日本のことわざ「金子武雄著」のどん尻のことわざである。自虐の意味合い(そのような解釈もある)が、近年齢を加えるにつれ強ちそう解釈することもあるまいと思うようになった。
われ鍋と綴蓋で双方日常差し障りなく暮らしている。
出来のいい陶磁器のように身と蓋とが寸分ぴったりも窮屈だろう。とかく外見ではわからないようだ。
破れ鍋と綴じ蓋故、脂ぎった調理も懐古となった。うしろを振り向く思いを忘れたわけでもないが。
われ鍋と綴蓋で双方日常差し障りなく暮らしている。
出来のいい陶磁器のように身と蓋とが寸分ぴったりも窮屈だろう。とかく外見ではわからないようだ。
破れ鍋と綴じ蓋故、脂ぎった調理も懐古となった。うしろを振り向く思いを忘れたわけでもないが。