瀬戸内(たまに大阪)鉄道雑記帳

管理人はね、転向してしまったんだ。

東の私鉄103系

2011-06-24 19:50:47 | 東日本
東日本地域に残っていた最後の国鉄型鋼製車の201系がとうとう長野に回送されましたね。

そんな中首都圏に今も残る私鉄版103系こと東武8000系について以前のゴールデンウィークの時の写真をアップしたいと思います。



ゴールデンウィーク最終日の5月5日私は東京についてすぐ池袋へ向かいました。
目的はここ最近数を減らしつつある東武8000系でした。

というのが、東京へ行っても場所や時間の関係で東武電車に乗ることが少なかった上8000系については遭遇の機会が少なく、写真は

りょうもう号の車内から取ったこんな写真と北千住で撮ったフィルムのもの数枚しかありません。
また原型顔に遭遇したのは後にも先にもこれだけということで、8000系の撮影を目的としながらも内心は、最後の原型顔となった8111Fの撮影をしに向かったわけです。

池袋に着いて、ホームに上がった直後に

8177Fが発車していきました。
この時、着いて一発目の車両が8000系だったので、この分だとだいぶ撮れそうだな、と思っていました。

がそう甘くはなく、しばらく待っても来るのは9000~50000までの目的外のものばかり。
結局8177Fの発車から20分ほどしてやっと

次の編成が。

しかし、この編成の発車後はまた8000系が来ず、時間的にも限界だったので次の目的地へ向かうために山手線ホームへ上がりました。



すると山手線ホームから見える線路に8000系が。
結局原型顔はおろか電球ライト車すら取れなかった。次に来るときには原型顔はもうないんだろうな、と思い東武ホームのほうを見ていると・・・。



!!!!!!!!!

何と来ちゃいましたww


ついでに奥がbeforeで手前がafterです。




ホームに入るとそこには現状一本のみとなった原型顔が。
隣を走るJRの車両はすでに変わり、また同型列で更新を受けた車両ですらも急激に数を減らしていく中、これが残っているのはまさに奇跡でしょう。


コレ以前の形式の標準であった三角形に配置されたジャンパ栓受けもこの車両に残るのみです。

またこの車両の方向幕はLEDではない、というのもうれしいところです。
というのが、この記事の一番初めにあげた原型顔車のように同じ初期更新車の中でも方向幕がLEDになってる車両がいたのです。そんな中でこの車が幕で残ったというのもまた奇跡ではないでしょうか。


原型顔と更新顔の連結面。
以前は普通に見られたであろうこの光景ももはやこの編成だけです。

また反対側に連結されている更新車もヘッドライトが電球で残っています。




そうするうちに発車していきました。
その編成美は鋼製車の長編成自体が少なくなった今、まさに私鉄の103と呼ぶにふさわしいものでした。

以前どっかの駅で見てから、ずっと撮りたかったこの車両。
願わくば一度乗車してみたいものですが、残念なことにデッドマン装置に関連した工事等の影響でおそらく今月中の廃車説が濃厚、それを切り抜けたとしても2012年のATC切り替えに現状では対応ができないため、この編成を含めた8000系自体がそれまでに撤退ということになります。

東に残った103系の分身、願わくばイベント用に残してほしいものですがこちらも先行きは厳しそうです。




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