イッペー(イッペイ)の花が咲いていました。
イッペーとは落葉高木であり、ラッパ状鐘形の花を2月前後に咲かせます。
このイッペーは1954年にブラジルの国花に指定されたそうです。
それからこのイッペーという言葉は、たまたまウチナーグチ(沖縄方言)にもありまして、その意味は→ とても、かなり、いっぱい、非常に、などのことです。
例えば、 イッペー、チュラカーギヤッサー。 というと→ とても美人だね。 という意味です。
ところで何故ブラジルなのか?
実は沖縄は日本有数の移民県なんです。
その移民先は北米、米国本土、中南米、ハワイ、欧州、豪州、東南アジア、南西諸島とそれこそ地球上の各国に散らばっているのです。
世界で30万人以上いるといわれる沖縄出身の移民ですがとりわけブラジルにはその約半数を占める13万人近くが沖縄県系人といわれているのですね~
そういう縁があって、戦後、南米よりイッペーの種子が送られてきたのが沖縄各地に植栽されて現在に至るわけですね。
このイッペーは一方では、ブラジルのサクラともいわれているらしいのです。
日本のサクラのようにパッと咲いてパッと散る?ということからきているようですね。
サクラと違って花の色は白、黄色、ピンクとバラエティに富んでいるようです。
この写真を撮ったのは今月初めですから現在はすでに花は散って葉っぱに変わっています。
しかし、地域によっては4月まで?咲いているところがあるようですね。
そして母国のブラジルでは秋頃?に咲くらしいです。
ところで日本有数の移民県である沖縄は昔は琉球王国でした。
その名に由来して琉僑という言葉があります。
これは華僑にならって世界の各地に生きる沖縄県系人の人的ネットワークを意味する、琉球の琉と華僑の僑をもじった造語なんです。
世界ヌ、アマクマンカイ、ウチナーンチュヤ、イッペー、マンドーンドー。 → 世界のあちこちに沖縄人は非常にたくさんいます。
そろそろ紙面が尽きてきました。
次回をお楽しみに!
アンシェーヤ!(それでは!)