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夢から醒めた夢 / 劇団四季

2008-09-15 02:28:26 | 劇団四季
劇団四季の「夢から醒めた夢」を見に行きました。


原作赤川次郎。
ということで、和製ミュージカル。
いままで、翻訳物ばかり見ていたので、オリジナル作品はどうなの か、楽しみでした。





夢の配達人によって、夢の世界を旅するピコ。
「どんな夢が見たい」
という夢の配達人のといに、ちょっとだけ霊の世界を見たいと答え るピコ。

夢の中で出会った、幽霊の少女マコと1日だけ、という約束で 入れ替わり、マコは母親の元へ、そしてピコは霊の世界へ。



白いパスポートを持った霊は、光の国へ。黒いパスポートは、地獄へ。
霊のパスポートを審査する役人は二人。

天国へ行く霊を審査するのは、エンジェルという名の役人。口癖は
「みんな幸せになると良いなぁ」。
地獄雪の役人はデビル。口癖は「みんな自分のことばかり考えている」
その二人の前に現れたピコ。
決して「自分のことばかり」考えないピコは、デビルの心をさえも
動かします。




霊界の話なので当然というか、仕方ないことですが、様々な理由でなくなった死者がたくさんでできます。


戦禍に巻き込まれて亡くなった子どもたちが出てくるところは、浅利慶太のメッセージのような気がしました。


この霊界の入り口に、ひとりのお爺ちゃんがいました。
亡くなってから、何年もここで天国にも地獄にも行かずに暮らして いるのには、わけがありました。


この世に残してきたおくさんが、いつかやってくるのを待ち続けて います。
このお爺ちゃんのはなしを聞いていて、自然と涙が流れてきました。
自分が死んだ後も、おくさんのことを忘れずに待ち続ける。

これ、以前、うちのおくさんに話したことあるんですよね。
いつまでも待ち続けてるよ、って。だから、慌ててこなくていい よ、って。
ちなみに、霊とか魂って、あんまり信じてないんですけどね。



それはさておき。
別の日記で写真を紹介しましたが、開演前にシュッ園舎によるロ ビーパフォーマンスが行われていました。

実際にはロビーだけでなく、建物の外でも、あるいは劇場の中でも仮面をつけた登場人物が軽やかに/怪しげに動き回り、夢の中 の不思議な世界へと誘います。


そのパフォーマンスが、やがてステージの上に集まり、観客もすこ しずつ劇場中に入ってきます。
いつの間にか観客も出演者も劇場内に集められて、夢の物語が始ま ります。






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