのいっとき休憩出来る時間がある。大体30〜40分。1時間とれるのは稀。

その時は、軽く早めの昼ごはんを食べて、15〜20分ほどちょい寝をする。
これが、するとしないでは大違い。身体を休めるのは大切だ。私は朝3:30から起きているので、朝10時ともなると起きて6〜7時間経っているから結構くたびれている。だから横になると、すとん!…と眠ってしまうのだ。
昼寝というのは余り長いのも良くないらしい。10分から15分の昼寝でリフレッシュ!というが良いらしく、そのためのデスクでうたた寝用の枕なんかも売っているよね。



そんな仕事の合間のちょい寝の時によく夢を見る。
それは仕事をしてる夢。
せっかく一休みしているのに、そんな時でも夢で仕事してるって…バッカじゃない?…と、思うんだけど、結局、心が落ち着いてないんだよね。「あー、私がいない間に忙しかったらどうしよう」とか「あーこの後また忙しくなるんだなぁ」とかどこか心の中で思っているからそういう夢を見る。
それは何故か、たいてい坂道なんだ。
どういう意味かと言うと、なんと店の中が坂になっている。私がお客から注文を受けて、それを奥に伝えに行くのに床が坂になっていてその坂を登って伝えに行くのだ。
夢の中なので、それはそれは奇想天外なほど急な坂なのだ。
私は注文を奥に伝えに行こうとするのだが、ある程度の所まで登ると、耐えきれず…すーっと下まで落ちてしまう。また登る…しゅーっと落ちる。這い上がる…やっと着く。…なんてのを夢の中で繰り返しているんだ。

なんだか…思い出すことがある。それは、昔あった公園で、大きな石の山の滑り台のある所があった。石の山の横腹はトンネルになっていて、入っていくと頂上へ登る穴もあり、子供にとってはデッカい秘密基地みたいな滑り台の石の山だった。今はあるのだろうか?もう、何十年も前の話だ。しかし今だに、坂の床を這い上る夢を見ると、その滑り台を登ったり滑ったりしている感覚を思い出す。


20分程度の昼寝で、起きると…何故かぐったり。登ったり降りたりを繰り返して疲れている。
自分の分析的には随分と強迫観念に捉えられてるんだなぁと…思う。
夫婦二人で仕事をしていて、どちらかが倒れたらアウトなのである。そのため、生活も節制しているし、休み中のレジャーなんかでもケガでもしたら大変だ!と、何時も注意している。
息子達が小さい頃は、それこそ彼らの病気やケガで保育園へ行けない!なんて事態にも散々苦労してきた。
そういった生活全般のプレッシャーが、この夢の中の坂道には現れているんだなぁと思う。



自営業というのは代わりがきかない。その代わり自由に休めるんじゃない?なんて思われるかもしれないが、そうもいかない。
うちなんか朝早くからの営業で、それをあてに朝から開店を待つお客様も居る。急な休みでは、その人の1日に影響を与えてしまう。それは申し訳ないじゃない?

今年の春先は主人のインフルエンザで5日ほど連休した。そうすると…「どうしたんですか?なんかあったのですか?お店、辞めないですよね?」…なあんて心配して下さる方もいる。
商売して生計を立てている以上、わざわざこの辺鄙な場所にある店に来てくださるお客様に最低限の迷惑だけはかけられない…と日々 感じているのである。

仕事というのはそのために生きているわけではないけど、生きるためにはそれが無くては生きられないものだ。全人生を仕事に捧げてる訳ではないが、誰しも生活は仕事あってのものなのだ。



いつか年をとって、引退とかしたら、もうこのプレッシャーから解放されるのかな。そうしたらもう坂道の夢は見なくなるのかしら?
いやいや…一生この坂道を転がり続けるんだろうと思う。最近、一層その坂が果てしなく遠く長くなっている気がする。見上げる私のこの先の人生を表してあるかのように。


サッサと済ます昼ごはんはもっぱらこれ。納豆トーストチーズ乗せ。じゃこ入り。