朱の門は、新緑の世界への入口。
緑と、安らぎが欲しくなったらここへ来ます。
真正極楽寺。
女性を守ってくれる優しい御寺。
境内の片隅には、小さくて華やかな子たちがたくさん^^
そして、やはり新緑。
ひらいたばかりの柔らかな葉、色。
この上ないヒーリング効果です。
そんなトンネルを抜けると・・・
ゆったりとしたお堂にたどり着きます。
全ての季節に美しい、優しい場所。
ここには多くの言葉はいりません。
そして、ここには最高の「やさしさのかたち」があります。
緑の季節に、ひときわ鮮やかな葉をひろげる子。
きっとこの場所で、いちばん小さな存在。
私が京都に来たばかりの春に出会いました。
『この子との出会い』
会いに来るたびにどんどん立派になっていくね。
立派な役目を果たした古株もまだ側にいる。
きっと地面の下で、手を繋いでるはず。
また次に会いに来るのが楽しみです。
風に吹かれて思うまま。
また来る日まで^^
ここから、安らかな気持ちで向かう場所があります。
戊辰戦争で命を賭して戦った会津藩士のお墓。
遠い遠い福島から、朝廷と幕府を守るために働いた人たち。
時代のうねりと共に「朝廷に抗う逆賊」とされ、都を追われていきます。
そんな悲しい時代に、故郷に帰ることのなかった命は、今も京都に眠っています。
お墓の傍らには、慰霊碑が建ちます。
彼らが守りたかった、会津の鶴ヶ城の写真と共に。
そして、慰霊碑のほぼ中央には・・・
現在放送中の大河、「八重の桜」の主人公、新島八重の弟の名前があります。
いろんな思いをこめて、静かに手を合わせました。
あ、慰霊碑の前には「ままどおる♪」もお供えしてありましたよ。
会津藩と相対していた新政府軍や、龍馬さんも、小高い場所で眠っています。
いまも、京の都を見守るように。
穏やかな気持ちのまま、次は御所の森に来ました。
和んでばかりはいられません。
ここでしばらく、仕事の書きもんをしていました。
毎日いろいろ忙しいけど、こういう日も大事にしなきゃね。
少し窓を開けて暮らしましょう。
ありがとうございます。
好きなことばかりを記録したものでしたが、ここ最近は好きなことが重荷になることもありました。
窓を開けて、というのは良い言葉ですね。
ありがとうございました。