2022-11-30
年末の渋谷。
なんと2月ぶりの独演会で本当に楽しみにしていました。
そしてこのこの日はゼトさんが出演、そして音楽を手掛けた
silence in TOKYO の上演とセットになった特別な公演。
すっかりもとの姿を取り戻そうとしている渋谷の街
その渋谷の見たこともない姿からスタートするこの作品のなんとも言えない
少し恐怖のようなものも感じる景色の中
ゼトさんのピアノのメロディは優しさとどこか希望に満ちている感じがして
さらにラストに向けて徐々に未来が開けていくようなそんな展開が
この世の中の悲壮感だけじゃない何かを表現しているような
安堵感も感じるピアノの音に救われるような作品。
WEBで公開されてからしばらくの間はこの音楽に救われるような気がして
何回も何回も音として夜ずっと流していた気がします。
東京の街でおそらく一番訪れた渋谷の街。
この日渋谷に降り立ってすっかりにぎやかになっている姿と
映像の中の姿。裏と表を見たような
そんな不思議な感覚。
この独演会が、この渋谷でおこなわれたこと、これはあえてだったのか
それともたまたまだったのか・・・・。
大きなスクリーンで見たかったので、こういう機会に独演会とセットで
見ることができてとても嬉しかったです。
が、開場のアナウンスがきちんと届いていなかったのか
平日だったこともあってか、上映がはじまってもずっと人が入ってくる
足音や物音がとまらず、ずっと気になって作品に集中できなかったのが
残念でした。
特に音の少ない静かな作品だったのでとくに。
ということもあったりでしたが
上映が終わりスクリーンが上がり黒い幕が広くと同時に
ゼトさんのピアノの音が聞こえてきて、
まるで映画の続きのように独演会がスタート。
そして、そこには久しぶりに黒の独演会のシンボルが。
(じつはこっちのほうが好きだったりする)
一部
▷同期する
聞き慣れた同期するの単調な音にどんどん音が重なっていく。
しーんとしたホールの中に響く久しぶりの独演会の音。
その空気感に入り込んで息を呑む。
パソコンからの「同期する」の声。
さらに木管楽器のような音が重なり合ってピアノの音との融合。
CDで聞いていたそれとは全く別の世界のような感じでした。
そして、また男性の声での「みな、みな、みなさんごきげんいかが」の声から
▷ところでみなさんごきげんいかが?
打ち込みとピアノのアドリブが絶妙に絡み合うゼトさんワールド。
カオスである。
あーーー。やっと演会に来たなーーーと感慨深くなる。
▷ボギー大佐~東京音頭~大西洋レストラン
ボギー大佐からで刻まれるベースラインでそのまま東京音頭へ。
同じ曲じゃないのかと思うくらい自然な流れ。
さらにそのベースラインのまま大西洋へ。
と思ったらその三曲がまた同じベースラインのまま繰り返される。
全く違和感ないまま(笑)
お見事。
▷雲
この曲は初めて独演会で聞いた気がする。
ふわふわとした感じはそのまま。
MicroKEYの音が
心地よかった。
▷Never Ending
こちらはCDと打ち込みの感じは同じだった感じでした。
トリオの演奏の時はまた違う劇的な感じのアレンジがとても好き。
▷地平線
▷楽園
地平線からの楽園って言うながれなんか好き。
前向きに時間が流れいく感じからのたどり着いたところは
楽園。
そんな感じ。
地平線ホント大好き。
サンバのリズムに合わせてめっちゃ横揺れゼトさんも可愛かったwww
何故かポッケに手を入れるオラオラスタイルだったけどwww
▷踏み出すニュー~すりぬける
DJ風なノリで「H ZETTM どくえんか〜い」ってあとに
音声で「すりぬける」って言ってんのに
すりぬけるじゃなーーいってなって、間違えたのかと心配してたら
途中からするぬけるになった(笑)
早回しみたいなすりぬける。
の途中トークでも書いてたけど、ラジオをぽちっとつけてたけど
絶妙にいい感じで音入ってました。
いろんな音入れたり転調したりラストに向けてはカオス(笑)
で踏み出すニューに戻って終了〜
二部
▷争う不可思議
▷エコロジー思考
▷雨空~水の流れ
この流れもまた素晴らしすぎて大好き。
雨空の演奏は圧巻。
クラッシックな感じを思わせるダイナミックな演奏からの
繊細なタッチの水の流れ。
最高。
雨空を聞くと、いつかゼトさんの弾くクラッシックを
がっつりちゃんと聞いてみたいとすごく思ったりする。
▷トロイメライ~夢
これまたやってくれる〜
夢という意味をもつトロイメライからさらっと夢に入っていく感じ。
これはやられました〜
ゼトさんもぅこゆことやるからぁぁぁぁ😍 😍 😍
▷北風小僧の寒太郎~「カルメン」ハバネラ~新しいチカラ~祭りじゃ
冬の時期はよく演奏される寒太郎、いつもの口パクの「かんたろう〜」も
おがませていただきまして(笑)
とウキウキしてたらカルメン
これも何事もなかったようにぬるっと曲が切り替わるからまたびっくり(笑)
ゼトさんほんと毛色の違う曲をどんどんつなげていくのほんと得意だけど
どういう発想でこうなっていくんだろねーー。
新しいチカラから祭りに変わるのも
確かに流れで聞くと、あーーーーなるほどーーーってなるくらい
自然な感じに聞こえるのがゼトマジック(笑)
これ初めて独演会来た人は
なにがどうなってるのか、なんの曲をやってるのか
ほんとわかんないでしょうね〜
私らでも、もぅほんと難解(笑)
アンコール
▷Silence in Tokyo(ショートバージョン)
20分もの曲を10分にしたショートバージョンをお披露目
これは・・・生で聞けると思っていなかったので
すんごい感動。
そして、半分にしたと思えないくらいきちんと構成されてて
違いがわからないくらい濃縮されてて素晴らしかった。
打ち込みとも合わさって、映画の世界そのもの。
息を止めちゃうような感覚になった。
そして映画の監督を少しお招きしてトーク。
ゼトさんの司会仕切りが、とにかくたどたどしすぎてwwwww
見ているこっちがひやひやする(笑)
監督はゼトさんの音楽とこの曲を選んでくれたことに大感謝感激されておりました。
そんでPE'Zのときに関わりがあった話で色々とふたりしどろもどろになったり(笑)
和やかな感じでトークは終わりました。
▷喜びのテーマ
今年は1年で3本しか独演会がなくて
私も2本の参加だけでちょっとさみしかったですが、
来年はなにやら新しい試みがあるようで・・・
ということで当初八ヶ岳はやっぱり無理ーーーってなってたわけですが、
ここでゼトさんの言葉をきき
八ヶ岳行くかーーーーーとなりました
まだチケットが発売されてなくてよかった(笑)
独演会、毎回毎回何が飛び出すかわからなくて
いろんな実験的要素も多くてこの数年でもだいぶ形も変わってきましたが、
また新しい何かが飛び出して来るのかと思うと、
えーーーーーーーってなるわけで、
ほんとゼトさんの脳内はどうなっているのでしょうか。
新しいゼトさんの世界本当に楽しみです。
◆SETLIST◆
同期する
ところでみなさんごきげんいかが?
ボギー大佐~東京音頭~大西洋レストラン
雲
Never Ending
地平線
楽園
踏み出すニュー~すりぬける
争う不可思議
エコロジー思考
雨空~水の流れ
トロイメライ~夢
北風小僧の寒太郎~「カルメン」ハバネラ~新しいチカラ~祭りじゃ
Silence in Tokyo(ショートバージョン)
喜びのテーマ