Sparkring Life

旧・京都Sparkring Life
通って住んだ足掛け10年の京都生活を終え、横浜に住まい中。
書く人:maiky

夜桜

2012年04月26日 | 【京都】桜





2012年4月。
頂法寺・六角堂、3日間だけの夜間拝観。
その歴史において、初めての試み。







六角堂は、いけばなの「池坊」発祥の地とされています。
今年創始550年を迎えるにあたり、次期家元・池坊由紀氏によって、
六角堂の「山門」 「本堂」 「池」を舞台に大作のいけばなが演出されました。

京都の「へそ」に位置する町寺、六角堂。
周りをビルに囲まれた小さくも歴史深い空間に集う人々。
史上初、たった3日間だけの夜間拝観です。







池坊550年の歴史を祝うかのように、境内は桜が満開。







演出された花を愛でるように佇む桜の木が、六角堂にはあります。







そう。
色のうつろいで人々を魅了する、「御幸桜」。







花は最終段階となる濃い色合いを見せながら、爛漫と咲き誇ります。







初めて見る、夜の御幸桜。
この好機に、真っ盛りの姿を見られて本当に良かった。







まるで花傘。
京都の真ん中でほんわりと咲き誇る姿は、何だか京都そのもののような気がして。
雅で、ロマンチックで、“隠し持っている”特別感もあって。
同じ場所に集った人たちと、いつまでもこの桜を眺めていました。







今年は明るい時間に見に行くことが出来なかったから。
この夜に、感謝です。




あっ、ちなみに。







六角堂の隠れた名物、「凶暴な白鳥」たちもご健在^^
ライトアップの光を受けて、妖しさ満天で人気を集めていましたとさ。




憩桜

2012年04月14日 | 【京都】桜





桜と桜の合間に、のんびりランチ。
烏丸鞍馬口、フランジパニさんです。

 

平日の昼下がり。
外よりも少しひんやりとした店内の空気。
心地良く集う、ご近所さんたちの笑い声。
丁寧に淹れられた珈琲。
きちんと並んだミックスサンド。
お店のおかあさんのお人柄。
読んでいたのは、「暮らしの手帖」。

もう居心地があまりに良過ぎて・・・。
忘れていた時間を、思い出すような感じかな?

やっぱりパニさん大好きです。
ずっとずっとここに居たかったくらい。
珈琲を少しずつ飲みながら、1時間。

『いつもありがとう^^』

そんなお見送りも嬉しくて。







まだまだ桜の空をあおぎたいから、自転車を東に進めました。







おおおきく、深呼吸!







賀茂川の桜は久しぶりです!







自転車はここでちょっとお留守番。
土手に上がって、少し歩いてみました。







目に映る全てが輝いて見える。







あぁ~いい気持ち。







ふわふわの柴犬さんともすれ違って。



春のかもがわ時間、たっぷり堪能しました。
太陽の温かみを背中に受けながら、足を伸ばして読書。

寒くない。
暖かい。

そんなことが嬉しくて、たまに顔をあげたら桜の木があって。
大文字も、比叡山も目の前にあって。


やっぱり。


『なんだかここへ、来てしまうよねぇ』



マザーウォーターのマコトさんの言葉を思い出しながら、
映画のフードスタイリストをつとめた高山なおみさんのエッセイを読んでいたのでした。




夢桜

2012年04月12日 | 【京都】桜





あの雨は、花を奪わなかった。







視界が霞むほどの、夢の世界。







だけど、これは現実。
花は散らず、待っていてくれた!







春の暖かな日差しを受けて。





私も、縮こまっていた身体をうーーんと伸ばす。







空から舞い降りる、桜の花筏。







そこには、いろいろな世界が。







『春』 という、ひとつの季節の中に。







都にひそむ、桜の国。







嗚呼、素晴らしき哉。








駆け出したい気持ちを抑えてくれるのは。








桜の声。







『いつまでも、ここには居られないから』



そうだね。
いま、ひとときの出会い。


ゆっくりと、夢の世界を楽しませてもらおう。



清明のころ

2012年04月05日 | 【京都】桜




清々しく 明るく 美しく





今年も、桜が輝く季節がやってきた。







その光る姿は、まるで小さな星たちが踊っているかのよう。
花の中に、星を見つけた日。







冬から春への移ろいは、いつも不安定。
暖かかったり、寒かったり。
風ばかりが焦って、季節を大きく動かそうとする。


そんな慌しさの中でも、凛として美しく。







細い路地を曲がった先で出会った、紅枝垂れ。

また、会えたね^^









 



2012年の桜スタートです。
TOPを飾ったソメイヨシノは、三条会商店街にある公園から。

何だか今年は桜を見に行く情熱がイマイチ…
お休みだった今日も、友だちに起こされるまで寝てしまいました。
桜を諦めて、とりあえずランチしに向かった先で、思いがけず出会った桜。
その姿を撮っていると、幸せな気持ちになりました。

でも、今日も寒すぎ!


てらまちさんでランチを済ませて。
ぶらり、街中へ。


 


新京極と寺町通のあいだ。
四条通の喧騒とは打って変わった、静かな通りに出会いました。

京都 柳小路。

 

そこで出会ったのが、早咲きの紅枝垂れ桜でした。
京都のブランド、「SOU・SOU」が展開するストリート。
まさかこんなところで、色んな出会いをするとはね。

今日の半分は「無」の時を過ごしていたのに。
もう半分は、とてもワクワクした時を過ごせました。

あんまり見に行けないと思うけど。
今年もかわいい桜に出会えますように。


嵐の“sisters”お花見会 2011

2011年04月28日 | 【京都】桜




1ヶ月に渡る京都の桜シーズンのしめくくりは、いつもお花見会。
2007年に京都へ引っ越してから毎年、御所の出水の小川で行ってきました。

今年は桜の開花が例年より1週間遅かったので、
sistersのお花見会は、4月24日に予定されていました。


ところが!


その週の半ばくらいから、天候は二転三転
天気予報が1日に何度も変わるような日々が続き、ついに週末。


天気予報は、 /  ・・・。

『15時以降から雨になるでしょう』という予報に一縷の望みをかけて、
お花見会はとりあえず予定通りに【決行】ということになりました。





去年と同様、デリバリーは「森のハンバーグ屋さん」にお願いしました。
手配も去年同様に、まめ様。
受け取り場所も同様に、蛤御門。
御所の中、デリバリーバイクは入れません


それと、酒部の嗜む日本酒は東北のもの。
他にいけこさんがおかずをたくさん作ってきてくれました





美味しそうなご飯を前に・・・いざカンパーーイ!!



ポツ・・・ボツボツボツボツ・・・・・・



「えぇーーーっ(全員)


まさに乾杯した瞬間、桜のフィルターを通り抜けた大粒の雨が降ってきました
急いでご飯を雨から守り、とりあえず大きな楠の下に避難!ということになって・・・


持ってたお酒、一気飲み。


お酒は量が少ないからまだしも、ジュースの人は大変でした
すぐに楠の下に移動して、再度セッティング。
大きな木で葉も生い茂っているので、雨はたいがい防げます。
その間一瞬、晴れたしね・・・ なんやねん。


とりあえず仕切りなおしの乾杯をして、やっとスタートできました。


のに。


ゴロゴロゴロ・・・・・・・


「なんか・・・雷鳴ってへん?
「・・・鳥めっちゃ低空飛行してへん?



ポツ・・・ボツボツボツボツ・・・・・・



「キターーーッ(全員)



もう退散!
少し北に走れば、中立売休憩所があります。
みんなその場の荷物を掴むように抱え持ち、休憩所目指して移動しました。


強くなる雨・・・。
幸いみんな傘を持ってきていたのですが、それでも容赦なく降る雨に濡れてしまいます。

なんとか休憩所にたどり着いた頃には、みんなグッタリ。
同じように避難してきた人たちで、休憩所は混雑。
すでに早めに退散した人が、ここで宴会の続きをしていました。

私たちもあいているテーブルを見つけ、3度目の仕切りなおし!






雷がやみ、雨も過ぎ去った頃。
東京は谷中から来てくれたryoさんが合流!
こんなかわいいお菓子を差し入れてくれました~

やなか しっぽや」さんのスティック焼きドーナッツ。
1本1本味が異なり、それぞれに猫の名前がついていました。
その中に、「ナナ」もあって。
これはもちろん、私がちょうだいしました^^

ryoさん、ありがとう!!
初参加なのにこんな荒天で、しかも屋内でごめんねー


そのあと、お出かけ前のtkei姐さんもちょっと顔を出してくれました。
このころにはすっかりいいお天気になっちゃって・・・。


お酒もあいたし、ご飯も食べたし、じゃぁ、お菓子の時間だ!


ってことで。





再びここへ戻ってきました。

出水の小川の里桜、この日は最高に見ごろだったのに。
暖かな青い空の下、この花を見上げてお花見したかったねー。

でもとりあえず、テーブルとベンチの席で和菓子をひろげたり。
お茶を点てたり、おしゃべりしたり。
少しは桜を見ながら楽しめたかな。





雨はあがったけど、気温は下ったので、そのあと日の射す場所へもう1回移動。
結局4回移動したことになりました(笑)


雨に雷に風に・・・今年は何ともめまぐるしいお花見会になっちゃいましたとさ!
ま、5回目くらいにはそういうこともあるでしょう~。
来年は穏やかな好天の下で、美酒に美食に美女に酔いしれたいと思います♪


みんな、おつかれ~。