こうして歳を重ねてくると、時々、忘れられない曲があたまをよぎります。
この曲もそうでした。
初めて社会人になって、仕事の帰りに寄った喫茶店、いや喫茶バーかな・・店の名前はリーベといっていた。
友達といっしょだったのか、一人だったのかよく覚えていない。
それまで、喫茶店などいったことなかったので、なんとなく大人になった様なそんな感じがした。
その時は、混んでいたのかはっきりしないが、なぜかカウンターに座ってコーヒーを注文した。
煙草の煙が自分のまわりをただよっていたのを思い出す。
もちろん、自分自身煙草を吸うことはなく、ただ、なんとなくこの雰囲気が心地よかった。
コーヒーの味などほとんど記憶がなく、ただ、その時流れていた曲がなんとも自分の心に残った。
それが、アダモの曲だと知ったのはずっと後になってからだ。
この曲がブルージーンと皮ジャンパーと同じ歌手だとは思わなかった。
いずれにしてもそれ以来アダモのファンになってしまった。
日本で「雪が降る」がヒットしたのはずっとあとのことである。