パイプの カーボンの取り方の問題点

2019年　9月

パイプのメンテナンス

パイプに着いたカーボンは　リーマーで落とすのですが
今はこの

ロケットリーマー　という　可動式の　ボウルの幅に合わせてカーボンを削れる優れものが
あります。
かなりがっしりとしたつくりなので壊れることはまずなし
刃の部分がないようなのですがこれで充分削れます。

大昔　このおっさんがパイプを始めた頃は　この優れものなど　知りませんでしたね
ボウルの口径に合わせて　1本ずつ　リーマーのサイズがあって
自分のパイプに合わせ　サイズに合ったものを買って来ました。
砲弾みたいな形をしたヤスリで　タテに溝が切ってありそれが刃になります
柄がついていてT字型の　その柄を持ってねじるのですが
パイプの本数が増えてゆくと　その大きさに合わせてリーマーも揃えなくてはいけないことになります･･････なので　面倒な話になります･･･。


当時は　カーボンを削り過ぎてはいけないというのが一般的認識だったので
今のように　綺麗に削ってしまうことはなく　19mmの口径のパイプなら
17mm位しか実質的な口径にしかならないので　葉っぱがたくさん入らなかったですね。

その方がボウルを痛めないし　クールスモーキングが出来ると
かたくなに信じていた時代がありました。

それがどうよ
今では　逆に　綺麗に削るのが常識になってます･･･。
なるほど･･･と思いましたね　カーボンなんてないほうが良い　と思います。

そこで登場したのが　このロケットリーマーになります
このリーマーの凄いところは　ボウルの大きさに合わせて　ピッタリに削ることが出来る
ということですね。

パイプも増えると　大きさもまちまち
それに合わせたリーマーなんて　何本になるやら･･･
とてもそんなめんどい事はやってられませんね。


このロケットリーマー　パイプのシャンク側を上に立てて外側を下にして逆時計回りに
小刻みに廻して使います
何故そうするかというと　パイプのボウルの壁面で　一番ダメージを受けるのは
手前のシャンク側になります　こちら側のほうが良く燃えるのでその分ボウルの痛みも
反対側より大きくなります。
なので　このリーマーで削る時は　手前側に力があまり行かないように　するために
シャンク側を上にして　反時計回りにまわすのがいいと思ったわけです。

それを逆にすると　手前の壁の方が劣化が進んでいますから　削られ過ぎて
壁面が薄くなってしまう様です
なので　そうして使うわけです。

小刻みに　リーマーの幅を小さくしながら削って行くと　面白いようにカーボンが取れて行きますが　リーマーの先が底に着いたところでお終いとなります。

しかし　ここで問題が発生します
このリーマーの構造上　ボウルの底の部分が削れません･･･
必ず　ホールの周りと少し上の方が　うまく削れないのが欠点。

だから　底から顔を覗かせる　空気穴が　しだいに埋まって行くのが困りもの･･･
S/A .　A/R　などをしたときには　カーボンも柔らかくなって綺麗になりますが
いつもそんなことしていられません



そこで登場するのが
このブレビアの

リーマー　4点セット
大きさの違うリーマーが4つセットになっています


以前　札幌の　パイプタバコ屋さんで買ったものですが
ロケットリーマーを調達して以来　使っていなかったものです。

この中の　右下の一番小さいリーマーを使います
小さいのが一つあればいいという話になるのですが
このように

こうして昔のワインのコルク抜きのように　一番小さいのを取り付け

ロケットリーマーで削り終えたパイプの底に押し当てて軽く回すと･･･

驚くほどすごい量のカーボンが落ちて来ます

底の穴周りも　綺麗になり　しっかり空気穴も広がって
いい状態になりました。

つまり　合わせ技が必要だったと言う事になります
ロケットリーマーを使うなら　底の部分はこうしてひと手間かけて綺麗にしないと
いけません。　ということですね


実はこの事は　最近になって知ったことです
ネットのパイプタバコ関連の掲示板(何チャンネルか忘れたけど･･･）から　情報をいただきました
目から鱗とはこの事なり　ですね。

掲示板の方　いい情報を有難うございます　
助かりました。　(^-^)

ロケットリーマーをお使いで　底の部分の不具合を感じている方がおられれば
参考にしていただけると幸いです。

それでは　また