Sparkring Life

旧・京都Sparkring Life
通って住んだ足掛け10年の京都生活を終え、横浜に住まい中。
書く人:maiky

清水寺千日詣&五山送り火

2012年08月19日 | 【京都】歳時記




8月14日。
今年のお盆も、清水寺千日詣に出かけてきました。

ハイシーズンと比べて、比較的人の少ないお盆休みの清水さん。
やはりここの参道は、夜になるとぐっと趣が増しますね。





清水寺の御本尊は、千手観音様。
観音様の最大の功徳を得られるという「千日詣り」。
その1日参拝すれば、千日分の御利益を得ることが出来ると言われています。






通常非公開の内陣までお参りすることができる貴重な夜。
少し涼しげな夏の夜風に吹かれて、気持ち良く過ごすことができました。







帰り道。
もう、そこには清水まいりの人の姿はありません。







大切に維持、景観保持されている参道。
やっぱり綺麗だなぁと、改めて思いました。



******



さて、夜は移ろいまして8月16日。
京都ではこれを夏の境目とされる、「五山送り火」が厳かに営まれました。







去年は自宅のベランダから眺めたけれど、今年は友人宅にみんなで集まって。
ここまでくると、さすがに大きく見えるな~とちょっとコーフン。







左大文字は今年もフライング気味。
京都検定でも、五山の点火順が出題されてるのにね(笑)。







やっと舟型も点火して、目の前にババンと大きな送り火。







左大文字は早く点いてしまう割に、ずっと灯っていました。


今年もあの煙にのって、ご先祖様の魂が空に帰っていったんですね。
京都でずっと大切にされてきた伝統。
素敵です。



 



さて、私も今年初&そして今年最後であろう浴衣に袖を通していまして(家の中だけね)。
いただきますは福井の銘酒、白龍。
もちろん黒龍もこのあとにいただいております。


みんなで楽しく手づくりのご飯を食べて、お酒を飲んで。
こうして、賑やかな夜をもって、今年のお盆休みは終わりを告げたのでした。






下鴨神社 古本市

2012年08月14日 | 【京都】歳時記





毎年お盆の頃になると、下鴨神社で古本市が開催されます。
京都で迎える6回目の夏。
今回初めて、古本市に出かけてきました!







糺の森の参道に、ずらりと並ぶのは関西各地から出店している古本屋さん。
「twitter の○○」という最新の本が並ぶ隣で、宝暦年間に出版された古書があったり…。

宝暦年間といったら、あの暴れん坊将軍が亡くなったり葛飾北斎が生まれたり、
世の将軍は9代家重から10代家治さんの頃、今から250年くらい前のことです。

そういった古書にはン万円のお値段がついているのでお買い求めは出来ませんが、
その他の古い本たちは比較的お安いお値段で手にすることが出来ます。



 



本部でうちわをいただいて。
うちわでぱたぱた、首にてぬぐいがここでの主流スタイルです。

小川の流れる横に並ぶ本たち。
知的な夏の光景がそこに。


私は主に古書を中心に歩いていました。
中には、明治時代に出た鉄道地図なんていう垂涎もんもあってたまらんかったけど…

最後の最後で、良い出会いをしました。










大正12年発行の、歴史の教科書です。
大正12年といったら、関東大震災。
三國連太郎さんや司馬遼太郎さん、忠犬ハチ公が生まれた年です。
そして、孫文やヒトラーも存命の時代。

あ、ウォルトディズニーカンパニーが設立されたっていうニュースもありました^^

今から約90年前に書かれた歴史の教科書は、何を語っているのか?
明治や幕末に近かった時代。
戦前の日本が、どんな歴史を綴っているのかがとっても興味深くて。

こんなに価値のある本が、なんと300円
買うしかないでしょう!!

ちょっと難しい日本語で書かれた教科書。
今から読むのがとても楽しみです。







さて、そんな出会いにホクホクしながら、GOALは目の前。
下鴨神社に参拝です。







今年も無事、水守りをいただいて来ました。
先月の足つけ神事、御手洗祭には行かれなかったからね。。。







行かれなかった者同士、こちらでナンチャッテ足つけ神事。







ふぅ~。
なんて神々しい。







ふと、糺の森をお手入れしているおっちゃんに声をかけられました。

「この先にもっと水の冷たい場所があるよー」







それは、ならの小川の奥。


井戸水100%だそうで、さっきの小川より5℃以上水温が違うそうです。







ひゃぁーーー!

ちべたちべた



足の先からスッキリと、身体が浄化されたような気分になって。








また参道を通って、神社をあとにします。
古本市は、16日まで開催中。







「おなかすいた~」



つづく。


京都国民文化祭*マーチングバンド&バトントワリングフェスティバル

2011年10月30日 | 【京都】歳時記

 


10月最後の日曜日、楽しみにしていたのは京都国民文化祭!
毎年全国で持ち回り開催している国民文化祭が、今年は京都で行われました。
10月29日開幕。
今日は、宇治市にある山城運動公園で行われたフェスティバルに行ってきました。

マーチングバンド&バトントワリング。
ときたら、元吹奏楽者・まっちゃ&元バトントワラーmaikyでのおでかけです。


会場に着いて、2人してボルテージ急上昇
11時半から17時半まで、みっちり楽しんできました!

中学高校とバトン部で、大会などにも出場させていただきましたが、
進めて関東大会まででした。
武道館で行われていた全国大会とか見学行けばよかったなぁって今は思います^^;
その全国大会に名を連ねる強豪が、このフェスティバルに登場しました。

私は主にバトントワリング部門に注目していたのだけど、
大阪のPL学園と水野啓子バトンスタジオはめっっっっっっちゃ凄かった・・・!
特にPLさんは60人もおったのに、バトンは落とさないし足音すらしない!!
ひゃーひゃーっと演技してささーっと引いて行きました。
強烈な印象を残して。
高校生なのに、プロみたいな演技でしたホントに。

そんでもって、今やレオタードとか着てる学校ってないのね・・・
私らがっつりVラインでしたよ(恥)


そしてマーチングでは、福島はいわき市から参加してくれた小学校のバンドが!
曲の始まりが、全員がリコーダーで「ふるさと」を演奏。
もうそこから涙腺が・・・。
小学生がハイソックスはいてる時点で泣けてくる始末でした。


フェスティバルの大トリは、「笑ってコラえて!」でもおなじみの京都橘学園吹奏楽部!
この学園の代名詞でもある「singsingsing」を生で見られてラッキィ♪
会場が一体になったのを感じました。


あ~やっぱり部活っていいですねぇ。
いま部活をやれている人たちが羨ましい。
私もめっちゃ満喫しましたけど、もっと頑張れたと思います。
バトン振り回したくなってきました



さて、マーチングとバトンにどっぷり浸かってきたあとは、2人でこ豆やさんへ。







ちなみに店長も元吹奏楽者です。
今日もお料理美味しかった~^^
そして、こ豆やデビューから6年が経ちました。
2005年10月29日、maikyこ豆やデビュー。
店長、これからもよろしくね。


家でまめたが待っているので早く帰ろうと思ったんだけど、
ちょっと帰るの遅くなっちゃいました。
帰宅して座る間もなくまめた様にごはんを提供・・・。


そして、高校の時の部活DVDを出してきて見ちゃいました。
んで、ラグの上で踊っちゃいました!
踊れる!まだ振り付け覚えてる!!

でも、二の腕めっちゃ揺れる!!!(爆笑)
こ・・・こんなんじゃなかった・・・12年前は・・・

だけど、今だったらもっと丁寧に気持ちこめて踊れるのにって思いました。
真面目にやってたつもりでも、どっかで「早く終わりたい」って気持ちあったもん。
もっと大きく、もっと胸を張って、もっと気取って踊ればよかったなぁ~。
と、ちょっと反省した夜でした。

あぁ~楽しかった。
10月、終わっちゃった!
11月からは本格的に忙しくなるから、体調管理に気をつけなくちゃ。
まめたと私のね。

今夜みたいに過去の私を反省するように、
いつか今の私を振り返って、「もっと真剣に働けばよかった」って思わないように頑張ろう。
もっともっと頑張れるはず!




清水寺千日詣

2011年08月26日 | 【京都】歳時記




なつやすみ2日目の浴衣散策は、“魔法の時間” に待ち合わせ。
(※写真は私たちではありません)






蝉時雨る盛夏のトンネルを抜けて・・・







風の抜ける丘へ。







陽が沈んだあとに訪れる “薄明の時” 、・・・マジックアワー。
束の間の奇跡を眺める時間は、過ぎ去った夏を思い返すのにピッタリ。

しばらく、、、ぼんやり。







かすかな残照を残す頃、私たちも出発しました。







観音様のお功徳を頂戴しに、音羽山の麓へと下駄を鳴らします。







音羽山 清水寺







夏のある期間、お寺は夜に開放され、特別にお参りに伺うことが出来ます。
観音様の最大の功徳を得られるという「千日詣り」。
その1日参拝すれば、千日分の御利益を頂戴できるといいます。

いつもは帰省してしまうため、お参りにいけなかった私。
今年は虹子ちゃんと浴衣でお参りに行くことが出来ました。






早朝の拝観はあるけれど、夜間は初めて。
この日は、清水寺のもう1つの顔、歴史の深さを改めて感じる貴重な夜になりました。







夜風に響くは、盛岡南部鉄風鈴の音色。
それぞれの思いが書かれた短冊が、チリンチリンと耳をかすめていきました。







千日詣りでは、通常非公開の内々陣でご献灯をさせていただけます。
絶対秘仏の御本尊を守護される二十八部衆がずらり。
その古さ、迫力に思わず息を呑みました・・・!

すっかり 「観光寺院」 と思い込んで足が遠のいていたことを恥じるほど。
遠い昔に願いを込めて彫られた像の、ひと刃ひと彫りにしばらく見入ってしまいました。


時刻はちょうど20時を周り、法要が営まれる中での参拝になりました。
夜風、風鈴、声明・・・。







極限まで灯りが落とされた境内はとても趣のあるものとなり、音羽山の峰の彼方はほの白い。














お参りを終え、ぐるりと境内を周って三重塔の下に着いた頃・・・







ようやく、お月様がのぼりました。
8月の満月。

あまりの白さと明るさに、周囲は一時騒然となりました。
月は朧に東山・・・♪






RICOH CX1 とほぼ同型の R-10 を虹子ちゃんに借りて撮った月の写真。
月の明るさだけが頼り。


何とも、神秘的な夜になりました



ま、このあと祗園のなか卯で浴衣で牛丼食べて帰った色気のない2人でしたけどね(笑)
缶ビールがあって良かった~!


京の七夕 鴨川納涼

2011年08月07日 | 【京都】歳時記




旧暦の七夕に合わせて開催される夏の風物詩、「京の七夕」。
昨年からスタートし、今年は2回目。
整備された堀川会場と鴨川会場、各神社仏閣、街の各商店街を舞台に、
願いをこめた七夕のイベントが催されています。

実は行く予定はなかったのですが、友だちが当日「行きたい!」とさけんでいたので、
急遽仕事終わってから浴衣に着替えて、鴨川へ向かいました。





鴨川三条大橋~四条大橋の間で行われている鴨川納涼。
事前知識は全くなかったので、行ってビックリ!

全国各地のうまいもんが勢ぞろいしてました~





傍らでは、先斗町に並ぶ店の床がずらり。
禊川の静かな流れをはさんで、にぎやかな出店の数々!


 
 


お腹の減った私たちは、「宮崎県」で炭焼き地鶏焼き、「広島県」でお好み焼き、
「長崎県」で生ビール、「岐阜県」でホルモン焼きを購入!

面白かったのが広島。
お好み焼きの列に並ぶと、ビール片手に列整理をしていたおっちゃんが、

「あ!!これ違う!!」

と、持っていた団扇にギョッとしました。
何事かと思ってたら、持っていなくてはならなかったのは、「最後尾」と書かれた団扇!
なのに、持ってたのは普通の団扇。

めっちゃ笑った

 

 だから一緒に写真撮っちゃった^^
 バッチリ、手書きの「最後尾」団扇を持ってもらってね。
 でもちょっと傾けすぎ!

 焼いてはるのも皆さんオタフクの社員さんだそうです。
 ソースとマヨがけのパフォーマンス最高でした。

 


 


禊川に光る短冊を眺めながら、さっそくいただきまーす。
私たちの後ろにいたニュージーランド人の2人組でこの日はSOLD OUT。
「ジャパニーズピッツァ~」って言ってたのはNZ人!? それとも広島県人!?(笑)

あ~美味しかったぁ~。
1枚じゃ多いので、残り半分は今日のお昼ご飯になりました。
写真・・・カレーみたい^^;



目の前に並ぶうまいもん、全国の名産、気さくなおっちゃんたち。
浴衣着てそぞろ歩いて、鴨川から吹く風を受けて。
ちょっと蒸し暑い夜だったけど、とても楽しい夜になりました。
syokoちゃん、叫んでくれてありがとう♪


このあと、プリクラ撮影に連れ出され、目の大きくなったmaikyでした(笑)
昔はあんなに好きだったプリクラ・・・今じゃ全くついていけません



さて、本日。
やはり夏は週末になると出かけることが多く、ちょっとくたびれてました。
なので1日寝て曜日。
まめたも隣で寝て曜日。

夕方、洗濯物を取り込みにベランダに出たら・・・





あ!





愛宕山に、虹が・・・


なんにもしてない日ですが、素敵な一瞬を見ることができました
さぁ~、お盆休みまでの一週間、がんばりますか~。