瀬戸内(たまに大阪)鉄道雑記帳

管理人はね、転向してしまったんだ。

西条駅に取り残された車両群

2018-07-17 19:27:26 | JR西日本
平成30年7月豪雨から1週間が経過しましたが、交通網に関しては山陽道の復旧で一応の物流は確保されたものの、

鉄道に関してはいまだ復旧見込みが立たない箇所が多々あり、被害の大きさを目の当たりにさせられます。


私自身も先週はバタバタといろんなものに降り回されていましたがそんな中で、西条の電留線を見にいけたのでその時の様子を。




当初より大雨が予想された7月6日は昼過ぎに各線の運転が打ち切られましたが、当然ながら翌日の始発に充当予定の車両は確保されていました。

西条駅には通常、227系の8連と6連が各1本と115系岡山車の7連1本が夜間停泊します。



写真は西条駅上り始発に充当予定だった岡山車7連のD-23+A-12編成。

岡山所属の編成同士で幌がつながっていないのはこの列車ならではです。




その後ろには227系2本も止まっています。

本線よりにはA28編成を含む6連。真ん中の線にはA24編成が留置されていました。

A24編成のほうは何両になっているのか確認できませんでしたが、おそらく5両編成で、本来は白市からA25編成を回送して8連にする予定だったのではないかと思います。




白市駅のA25編成を含めたこれらの車両は東広島市内に取り残される形となってしまいました。

当初はかつての阪急電車のように、離島区間の中でも相互に利用の多い白市~西条だけでも電車を走らせるのでは?と思いましたが、

今週に入って白市・西高屋~東広島駅間の連絡バスの運行が始まったことから、その可能性は低そうです。


この辺りは白市や西高屋も含め信号機は全て消灯し、踏切も遮断機が下りた状態(=電源が入っていない)で遮断棒は外されているので、電気設備に重大な損傷があるのかもしれません。

(ちなみに三原~本郷間では踏切遮断棒は、見た範囲では通常の上がった状態でした。)


今後の路線の復旧具合とともにこれらの車両がどのように扱われるのかや、逆に岡山管内で運用に入っている下関所属の115系の動きなどが気になるところです。


以下余談

今週はほとんどの学校が終業式を迎えるようなので、電車不通区間の朝ラッシュ時の混雑は多少はましになるでしょうが、しかしそうなると怖いのは夏休み明け。

今日の新聞では呉線の海田市~坂間の運行を、学校が始まる9月をめどに再開させる予定だとありましたが、最近の学校は8月最終週あたりから始まっているのでは・・・?

しかも先週は豪雨後の安全確認や交通事情を考慮して休校としたところも多かったようで、仮にそうした学校群も含めて一斉に再開した場合・・・。

いやな予感しかしません。


余談2

山陽本線の長期不通により、山陽区間を通過する貨物列車はトラックか船舶での代替輸送が行われることになりました。

そこで気になるのは、北九州から全国に向けて出荷されていた鉄道用ロングレールのこと。

あれは船舶で運べるのでしょうか?もし運べないとなると、全国的に影響が出てきそうで少々心配です。


以上です

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