Birthplace～管大臣神社

「東風吹かば　匂ひおこせよ梅の花　主なしとて　春な忘れそ」

菅原道真




祀られているのは菅原道真です。
ここ管大臣神社は彼の生誕の地と云われ、邸宅、学問所跡とされています。
（ちなみに御所内にある菅原院天満宮も生誕の地とされてます。なんのこっちゃ）

菅原道真といえば、学問の神様・梅・牛…。
京都で天神さんといえば「北野天満宮」ですが、初詣に大混雑するのは明らか！
なので、ここへ初詣に来ることを前々から決めていました。
家からも近いし、この近辺はよく自転車で走り回っているのです。



神社の創建は平安時代まで遡りますが、応仁の乱や元治の乱でたびたび焼失。
現在の本殿は、天保六年（1835）に下鴨神社の旧殿を移築したものだそうです。

私、こういう風合いの御殿が好き。
屋根は青銅色で、とても厚みがあってどっしりしているものに圧倒されます。

手前で私をガン見している狛犬たちはいつからいるのかしら。
向かって左の子は右腕がなく、右の子は足に何か動物がしがみついているのですが、
頭部がなくなってしまっていて正体不明です。
社殿の内陣にも２匹の狛犬、美しい一対の武者・・・静かな迫力を感じました。



牛さんもちゃんといます。境内に３頭。
道真が丑年生まれで、丑の日に亡くなったことで関係が深いのだとか。



そして冒頭の一句は道真の詠んだ有名なものですが。
あの句で詠まれた梅が、大宰府に流刑になる彼を追っていったという伝説があります。
その「飛梅」とされるのが、ここの梅なのだそうで。
今はまだ蕾も固いですが、２ヶ月もすればきっと美しくほころぶことと…

また梅の季節に来ることとしましょう。


やっぱり、管大臣さんに来といて正解でした。
静かなお正月にはうってつけ。
私にとって今日の「初詣」は、生活範囲内にある神様へのご挨拶です。
ここに来る前に、家から一番近い神社へ行って来ましたし。
おみくじ引いたり、お守り買ったりというのはまた後日ということで


それにしても。



この子はちょっと、可哀想やなぁ・・・


今日はもうちょっと続けますね。お付き合いくださいまし。


境内を散策していて面白いものを発見したのです。



京都の民家によく見られる災厄除けの「鐘馗（しょうき）さん」。
こちらはまぁ、なじみがあるのですが。



「ちょっとオネエサン寄ってかない？美味しいお酒アルヨ」

って言ってそうで絶対に言ってないネコさんが隣に（笑）
これは招き猫なのかな。めったに見かけないので、ちょっと面白かった



今日の仏光寺通は本当に静かでした。（堀川～西洞院間）
このあたりは祗園祭の山町（木賊山・とくさやま）でもあって、町並みも美しいです。



創業1950年の老舗旅館、花屋さん。
たまに見かけるレトロなルノーが今日もいてくれました♪
泊まってみたいなぁ。一泊朝食付きで7500円だし。
元呉服問屋というその建物をじっくり見させていただきたい。



そして私の大好きなろぉじの一つが旅館の向かいに伸びています。
仏光寺から南に向かって高辻通まで、さらに松原通へと走ります。
先日BSで特集された番組でも一瞬出てきました。

ずっとずぅっと、残したい光景ですね。