Sparkring Life

旧・京都Sparkring Life
通って住んだ足掛け10年の京都生活を終え、横浜に住まい中。
書く人:maiky

【冬旅‘11】③ 天空の雪さんぽ

2011年03月31日 | 家族旅行




標高2000メートルの天空で、生まれたばかりの朝日と出会った、あの日。
桜が咲き始めましたが、少し時を遡って【冬旅】の続きです。(前回はコチラ)





色んな体験ツアーをさせてくれる、王ヶ頭ホテル。

冬の目玉は、「雪上クルージング!」

この雪上車は、南極探検にも使われているのと同型だそうです。
運転してくれるのはホテルのスタッフさん。









大雪原をぐわんぐわんと進んでいきました。
乗り心地は・・・サイアク!(笑)
どっかんどっかんしながら到着したのは、高原にたたずむ美しの塔。





夏の頃の青さとは、また異なった青。
奥に見えているのがホテルです。
右の彼方には、雪山の峰峰が





あれ?お姉がいねえ。


そして再び雪上車に乗り込んでホテルへ戻ったら。
maiky家、いそいそと身支度。





スノーシューはいて、出発です!





父ちゃんは既に彼方。


スノーシューをはけば、雪道でもへっちゃら。
景色を眺めながら、のんびり楽しく進んでいきまーす。





見渡す景色は、もう素晴らしいの一言。





“王ヶ鼻”に到着しました!
御嶽教の石仏に混ざって・・・あれは虫か?





石仏が崇める、御嶽山(おんたけさん)
写真のほぼ中央、山の稜線のその向こうに白く浮かぶのが御嶽です。





山そのものが、神のような佇まい。


王ヶ鼻からは、長野県の山々をぐるりと眺望できるのです。








北アルプス連峰。
白馬村のあたりです。
あの山々の稜線に、たくさんの思い出が呼び起こされます。





剣岳、槍ヶ岳方面。





蓼科方面。

空の中に、うっすらと富士山も見えています。





あぁ…何て素晴らしい。


この旅行の数日前に、インフルエンザに罹った私。
旅の初日はまだ体調が優れなかったけど、この日は朝から元気!
最後の1錠となったタミフルも飲み終え、どんどん体調が良くなっていきました。

お天気も味方してくれました。
2日間とも本当に穏やかな気候で、暖かくて。
思う存分、この天空の雪原を楽しむことが出来ました!






あっ、いた。





さて、再びホテルを目指して歩いていきます。





途中、弟は熊狩りに失敗する一幕も。


※解説※
道を反れたところでしゃがんでタバコを吸っていた父の姿は、まるで熊。
私たちの少し前を歩いていた弟に、「ライフルで狙えー!」と指示。
弟よ、フォルムはカッコイイが、完全に熊に気づかれてるわ。





ホテルに戻ったら、お昼ご飯のカレーを食べたり、お土産を買ったり。
ラウンジでのんびりしながら、下界へのシャトルバスが来るのを待ちました。


そして下界へ戻ったら、私はひとり松本駅で車を降りて。
特急の時刻まで、松本駅のビルの中をうろうろしていたのでありました^^
しんどい時期の、束の間の旅行は極上の思い出に
行けて良かった~。
とっても楽しかったです。


さて、次の家族旅行はいつかな~?どこかな~?




【冬旅‘11】② 美ヶ原高原王ヶ頭ホテル

2011年03月03日 | 家族旅行




一般車両通行禁止の森の中を、ホテルからの送迎バスで抜けていくと・・・





白く輝く天空の世界がひらけました。





その頂点にあるのが、【美ヶ原高原 王ヶ頭ホテル】です。
長野県の重要な電波塔が立ち並ぶ姿が目印。

そう、ここへ来たのは2年ぶり
2009年の夏の家族旅行で訪れたあと、「冬にも来てみたいね」と言ったのがきっかけ。
この時季は一般車両通行禁止なので、ちゃんとホテルの方が迎えにきてくれますしね。


 


偶然、部屋も2年前と同じ!
父ちゃんはいったい、何を撮っているのか??





それは、大きな窓にかかった大きなつららでした!
「一反木綿がいるーー!」と、大騒ぎのアラサーmaiky。


楽しみにしている夕方からの「シャンパンサービス」、私だけ葡萄ジュースで・・・。
くぅー残念。


と、ついのんびりしているうちに、日が沈もうとしていました!





大きくて、ありのままの太陽が沈みます。





そして、虹色の時に浮かぶ一筋の月。







間もなく、夕食の時間です。








ホントにお料理が美味しい・・・!
和洋折衷、地元の食材もふんだんに使われています。

・・・が。
何せインフルエンザ週間でまともな食事が殆ど出来ていなかった私。
いきなりこのコースはちょっとしんどい。
でも残すのは嫌なので、お肉以外は食べました!
信州牛のステーキは一切れいただいて・・・残りはもれなく弟の胃の中へ。

もちろんみんなお酒飲んでますが、私は食前酒だけでアルコールが回る始末。
あーあ、また体調万全な時に来たいなぁ。

ゴチソウサマでした。



王ヶ頭ホテルの魅力のひとつ、それは宿泊客へのイベントサービス!
色んなイベントが目白押しです。
この日は、2年前に出来なかった星空ウォッチングが叶いました!





RICOH CX1 、ガンバル!


実際はこの100倍くらい見えてました。
めぇっちゃ綺麗だったなぁ~
外気温は-6度くらいで、この時季にしてはかなり暖かい夜とのこと。
(前の週と次の週は-15度くらいになったそうです)

でも、私の体調はやっぱり思わしくなくて、胃が気持ち悪くて仕方ない。
まだみんな見ているときに、そそくさと戻ってしまいました。

このあと軽く仮眠して、お風呂に。
胃薬とタミフルを飲んで、早々に床に就きました。


翌日のことは、また今度。


【冬旅‘11】① 松本城

2011年02月26日 | 家族旅行


2月5日(土)、1泊2日の家族旅行に行ってきました。

そう・・・この週の始めにインフルエンザに罹ったというね・・・。
2月1日に発症した時は「旅行ムリやん!」と大ショックを受けましたが、
2月2日に実家から母が駆けつけてくれて、「旅行行けるようにね」とお世話してくれました。
日帰りで母が帰った後、一旦下がった熱がまた上がり、再び「最悪の事態も…」とメール。
でも、何とか熱が下って安静の2日間を無事に乗り越え。
外出許可の出たまさに2月5日、何とか旅に出ることが出来ました!

目的地は、長野県松本市。

本来の予定では、4日の夜に実家へ帰ってみんなで出発~だったんですが。
こういう状況だったので、「現地集合」ということになりました。
京都からは、名古屋まで新幹線 名古屋から松本まで、「特急しなの」で向かいます

でも、何せ病み上がりで栄養も充分でなく、ふらふらの私。
京都=名古屋間は新幹線の中でグロッキー状態でした
途中でお腹も痛くなり…そこは、薬剤師の友のアドバイスを思い出して薬を飲んでクリア
(あ~ありがたい!!)

名古屋から特急しなのに乗り換えてからは、だんだん体調も良くなってきました
京都を出発して約3時間後、松本駅に到着。
ちょうど同じ頃到着していた家族の車に合流しました。
あー、無事に行けて良かった・・・ちょっとしんどかったです。

腹ごしらえに行ったお蕎麦屋さんでは、この私が残す始末。
出されたものは残さず食べる主義・・・ガラガラガラ~

前置きが長くなってすみません。
まず、向かった先は当然ココです。





国宝 松本城

  松本城は、長野県松本市にある城である。現在は天守群などの建物が現存し、
  城跡は国の史跡に指定されている。松本城と呼ばれる以前は深志城といった。
  安土桃山時代後期から江戸時代にかけて建造された天守を有する城郭の1つである(現存12天守)。
  天守群は国宝に指定されている。(wikipediaより)



念願の松本城!!ふぉぉぉぉ~っ黒い!!カッコイイ!!
ずっと前にも来たことありますが、こんな城好きになると思ってなかったし覚えてないというね。
いいお天気で、その黒々しさったらタマラナイ。

去年行ったmi-tun姉&まめ子との長野県安曇野の旅では、計画段階で却下されてます。
「松本城?他で行って」・・・みたいな 


あーあーですから来ましたとも!!


 


どこぞのお城たちのように、「鉄筋コンクリート」「エレベータ・トイレ完備」なんてとんでもない!!
幾たびの修復を繰り返して、当時のままの姿を松本城は伝えます。
ほぼ垂直に近い階段、これは覚えてました。
確かここを駆け下りたような…「殿~!」とか言いながら。(当時はまだ子どもです…)
今はそんなんムリ。





展示物を見ながら、天守へ到着。
そこからの眺めです。

山々が雄大だなぁ~って思いながら、東西南北の景色を見て。
この日向かう宿が、上の写真に写っています。
写真中央のお山のてっぺん。





そこ。


次は、お宿編です♪


【夏旅09】⑦ 奈良井宿 懐景

2009年08月31日 | 家族旅行



明日から9月ですってー。
8月最終日、【夏旅09】も終わりです。


旧街道 奈良井宿。
その町並みの美しさは、感動のため息・・・もいいけど。
すとん、と肩を落として、口の端を少し上げて、にっこりしましょう。



 RICOH CX1 presents square“ほっと”photo 



 


ようこそ ようこそ


 


水の流れる町


 


旅人さんにその目つき、やめなさい。ゴツン。


 
 


風のとおる街


 


色の深い町


 


お手紙もまた明日  五平餅も明日のお楽しみ


 


おかえり  おやすみ


 


おはよう おはよう





人と、花と、動物と、植物と、目に映るすべてとの出会い。



2009年の、夏の旅が終わった。


【夏旅09】⑥ 木曽街道 奈良井宿

2009年08月29日 | 家族旅行


美ヶ原高原から山を移して、今度は旧街道の宿場町へやってきました。
江戸と京都を結ぶ街道、「中山道」は34番目の宿場町、「奈良井宿」です。

木曽に在る11宿のうち最も標高が高く、周囲は山。
難所として知られる「鳥居峠」を前に、旅人が足を休めた宿場町だそうです。





平成の旅人が足を休めるは、「民宿いかりや町田」さん。
京都の「鰻の寝床」ならぬ、「龍の寝床!?」と思うくらい、奥にズーンッと長い建物でした。
荷物を置いて一息ついたら、ちょっとお散歩~。



宿場の一番奥、鳥居峠の麓にある「鎮神社(しずめじんじゃ)」から振り返る。
暮れてゆく太陽と共に、宿場は静かにモノクロへと色をうつしていきます。


散歩から戻ってみれば、民宿ならではの温かいおもてなし。
「~だで」と、このあたりの方言でにこにこ話すおばあちゃんも可愛かったです。
夕飯を食べてお風呂も入ったら、女3人でまたお散歩。





木曽の大橋まで、ふらり。
宿場町と平行して流れる奈良井川に架かる木造の橋。
樹齢300年以上の木曽桧を使って造られたようです。

写真には到底写せないけど、実は満点の星空でした
この日美ヶ原にいたら、きっと宇宙にいると錯覚するほどだったのでは。
ペルセウス座流星群は確認出来なかったけど、本当に綺麗でした





ツバメ 『次の日~


民家の軒先には、宿場を飛び交うツバメがピーピー♪
何とも愛らしい姿
左の子は、Vネックの白いキャミソール、右の子はクルーネックね。
まるで背中で腕を組んでいるような…見てると人間の子どもみたい





8月15日になりました。真っ青な良いお天気です!


宿をチェックアウトして、奈良井駅に停めてある車に荷物を積んだら。


「コーヒー飲みに行くぞ!」と意気込む父ちゃんに賛同しまくる私たち。
maiky家は家族全員酒飲みで、コーヒー党なのです





外観がひときわ美しい、「松屋茶房」さん。





コーヒー下さいと頼むと、「美味しいですよ~」と笑顔を見せるマスター。

「まぼろしの珈琲」「王様の珈琲」とも称されるインドネシアの『トアルコ・トラジャ』を、
サイフォンでじっくりと淹れて、苦味・酸味のバランスが良くまろやかで香り高い逸品に

やっぱり朝は珈琲から!
宿では珈琲は出なかったので、やっとひと心地ついた私たちでした。

この松屋茶房さんは築160年の元漆櫛問屋で、今は喫茶店として使われています。
店内の至るところには骨董品。古いカメラも

そして、箱階段を昇ると・・・





ランプが素敵なお座敷が
今度はここで甘いものでもいただきたいわー
気さくなマスターにママさん。
奈良井宿でのオススメ喫茶店です





珈琲飲んでほっこりしたら、お買い物。
奈良井宿は古くから漆器・曲げ物・塗櫛・竹細工などの工芸が盛んだったそうです。
ここでは江戸時代の頃から、多くの旅人がお土産選びを楽しんでいました。
そう思うと、どんどん楽しくなってくるよね。





だけど大人になったなら、町の歴史も知らなければね。
学ぶこともまた、旅のひとつ。

国の指定重要文化財に指定されている「上問屋資料館」へやってきました。






上問屋資料館について詳しくはコチラで。
受付に佇むおじいちゃんがとても良い存在感でした。
風の吹きぬける木造の家屋。
ここは明治天皇が宿泊したこともあり、往時の部屋がそのまま保存されていました。
また、山岡鉄舟(鉄斎)直筆の額もあったり。





囲炉裏もあったり。
建築用法をじっくり見ていくのも楽しい。少し大人になりました。





宿場には、上町・中町・下町とあって、それぞれに古くから水場があります。
バケツに手をつけているのは、ちびまる子ちゃんじゃなくて、マユミチャン(=姉)。
お土産屋さんで、おばちゃんがお茶を出してくれた時にバシャッてかけられたそうで。
「熱い~」と泣いておりました。





母が前を通るたびに「後でここ行こう」と言いまくっていた、「徳利屋」さん。
江戸時代には脇本陣をつとめ、旅籠として使われてきた古い建物です。
今は郷土館・喫茶として賑わい、先日はBSのテレビ番組にも登場したとか。





ここでいただいたのは、奈良井宿名物の「五平餅」!
右は父ちゃんが食べていた「くるみ餅」です。
徳利屋さんならではの三色五平餅は、“山椒味噌” “黒胡麻” “くるみ”のお味。
とっても美味しかった~
父ちゃんも「予想していたよりもはるかにウマイ!」とバクバク食べておりました。





観光に、お買い物に、喫茶に、お食事。
いろいろ楽しめる奈良井宿でのーんびり過ごしまして。

車で走って近くにある、maiky家の本家のお墓参りをしてきました。
帰りも特に渋滞に巻き込まれることもなく、スムーズに帰宅。





「おかえりー」


ただいまパルちゃん。



以上、長くなりましたが奈良井宿の旅日記でした。
次の記事では、カメラの性能を活かして「奈良井宿百景」を載せたいと思います。
あっ、“百”もないので、ご安心を