<起床>サンライズツアーの集合が4時半近くだったので、3時45分に起床した。外は真っ暗なので、雨が降っているのかもよくわからなかったが、一応、カッパの用意をした。何となく、前日の夜からお腹が痛かったのだが、あまり回復してなかった。ちょっと心配だったが、なんとか頑張れば行けそうな感じだった。不安なので、薬を飲んだ。
<サンライズツアーに出発>どこに集合するのかもよくわからず、フロントあたりに行くと、すでにたくさんの人が、懐中電灯を持って準備中。マノハラホテルに滞在していない方も、皆さん、一度このホテルに集合し、ここで受付をして出発する仕組み。懐中電灯を受け取ったら、随時出発するようで、我々も、懐中電灯を受け取り、暗い中、昨日と同じ道を、遺跡に向かって出発。幸い、雨は降っていなかった。
<ボロブドゥールの日の出>暗いうちに、遺跡上層部のストゥーパエリアに到着した。皆さん、それぞれ場所取り。我々も、日の出方向に向かって、ストゥーパのそばに座り、待機。集合が日の出時間よりかなり早目に設定されているせいか、30分以上待つことになった。それにしても、このサンライズツアーに参加する観光客は、とても多く、昨日の昼間より人が多いような気がした。あまり天気が良くなく、雲が沢山かかってたので、予想通り、日の出を見ることはできず、あたりがぼんやりと明るくなっていく状態で、日の出を迎えた。少しだけ、日の出前の空が赤くなった。私は、日の出方向ばかり一生懸命見ていたのだが、反対側を見に行ってきた主人が、「雲海がすごいよ」と言いながら戻ってきたので、さっそく反対側を見に行った。本当に、雲海が素晴らしく、幻想的な雰囲気を醸し出していた。
<遺跡をじっくりと散策>その後は、昨日はあまりちゃんと見ることができなかった遺跡をじっくりと見て回ることにした。6層建ての遺跡の上部から、下の段へと順番にぐるぐると回った。上部のストゥーパの中には、仏様が入っているものと入っていないものもあり、いくつかはストゥーパがなく、仏様が外に出ているものもあった。下層3段には、ストゥーパはなく、見事なレリーフが施されていた。とにかく、このレリーフが素晴らしく、とても印象に残った。サンライズツアーのお客さんも、まばらになり、まだ普通の観光客が入場してこない時間帯だったので、とてもゆっくり見ることができた。2時間近くかけてじっくりと見物した後に、マノハラホテルに戻った。マノハラへの帰り道として案内された道から見える、遺跡の全景もとても素晴らしかった。