Cornell & Diehl - Carolina Red Flake (Small Batch)

2020年　2月

今回は　いよいよお待ちかねの
Cornell & Diehl - Carolina Red Flake (Small Batch)　　となります

このブレンドは　C&D　の主任ブレンダーである　Jeremy Reeves　さんのブレンドであり
C&D　の　Small Batch　はほとんどこの方がになっています。
説明によると　2015年に収穫された　ノースキャロライナのトップグレードのバージニアを
100％使用しており　レッドバージニアのフレイクにしたストレートバージニアとなります。

2016年の5月に　2400缶　の限定販売となったのですが
カビの為　2016年　6月に　全品を回収しており
翌　2017年の　10月31日に　2400缶を　再発売しています。
例の　C&D　のカビ問題となりました。

しかし　評価の方は素晴らしく
今回　2019年9月に　今度は　10000缶の限定販売となりました。
今回のも　前回と同じ　2015年産の　ノールキャロライナのバージニアを使っていますが
熟成が進んだ分　その美味さもひとしおかと思っています。

ただしこの私は　前回の物も喫った事は無く　あくまで想像の話ですが･･･。


正直　喫ってみた感想は　素晴らしい　の一言に尽きます
その美味さ　味の濃さ　満足感は群を抜き　相当美味いと感じました。
これならば　発売と同時に　大量に買っておかなかったことが悔やまれます
後の祭りですね･･･。


今回は　後から　４Noggins　より　2缶だけ買ったものですが（2缶限定）

10000缶のうちの　7千番台となります


　　
説明が書いてありますが　10.49％　の糖度となっており
バージニアの甘さが強い　ということなのでしょうか･･･？

オーリックの　エスクードにも　ノースキャロライナのバージニアが入っているようですが
ただ甘い　というのではなく　アフリカなどのバージニアと比べると　甘さの他に
味の濃さも随分とあるように思います　その辺が　旨みとコクとなって表れてくるのかと
思うのであります。


開缶すると






マクレや　GLP　などと同じような形態の　フレイクが出て来ますが
濃い目の茶色で　まさしくレッドバージニアと言わんばかりの色になります

湿気は程よく　これをほぐして詰めるのですが
ニコチンもあまり強くはなく適度なので
雑に解すのよりも　ある程度丁寧に解してやったほうが
甘味も旨みも香りも存分に味わえて良いかと思いました。


これを　お気に入りの　サシエニのバージニア用の

パイプに詰めて喫うのですが
問題無く　素晴らしい喫煙が楽しめます


詳しい　感想　となります

このタバコ　TRDC　の評価で　3.⁸　となっていますが
適切な評価であると思います。それほど美味いということです

点火と同時に　グラスとシトラス　とくに後者の清涼感のあるテイストが強く起ち上がります
その次にやって来るのは　バージニアの甘さになるのですが
程よいヘイの香りとともに　強い酸味を含んだ　ダークフルーツの果肉のような風味の
強い甘味がやって来ます。
この甘み部分は味が濃くて　ナチュラルな自然の甘味なのですが　ビネガーのような
Tangy　な強めの酸味を伴ないますからより味の濃さを感じます
レッドバージニア特有の　若干のスパイシーさと　深いアーシーな味わいは
程よいニコチンとともに　このタバコに深い満足感を与えてくれます

痒い所に手が届く　という感じに似て　舌の味蕾とか　喉の奥の味を感じる部分を
充足してくれます･･･うまいなぁ･･･このタバコは･･･。

パフの仕方により　ヘイの味わいの強さは変わって来ますが　すべてのシチュエーションにおいて
このブレンド固有の甘さが味わえます

ダークフルーツの果肉のような甘さを連想させますが
当然砂糖のような甘さと合わさる事フルーツの味わい　というところになります。
それにやや強めの　酸味が合わさりますから　実に味の深くて濃い甘味ということになります。

もっと詳しく言うと　熟した黒ブドウの果肉のような　あるいはブルーベリージャムのような
甘味を連想しますが　酸味が強いことから
説明では　ドライクランベリーのような味わいと書いてあるようです

ドライクランベリーの味は知りませんがかなり酸味は強い様です
そういった感じのややすっぱめの濃い甘味になるのかと思います。


いやぁ～　実に美味いですこのタバコ　
味が濃いので　どんなパイプでも美味く感じますね
素晴らしいタバコです
あっという間に一缶が無くなってしまいそうです･･･。


マクレ亡きあと　ストレートバージニアというと

SG　の　FVF　BBF　Golden Glow
GH　の　バルクタバコ各種
C&D　の　Opening Night
GLP　の　Union Square
Peterson　の　Flake
Sutliff　の　Crumble Kake Red Virginia

これらのタバコくらいしかやっていませんが
この中で　特にレッドバージニアということで言うと
比較対象としては　FVF　P-Flake　S-Red Virginia　辺りになりそうですが
いちばん近い感じは　一番最後のブレンドになるかと思います

しかしながら　一番美味いと思ったのは
この　Carolina Red Flake　になると私は考えます
それくらい美味いと思いましたね

味の濃さがタバコの美味さを決めるわけではありませんし
それぞれの良さは分かるのですが　
どう喫っても美味い　というのは大きな魅力です

タイミングを逃すと買えませんが　
ラタキア好きにも　バージニア好きにも　お勧めのタバコとなります
次回の販売チャンスを待ちましょう

それでは　また