沖縄あれこれ情報ブログ

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沖縄のお正月

2016年01月01日 17時02分12秒 | 日記
あけましておめでとうございます。
今日から2016年(平成28年)がスタートします。

沖縄のお正月は本土復帰前は旧暦と新暦のお正月の両方を祝う家庭が多かったのですが復帰後の新正月一本化運動により現在ではほぼ100%の家庭で新暦のお正月が行われています。

しかし、復帰から44年が過ぎた今でも漁業の町では依然として旧暦のお正月を祝う家庭が殆どです。
漁業の町では旧正月に大漁旗が舞い踊ります。

あと、旧暦の16日にはあの世(沖縄方言でグソーという)のお正月があります。
ちなみに16日のあの世のお正月のことを沖縄方言ではジュウルクニチ(16日)といいますので覚えておいてください。

それから沖縄には本土では定番のおせち料理とお雑煮がありません。
沖縄の正月料理は豚料理がメインとなり、3枚肉を始めとして様々な豚料理が食卓を賑わせます。
そしてそれに加えて沖縄ではオードブルが必ず出てきます。

オードブルといえば元々は前菜料理のことですが沖縄のオードブルは豚料理、テンプラ、刺身、昆布巻き、サンドイッチ、サラダ等々実にバラエティに富んだ内容となります。

そしてそれらの中でも祝いの行事で豚料理の定番は何と言っても中身汁でしょうね。
さて中身汁とは何だと思いますか?

中身汁とは豚の内臓を長時間煮てアク抜きしたものを線切りにしてシイタケ、コンニャク等を入れたモツ汁?のようなものですがその味は意外とあっさりとしたものでお正月に限らず様々な祝いの行事に食される沖縄料理の代表のひとつです。アク抜きされていますので誰でも抵抗なく食されています。

あと、昆布は豚と同じく沖縄の祝いの行事では必ず出てくる定番となっています。
暖かい南国沖縄では昆布は取れないのですが北海道産の昆布が使われ昆布の消費量は全国一となっています。

日本最北端の北国、北海道と最南端の亜熱帯、沖縄を結び付けるのが昆布とは意外ですよね。

それでは良いお年を!!