ロドス島の薔薇

Hic Rhodus, hic saltus.

Hier ist die Rose, hier tanze. 

歴史は繰り返す

2012年09月17日 | 核兵器と外交政策

歴史は繰り返す
〔2012/09/17 15:33〕

今回の中国での反日暴動で、私たちはまた、昭和初期の中国大陸の情勢を、観念的にではなく、具体的に実感して回顧できるようになっている。

そして、結論として言えば、今日中国で起きている反日暴動の真実の解決の方策は、「中国の共産主義国家体制」の解体以外にはないことである。

そのために日本が準備しておくことは、日本国の「立憲君主国家体制」についての絶対的な確信と、その永遠性についての信仰と、その国家体制を確保するための、絶対的な防衛体制である。そうした精神性があってこそ、真の国家防衛が担保できるのである。

その国家防衛を確保できるのは、「左翼リベラリズム」ではなく、真性保守である。「立憲君主国家体制」は、国家主義でなければ、また、民族主義でもない。この思想的、哲学的立場から、国家外交政策、防衛政策を構築してゆくことになる。

法治主義というのは、当然のことであるけれども、自然法という概念のうえに立脚する。肝心なことは、この自然法概念を正しく深刻に把握して、その上に憲法を改正することである。

今回の中国大陸における「反日暴動」において、実際に日本企業や外交当局、また、中国の人民解放軍、中国の共産党指導部などが現実にどのような認識と意思をもっているか、それも的確に把握しておく必要がある。

端的に考えれば、いずれにしても、五年や十年後に日中間において武力衝突の生じる可能性は極めて高いということである。

その対処法としては、実力行使による排除は早期には徹底してやる方がよく、妥協によって処理を先送りすればするほど、解決の道は遠のき、さらに難しくなり、深刻になる。

だから、領海領域侵犯者たちを、最初の侵入の段階で、規定の法的訴追を断固として徹底して実行して、我が国が、いささかも微動もしない法治国家であることを知らせなければならなかった。超法規的措置や政治的措置とることなく、強制送還したととしても、悪しき先例となり、結局は同じ事態の繰り返しになるだけで、真の解決を遠ざけるだけである。

今回の中国大陸における反日暴動を、共産党一党支配体制の転覆という事態に至らせることに失敗して、尖閣諸島の侵犯によって、国内体制の矛盾を国外に転化させることに共産党指導部が成 功した場合には、中国の一党独裁体制の維持延命に手を貸すことになるばかりではなく、北朝鮮金王朝の国内統治の延命させることになる。このことこそもっとも 懸念しなければならない事態である。

ここで日本国、日本国民としてなすべきことは、中東におけるいわゆる「アラブの春」の中国版を実現して、「反日暴動」を何としてでも反政府暴動に転化させることによって、中国共産党一党独裁体制を崩壊に至らせること、また、それを契機として、北朝鮮をもドミノ式に崩壊させることである。それ以外に、我が国にとっての「中国・北朝鮮による反日問題」の真実の解決はないのである。

 

 

 

 


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