日本は「緩衝国家」になることを避けなければならない
1970年代、米国とソ連はお互いに核戦争は止めようと暗黙の合意をした。 その代わりに、アジア、アフリカの周縁国でお互いが陣取り合戦を始めたのだ。 1979年、満を持してソ連はア...
日本は戦争が出来る国ではないーー愚かなる防衛費倍増政策
どうも日本人はリアルな議論が苦手なようだ。 NATO諸国が防衛予算をGDP対比で2%にするので日本もそうしなければというのが根拠のようだ。 そして北朝鮮や中国に対抗するためには...
「社会の成熟化」写す姿ーー96歳の現役開業医の言葉
北海道の中央部に空知郡奈井江町というところがある。 ここに96歳の現役開業医がおられる。方波見康夫(かたばみやすお)さんだ。 25日の北海道新聞に「診療から考える高齢者像」と題...
暴政への危険は「忖度による服従」にあるーープーチンが増殖する
ロシアのプーチンがウクライナに侵攻してから1年がたった。 西側諸国を中心に非難ごうごうであるがプーチン大統領の支持率は80%以上あるという。 次のような格言がある。 皇帝に仕...

日本の文化の良さとは?ーーー「いいかげん」と「アニミズム」
日本文化の良さは、よく言えば「融通無碍」、悪く言えば「いいかげん」ということか。 仏壇と神棚が同居している国は日本くらいだろう。 イランのヒジャブ問題をテレビで見ていたが、イス...
「道徳の授業」など本当に必要なのか?
朝日新聞の22日の紙面に、「どう思いますか道徳の授業」という記事があった。 私の小・中学校時代に道徳の授業などなかったので、そこまでする必要があるのかといぶかしく思った次第。 ...

防衛についての日本の選択を問うーー覚悟無き成り行き任せ
東アジの情勢は台湾をはさんでアメリカと中国がにらみ合う展開になって来た。 この狭間の中で日本が採り得る選択は二つある。 シカゴ大学のミアシャイマー教授(米国屈指の外交リアリスト...
柔道と野球の発展に尽くした二人ーー嘉納治五郎と安部磯雄
柔道は嘉納治五郎の功績により、いまや日本が世界に貢献するスポーツになった。 柔道の源流は日本古来から伝わる柔術にある。 この柔術を教育的観点から世界に通用するスポーツとして生み...

プーチンの侵略を許してはいけないーー経済制裁の効果が見え始めた
ロシアのプーチン大統領が、ウクライナに侵攻してほぼ1年になる。 プーチンは3月までに何としても東部ドンバス地方を完全支配したいようだ。 しかしウクライナも徹底抗戦しているからま...

春の気配は感じられるがまだまだ寒い
陽の出が早くなってきた。 それだけでうれしいが、あたりを見渡すとまだ雪に覆いつくされている。 雪中の人は対す 雪中の花 寺門静軒 ...