万華鏡コミュニケート

~美しいものを美しいと感じる豊かな心を育てる~

H27 5 27 京都府避難者支援プラットフォーム

2015-05-27 | 日記
5月27日は京都府庁にて避難者支援プラットフォーム会議でした。

毎月第4水曜日に、東日本大震災の影響で故郷を離れて
京都に住んでおられる方々に寄り添いサポート活動をする団体が集まって
情報交換や、実活動などを行います。



この中には「避難者」の立場で「支援者」として参加されておられる方々もおられます。

なぜ、「 」で囲むの?と気づかれたあなた、するどいですね~。
今回の会議ではそのことをみんなで話をすることができました。

現在、故郷を離れ、京都で生活をされている立場の方から
「避難者」と呼ばれたくない。
「避難者」と呼ばれるのは苦痛。(落ち込む・・・)

「支援」ということばにも抵抗がある。
(支援されないと生きていけないように思われているのか・・・)

などなど、貴重な意見を出して下さいました。

みんな、会議の中で当たり前のように、
「避難者」「支援」ということばを使っています。
長時間の会議の中では、何十回もこの言葉が飛び交います。

その言葉が出るたびに、心を痛めながら、この場所におられたのです。
でも、集う皆さんの温かい心は汲み取っておられるので、言い辛かったんです。
(言うと、活動をしている方々の心を傷つけるのではないか・・。)
という、やさしい配慮があったと思います。

でも、(会のみなさんのために)
勇気を出して、言ってくださいました。

大震災の発生から4年以上の時が流れ、
被災された方々の生活も、
避難所(学校体育館・公民館)の集団生活から、
仮設住宅・借り上げ住宅などの個や家族の生活、
復興住宅や新しく家を建てられの生活、
その中には、家族が離れて住まざる得ないなど、
家族形態・収入状況などさまざまな形に変化しています。

それとともに、被災された方々の意識も変化しています。

「避難者支援プラットフォーム」は、大震災発生の2011年に立ち上がりました。

会議の中で、被災された方々のニーズの変化を毎月話し合っているのに、
みんなこの表現に、何の違和感もありませんでした。

私は、思います。
私は、被災された方々と同じ時を過ごしている私であっただろうか・・・?

私は、今、どの時を誰と生きているのだろうか・・・?

そんなことに気づかされた貴重なことばに感謝。
有意義な会議でした。

    

万華鏡コミュニケートの活動は

支援くださるみなさまの温かいお心のこもったご寄附

を受けて継続しています。