
この森の入口に立ったとき、
「あ、神様のあしあとだ」って思いました。
地面に落ちる、光と影のゆらめきが。
京都行くて決めたとき、下鴨神社には行こうと真っ先に思いました。
見ての通り、ほとんど誰かと会っていた旅だったけど、
下鴨さんだけは、と思ってたのです。

大正解。
心が躍動するのを感じました。
あと、見えないものの存在。


光と影のところに、神様がいると思った。
小さかったり、ひそやかだったり。
幽けき存在。

清めて。

本殿へのお詣りでは、びっくりするぐらいシンプルな気持ちでした。

御手洗祭は、今年は行けないな。
今はまだ鬱蒼と、静かな佇まいです。

ここへもお詣り。

ふたつが、ひとつに。

静かで、緑が太陽の熱で薫って、安まる気持ち。
ずっと何かの気配や予感を感じていて、それはとても心地好いものだったんです。
帰り道、ついに出会った。

ひっそりと、幻のように。
何度も来てるけど、ここで鴨を見たのは初めて。

君は、神様?

答えは、私の中に授けたまま。
神様は最後に、とっておきの気持ちをくれました。

すぐ横では子どもが遊んでいたのに。
まるでひととき、夢を見ていたかのよう。
たぶん、今までで一番心に残った下鴨神社になりました。
何かを授かった気がします。
あ、ちなみに霊感はまったくないです(笑)