家の窓から、東寺の五重塔の一部が見えます。
東寺、しばらく行ってないなぁ~。
イケメン帝釈天に会いたいなぁ~。
そんなことを思っているうちに、長い時間が経ちました。
GW開けの、平日公休日。
朝からの良い天気に誘われるように、東寺へと向かいました。
日ごろの運動不足を解消すべく、この日は歩いての散策です。
久しぶりの東寺!
桜の季節を終えて、今は新緑とのコントラストが素晴らしく綺麗でした。
東寺は平安遷都から2年後には造営が始まっています。
王城鎮護の寺として、都への入口、羅城門の左右に「西寺」と対に置かれました。
西寺が歴史の中に姿を消してなお東寺はそのまま残り、現代へ。
九条通に面した南大門をくぐれば、真言密教の浄土の世界です。
東寺の境内には、「浄土」にふさわしいほど美しい庭園があります。
春の陽気に誘われるように、まずは庭の奥へ。
東寺のシンボル、五重塔が見えてきました。
日本一の高さを誇る、東寺五重塔。
9世紀末に創建されて以来、幾たびの困難を乗り越えて、
今日私たちの目の前に存在するのは、徳川家光の寄進で再建されたものです。
運良く、春の特別公開中。
五重塔の最下層部に足を踏み入れることが出来ました。
内部には心柱を大日如来に見立てて、金剛界四仏像と八大菩薩像が安置されています。
壁や柱は極彩色の筆のあと。
息を呑むような素晴らしい世界でした・・・ドキドキしたぁ。
『五重塔は人の住む場所ではなく、遠くから見て手を合わせるもの』
とは、修学旅行生のガイドをしていたタクシーのおっちゃん。
心柱が大日如来だと知った今、まさにこの塔は信仰の象徴なんだなぁと思いました。
何度も振り返って、何度も仰ぎ見て。
金堂、講堂と諸仏を見て回ります。
もうその美術には目も心も奪われっぱなしで・・・。
「お嬢さん、そんなに近づくとセンサー鳴るよ(笑)」
って、お寺の人に言われるほど。
おっちゃん、私のこと「お嬢さん」て言ってくれてありがとうw
もちろん帝釈天サマにもご挨拶。
シュルンとした顔立ちはさすがの爽やかさ。
でもでも・・・。
今回は、帝釈天の反対側に座する梵天サマにも惹かれてきました^^
梵天サマの方が、鼻筋が通ってはる。
そんな仏像見学をたっぷり楽しんで、再び庭へ。
瓢箪池には、「気持ち悪いくらい亀がよーさんおんねん」とは、タクシーのおっちゃん。
池のほとりにしゃがみこんで、今度は亀に夢中に
もー、アホすぎて本当に笑える。
カチャ・・・カチャ・・・ドボン・・・バチャン・・・カチャ・・・
それにしても気持ち良い。
花、緑、光、影、風、古都の息遣い・・・。
気がついたら、3時間も居てしまいました^^;
家に向かっててくてく歩いて、近所のパン屋さんに寄り道して。
知的好奇心も日光浴も、新緑浴も楽しんだ充実の休日になりました!
今度はどこへ行こうかなぁ。
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