経済(学)あれこれ

経済現象および政策に関する意見・断想・批判。

日本シリ-ズにおける巨人4連敗完敗に思う

2019-10-24 18:53:07 | Weblog
    日本シリ-ズにおける巨人4連敗完敗に思う
昨日東京ド-ムで開かれた巨人対ソフトバンクの日本シリ-ズ第四戦で巨人は4対3で敗れ四連敗無勝という屈辱を味わった。私は阪神ファンなので傍観者であるが、セリ-グの戦友のよしみで、まあすこしばかりだが巨人を応援していた。良い戦いになるだろうと思っていたが四連敗完敗とはびっくりした。
 この試合結果に関してある記事があった。そこには巨人の資金に任せての選手獲得の弊害が書かれていた。特に昨年まで広島にいて広島打線の主力中の主力であった丸の移籍には批判的であった。巨人は金に任せて選手を買いあさり、自己を補強し他の球団の力を削ぐと言われていた。実際にそうだと思う。10年同じチ-ムにあって後FA宣言をすれば、去就は選手の実力次第であり自由である。選手にも生活がある。成績が悪く使いものにならないと球団に判断されたら自由契約(クビ)が待っている。稼げるうちに稼ごうと思うのは選手の権利である。選手寿命は短いのだから。阪神の金本前監督だってその全盛期に広島から阪神へ移籍している。
 しかしチ-ム全体の実力は選手個々人の能力の単純な総和ではない。投手、打撃、守備走塁、無失策、適時点の取り方などなど、野球は(他のスポ-ツでもそうであろうが)チーム全体の結束力、団体精神がものを言う。これがあれば逆境を跳ね返すチャンスを作りうる。野球は流れと言われる。つまり気分がどうなるかが肝心なのだ。その点では、同じ釜の飯を食ったと、いう感情は重要だ。入団当初からの生え抜きが中心になるべきであろう。巨人の日本シリ-ズ完敗という事実はその事を教えてくれる。
 事は野球だけではない。日本の経済全体にも上記の事はいえる。株式の売買のみで企業経営をしてはならない。その企業に対して忠誠心と信頼を持つ社員(それは営業部門でも研究部門でも同じだが)を養成し彼らを主軸とした運営が望まれる。日本的経営はまだ生きているのだ。一国産業は製造業そして農業が中心になるべきだ。
 巨人の敗戦を聴いて以上のような事を考えた。

「君民令和、美しい国日本の歴史」文芸社刊行
 序文に言う、日本は侵略戦争をしていない


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