鳥とパイプと日本酒のおっさんメモ

おっさんの日々の散歩における鳥たちの写真と、好きなパイプタバコの感想
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Sutliff Tobacco Company - Cringle Flake (Holiday Edition 2019)

2020年03月01日 | パイプタバコ
2020年 3月

今回は 去年遅くに期間限定で発売された
Sutliff Tobacco Company - Cringle Flake (Holiday Edition 2019)

このタバコ C&D の  Carolina Red Flake が2019年9月に限定発売され
そのあと少しして発売になりましたから
どちらも マクレの クリスマスチア(クリスマスのご馳走という意味)を意識しての
このたびの発売かと思われます。
特にこちらのブレンドには (Holiday Edition 2019) とまで書いてありますので
今後毎年このようなバージニアのブレンドが クリスマスを目がけて発売されるのかと
期待するのですが
毎年の継続発売を切に希望するのは 前者の CRF の方になります。
それ程までに美味しかった ということですが 果たしてこちらのブレンドの方は如何だったのか という話になります。

ご存知のように このブレンドの元ネタは おなじく Sutliff の
Crumble Kake Red Virginia なのですが どのように美味くなっているのか あるいは
変えているのかが大いに気になります。


この Cringle (クリングル) という言葉の意味がよく分からないのですが
名詞
海事〕(帆の縁に取り付け, ロープで帆を保持する)索目, クリングル, はと目

このように説明してあるのですが 何だかよく分かりません・・・
想像するに クリスマスツリーの飾りつけをする時にこの様な留め具を使ってするのかと
思いましたが 果たして・・・。

何はともあれ クリスマスを意識していることは想像に難くありません。


クランブルケーキ ではなく
 


このような ブロウクンフレイク になっていて そこは CKRV とは違います。

ストレートバージニアタイプになりますが
Figs, Other / Misc と書いてあるようにフレイバーが付いていますね

そこが問題になりますし このブレンドの一番の特徴になるかと思います。
クリスマスだから 味付けに派手さを求めたのかどうなのかは知りませんが
CRF CKRV における 酸味を含んだヘイの香りとともに味わえるアーシーなタバコ感が
どの様に変化して来るのか そこが注目となりました。

少し固まったような

フレイクになりますが これを少し揉み解して詰めるのですが
指先には少しベトツキを感じますね
少し アロマティックな 着香を感じてしまいます・・・。


さて 期待を込めての  感想  となります


乾燥させなくともそのままほぐして詰めて良いと思いますが
どちらかというと良くほぐしたほうが 本来の甘さとヘイの香りが味わえてよいかと思います

結構カッキリとしたフレイクなので 火付きはよくはありませんが 何度目かの点火で
静かに燃えて行きます

点火と伴にまずやって来るのは かなり強い酸味とフルーティな味わいになります
元ネタよりも強いシトラスの香りも強く感じますが
総じて
CRF の酸味をさらに強く CKRV のフルーティな味わいをさらに強めた感じになります

その味わいは プラム イチジクの味わいを強めた感じで そこが大きな違いとなります
砂糖というより フルーティな少し酸っぱい果肉の様な甘さが強く感じられますが
同時に酸味も強く 甘さより酸味がたつ という感じになり
全体としては ややすっぱい感じの味わいになるかと思われます

そこが 前者のブレンド達との大きな違いとなるようです
酸味の中に レモンを感じさせるような味わいと 生の酢を感じさせるような
少し尖ったところを感じますから 舌を少し刺すようなピリッとするラフな所が時折やって来ます。 ここが問題となります。

少し強めにパフると 酸味を含んだヘイの香りが強く起ち上がり 酸っぱい甘さも強くなるのですが 同時に ラフな刺激もやって来るようです・・・。


CRF の場合は 同じ酸味でも柔らかさが違います
あちらはもっとナチュラルで
甘さも強いのですが 酸味に角がありませんね
ですから ヘイの香りもアーシーな所も素晴らしいものがあり
なによりホッとするところがあります

それに比して このブレンドの酸味は プラムやらイチジクやら 後から添加されたもの
ですから自然な味わいという感じにはなりません
それ自体はナチュラルなものですから アロマティック という様な感じではないのですが
やはりその添加された味わいが浮いてくる という感じになります・・・。

こういったブレンドのこういった味わいが好きな方もたくさんいると思うのですが
私のようにというか私が考える タバコ本来の持つ熟成によるナチュラルな甘さと酸味がしっかり味わえるタバコ が好きな人には
少し違和感が残るブレンドになるかと思います。

そのことは CKRV と比べて見ても 同様なことが言えます
つまり このブレンドは 少し派手な味わいが自然な美味しさを損なう
という風に言えるのかと思います・・・。
ある方は 熟成をさせるともっと美味くなる といっておられますが
現時点では この刺すような酸味を感じるところが減点 となります。


このブレンドの評価は 3.⁴ と高めですが
高い評価をつける人と 少数ですがかなり低い評価をつける人がいるようです

その原因は このケーシングによる アロマティックに傾いている部分であり
本来のよく熟成されたレッドバージニアの美味さを損なう 刺激になるかと思います

嫌なな着香ではありませんが パイプに残る酸味の強い香りのゴーストも感じます

私はというと 後者に一票(低い評価) となるようです
残念ながら 酸味を強め味を濃くしたのは良いのですが 
強すぎて 本来のレッドバージニアの美味さを損なうように思います
それ自体は美味しいブレンドだとは思いますが
期待した分だけ 裏切られた感じでしょうか・・・。


そこへ行くと CRF の方は抜群に美味いので
来年も こういった形で マクレの クリスマスチアのように 定期的に発売されることを
期待してやみません。

まあ このブレンドも 少し熟成させると良くなるのかもしれませんね

そんな感想になります
それでは また
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