話相手の所属する会社を指して,「貴社」とよぶ.この表現には,いつも強い違和感がつきまとうのだが,その原因を挙げてみる.
(i) 造語のようなイビツさがあること.
(ii) 人間でないものに対する敬語であること.
同義の「御社」はそれこそ完全な造語であるが,単なる丁寧語としてはよっぽど自然であり,日ごろ僕はこっちを採っている.
(ii)のもっと進んだ(?)例としては,会社名を「さん付け」するなんていうものがあるが,これに至ってはもはや笑止千万.
(i) 造語のようなイビツさがあること.
(ii) 人間でないものに対する敬語であること.
同義の「御社」はそれこそ完全な造語であるが,単なる丁寧語としてはよっぽど自然であり,日ごろ僕はこっちを採っている.
(ii)のもっと進んだ(?)例としては,会社名を「さん付け」するなんていうものがあるが,これに至ってはもはや笑止千万.
「いつも違和感を感じる」ということは貴殿はいつもこの表現に出会っているのでしょう。
しかし挙げられている原因は不適当だと思います。
1.一般的には不自然に感じられる単語を用いる方が適切な場合がある。
2.「お天道様」などの例がある。
もっとも、これではどちらも自然とも言えてしまいますが。